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NTTドコモは、全国の3歳から中学生までを対象にした「初めてだって、楽しめる!」をコンセプトにしたプログラミングコンテスト「第1回ドコモ未来ラボ」(以下、ドコモ未来ラボ)」の最終審査・表彰式を3月9日に実施した。「ドコモ未来ラボ」は、子どもの夢や未来の応援を目的とした新しい取り組み「ドコモ未来プロジェクト」の一環としてスタート。募集テーマは「未来の新発明」で、第1回開催を迎えた今年は1195作品の応募があった。審査基準は固定概念にとらわれない発想力、プログラミングを通した表現力、未来への期待が感じられる未来力の3点で、当日は、審査員にIT企業役員としても活躍しているお笑い芸人の厚切りジェイソンさんをはじめ、ビスケット開発者の原田康徳氏などを迎えて、最終審査対象者によるプレゼンを実施した。そして、厳正な審査のもと最優秀賞、発想力賞、表現力賞、未来力賞の受賞者が決定。グランプリには、小学校4~6年生の部で発表した阿部洸和さんの「AIトラックと空飛ぶ物流基地『スカイベース』」が受賞した。
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「ドコモ未来ラボ」の最終審査では、IT企業役員でお笑い芸人の厚切りジェイソンさん、ネットイヤーグループ取締役の石黒不二代氏、慶應義塾大学教授・CANVAS代表の石戸奈々子氏、HEART CATCH 代表取締役の西村真里子氏、ビスケット開発者の原田康徳氏、NTTドコモの代表取締役副社長 栗山浩樹氏が審査員を務めた。栗山氏は、「1195名の応募者の中から、15名の子どもたちが最終審査に進んだ。倍率は800倍と非常に狭き門をくぐり抜けた作品がどのような“未来の新発明”を発表してくれるのかとても楽しみにしている。また、今回は国内だけでなくマレーシアの子どもからの応募もあった。グローバルに子どもたちの未来を応援していきたい」と挨拶した。
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審査員を代表してジェイソンさんも挨拶した。「これから最終審査に臨む人は、ものすごく緊張していると思う。それでも今回披露する作品に自信をもってしっかり説明してくれると思っているので、とても楽しみにしている」と、最終審査に臨む子どもたちにエールを送った。そして、最終審査に進んだ15名の参加者が自らプレゼンテーションを行い、作品のポイントや発明にかける熱い思いなどをアピールした。
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プレゼンテーションが終了し、厳正な審査のもと未就学児童の部、小学校1~3年生の部、小学校4~6年生の部、中学生の部それぞれの最優秀賞、発想力賞、表現力賞、未来力賞の受賞者と最優秀賞の中からグランプリが決定した。そして、小学校4~6年生の部の最優秀賞作品、阿部洸和さんの「AIトラックと空飛ぶ物流基地『スカイベース』」がグランプリに決定した。「AIトラックと空飛ぶ物流基地『スカイベース』」は、トラック運転手の負担を軽減する、AIシステムとドローン物流基地で、物流の2024年問題を知り、その問題を解決するためのAIトラックシステムと空飛ぶ物流基地を作ったという。人、モノ、ルートを最適化するために、生物の進化の仕組みを真似た遺伝的アルゴリズムを活用した点が高く評価された。「最優秀賞を受賞できただけでもうれしいのに、グランプリまで受賞できて感無量」と喜びを爆発。西村氏は「2024年の物流問題を解決するために、アルゴリズムを取り入れようとした発想力が素晴らしい。またソースコードをみてとても驚いた。『スカイベース』というネーミングセンスも抜群で、技術とセンスを持ち合わせた作品だった」と評価していた。
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このほかにも、「居眠り運転防止」や「置き配BOX」など、生活に身近な問題に対して斬新なアイデアで解決するような作品も多く見られた。またAIやメタバースなど、近年注目されているデジタル技術を取り入れた作品も見られ、子どもたちの柔軟な発想がうかがえる作品が多く集まった。
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その他の受賞作品を見てみよう。未就学児童の部 発想力賞は、細田櫂さんがレゴ エデュケーションSPIKEで開発した、空を飛んで移動する未来のロボット「未来の空飛ぶロボ」が受賞した。
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未就学児童の部 表現力賞は、グスマン真輝男さんのレゴ エデュケーションSPIKEによる高速でお餅をつくことができるロボット「みらいみらい」が受賞した。
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未就学児童の部 未来力賞は、古山立樹さんがViscuitで開発したお魚と仲良くなって、海を豊かにするマシーン「おさかな なかよし マシーン」が受賞した。
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小学校1~3年生の部 最優秀賞は、平田紫風さんのレゴ エデュケーションSPIKEで開発した居眠り運転をすると自動で安全に停車する未来の自動車「居眠り運転の事故をおこさない発明」が受賞した。
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小学校1~3年生の部 発想力賞は、松井優輝さんがScratchで開発したおじいちゃんとコミュニケーションをとり、もの忘れを防ぐ対話型アプリ「おじいちゃんと無限お話ロボット」が受賞した。
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小学校1~3年生の部 表現力賞は、石川颯大さんがレゴ エデュケーションSPIKEで開発したハサミを使って海洋ゴミを回収するザリガニ型ロボット「海のお掃除ロボット」が受賞した。
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小学校1~3年生の部 未来力賞は、根岸暖さんがLua(Roblox)で開発したテクノロジーの力で海にも釣り人にもやさしい未来の釣り船「未来の釣り船で冒険しよう」が受賞した。
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小学校4~6年生の部 発想力賞は、加藤あおいさんがレゴ エデュケーションSPIKEで開発したゴミの正しい分別を教えてくれる未来のかわいいゴミ収集箱「海を守るゴミ収集箱」が受賞した。
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小学校4~6年生の部 表現力賞は、河尻智基さんがStretch3で開発した画面に映ったもののCO2排出量を表示し、削減方法をアドバイスしてくれるアプリ「AIライフサイクルCO2スカウター」が受賞した。
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小学校4~6年生の部 未来力賞は、加藤友規さんがUnity、Blenderで開発した環境に優しい未来の建設現場「未来の建設現場」が受賞した。
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中学生の部 最優秀賞は、石澤滉基さんがKOOV micro:bit MESHで開発した荷物が届くとスマホに通知&配達者にお礼をしてくれる置き配BOX「これからの生活に大活躍!置き配box」が受賞した。
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中学生の部 発想力賞は、牧村陸央さんがレゴ エデュケーションSPIKEで開発したセンサー式でトイレットペーパーが自動で出てくるロボット「トイレットペーパーロボ」が受賞した。
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中学生の部 表現力賞は、佐久間柊介さんがUnityで開発した絵本の中に入り込み、物語を体感できるメタバース「メタバース絵本 ~ウサギとカメ~」が受賞した。
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中学生の部 未来力賞は松田琥樹さんがレゴ エデュケーションSPIