2019年当初から話題となり始めたNFTですが、現在では投資対象としてのみ注目される熱は下がりさまざまな実用方法で話題を集めています。
もちろん投資アセットとしても活用できますが、現在のNFTの活用範囲は、DAO(分散型自立組織)のシステムを絡めた組織構築、コレクション、PFP、地方創生、ゲーム業界など、実にさまざまです。
ですが、せっかくNFTを保有するなら話題性の高いプロジェクトを購入したいと考える方もいるのではないでしょうか。
とりわけ10Kプロジェクト(二次流通の最低価格が10ETHを超えたプロジェクト)として有名なBAYC、CryptoPunksなどと比べ、て認知度が高くないCool Catsと呼ばれるNFTがあります。
Cool Cats(クールキャッツ)は10Kプロジェクトでありながら、Bored Ape Yacket Club(ボアードエイプヨットクラブ:BAYC)やCryptoPunks(クリプトパンクス)ほど有名ではないため、投資目的として購入、コレクション目的としての購入の、どちらもおすすめです。
今回は、Cool Catsの概要や特徴、将来性などについて詳しく解説します。
今後のNFT活動を、より豊かにしていくための参考にしてください。
目次
Cool Cats(クールキャッツ)とは
プロジェクト名 | Cool Cats |
リリース日 | 2021年7月1日 |
発行数 | 9,999体 |
販売価格 | 0.02ETH(約11,500円:2024年3月時点) |
フロアプライス(2024年3月10日現在) | 0.59ETH(約341,900円:2024年3月時点) |
公式サイト | https://coolcats.com/ |
X | https://twitter.com/coolcats |
Cool Catsは2021年7月1日にリリースされたプロジェクトです。 Ethereumブロックチェーン上で発行されているプロジェクトであり、約30万個を超える膨大な数のパーツをランダムに組み合わせて生成されたジェネラティブNFTです。
クリエイターであるClon(クロン:Colin Egan氏)によって約10年ほど前にデザインされました。Clon氏のほかにマーケター、Webサイトクリエイター、ブロックチェーンエンジニアの4名によってプロジェクトは始動。9,999体が販売されれたブルーチップNFTとして、多くの人気を集めています。
9割以上が青色をしているブルーキャットすが、66体だけブルーキャットではないCool CatsNFTも存在。ぜひレア度の高いCool Cats NFTも探してみてください。
Cool Cats(クールキャッツ)の特徴
Cool Cats(クールキャッツ)は「買ってよし、売ってよし」の優良NFTプロジェクトに認定されているブルーチップNFTです。
ステークホルダーへの特典配慮や、コミュニティ整備に注力しているため初心者にもおすすめできるプロジェクトだといえます。
そんなCool Catsの特徴は以下の3点です。
・Cool Catsプロジェクトから発生した利益の20%をコミュニティへ還元 ・Web3企業最大手「アニモカブランズ」との提携 ・さまざまなイベントや著名人とのコラボレーション |
それぞれ順番に解説します。
利益の20%をコミュニティに還元
Cool Catsは、投資目的意外にステークホルダー同士が交流する機会を整備したり、コミュニティ活性化させたり、長期的にプロジェクトが維持できるような建てつけとして売上の20%をコミュニティに還元しています。
2021年7月1日のリリース前から、Amazonの子会社である動画配信プラットフォームtwitch(ツイッチ)で定期的なライブ配信を実施。
ICOやIPOに似たようなプロジェクト側が実施する資金調達方法「INO(Initial NFT Offering)」でステークホルダーを募るほかに、DAOに参画してホワイトリストを活用してもらうなど、1人ひとりへのサポート体制を整えているのが特徴です。
またNFT領域以外にも、Discord上でウェルネス改善イベントとしてメンタルヘルスケアのイベントを開催するなど、活発的なコミュニティ展開をしてるような、ステークホルダーファーストなプロジェクトだといえます。
アニモカブランズとの提携でIP確立に着手
Cool Catsは、2023年11月7日にWeb3最大手企業であるAnimoca Brands(アニモカブランズ)との戦略的パートナーシップの締結を発表し、IP(知的財産権)の展開を推進しています。
アニモカブランズは、ブロックチェーン、DeFi、暗号資産などのWeb3全般の事業を展開中の企業・プロジェクトに投資しているゲーム開発企業です。
今後は、アニモカブランズが得意とするブロックチェーン技術・NFTを活用したプラットフォーム構築をさらに推進。IPブランディングを軌道に乗せるための仮想都市「San Fran Tokyo」の運営を充実させていきながら、Web3ゲーム、フィギュア展開などを推し進めている状況です。
Web3業界では有名なアニモカブランズがCool Catsプロジェクトに参画したことにより、これまで以上の成長が期待できるでしょう。
参照:https://twitter.com/San_FranTokyo
さまざまなイベントとコラボレーション
これまでにCool Cats NFTとコラボレーションした企画のなかでも、特に注目度の高かったタイアップ先は、アメリカ最大手ニュース雑誌「TIME」です。
コラボレーションしたきっかけは、TIMEのCEOである「キース・グロスマン(KeithGrossman)氏」が愛猫家であるとの発表でした。キース氏が愛猫家であることを聞きつけたCool Cats側が、コラボを提案したことで実現したのです。
現在では、400個以上のTIME限定コラボレーションの「Cool Cats× TIME NFT」が存在しています。
そのほか、人気NFTプロジェクトGHXSTS(ゴースト)、Web3のP2E(Play to Earn)ゲームコミュニティSmallBrosNFT、Web3業界での知名度も高い WonderPalsなどともコラボをしています。
Cool Cats(クールキャッツ)の価格推移
現在のCool Cats(クールキャッツ)の価格は、リリース当初のピーク時と比較して、投資目的で売買取引をしていた投資家の投資熱が下がりはじめて、フロア価格0.59ETH(約341,900円:2024年3月時点)台で推移している状況です。
一方でmOpenSea上でのトレンドランキングでは40位台と、全体的に見るとまだまだ上位に位置する人気プロジェクト。今後の取り組みや展開次第では、引き続きのプロジェクト全体のブランド力や求心力に期待が持てる注目NFTだといえるでしょう。
Cool Cats(クールキャッツ)の将来性
引用:Cool Cats公式サイト:アーティスト「Colin Egan(Clon)氏」
Cool Cats(クールキャッツ)は、香港に本社を構えるWeb3最大手企業「Animoca Brands(アニモカブランズ)」との提携により、今後はさらなる発展に注目が集まっています。
過去にCool Cats公式サイトに掲載されていたロードマップには、以下の取り組みが掲げられていました。
・Cool CatsNFTの独自トークン「MILK(ミルク)」のユーティリティのさらなる拡張
・3Dメタバース「CoolVerse(クールバース)」のリリース構想
チャリティイベントの実施
・GameFiプロジェクトのリリース
・ガバナンストークンのさらなる整備
形こそ変えているものの、現在では仮想都市「San Fran Tokyo」でのCool Cats運用に向けても稼働中の状況です。
加えて、独自トークンであるMILKのさらなる実用性が高まることで、Cool Cats NFTプロジェクト独自のトークノミクス(経済圏)が広まり、改めて注目度が高まることも期待できます。
グッズ販売、コラボレーション、コミュニティ整備など、NFT業界でも先進的なマーケティング戦略を展開しているCool Catsの動向からは、今後も目が離せないため引き続き注目していきましょう。
参照:https://linktr.ee/san_frantokyo
Cool Cats(クールキャッツ)の購入方法
Cool Cats(クールキャッツ)の購入方法は、以下手順のとおりです。
・暗号資産取引所のアカウント作成 ・暗号資産取引所でイーサ(ETH)を購入 ・暗号資産ウォレット(MetaMaskなど)のアカウントを作成 ・暗号資産ウォレットへイーサ(ETH)を送金 ・OpenSeaと暗号資産ウォレットを接続 ・OpenSea内のCool Cats(クールキャッツ)公式ページより購入 |
詳しい手順については以下の記事をご覧ください。
2024.3.17
Cool Cats(クールキャッツ)のまとめ
Cool Cats(クールキャッツ)は、2021年7月1日に9,999体の猫がリリースされたジェネレーティブNFTです。
二次流通の最低価格が10ETHを超えたプロジェクトの名称である「10Kプロジェクト」に数えられているNFTプロジェクトです。
投資対象としても優良とされるブルーチップNFTであり、特にコミュニティ形成に力を入れているため初心者〜経験者まで幅広く注目されています。さまざまなコラボレーションを果たしたり、イベントを開催したり、ステークホルダーとしてプロジェクトに参画するだけでも価値があるといえるでしょう。
今後はWeb3ゲームやメタバースへと進出していきながら、世界的なIP(知的財産権)ブランドの確率も目指しています。
NFTの火付け役に位置付けられている「CryptoPunks」、NFTを活用したコミュニティの概念を広めたとされるBoared Ape Yacket Club(ボアードエイプヨットクラブ:BAYC)に並び、NFT業界のトップマーケターでもあるCool Catの今後の展開に注目していきましょう。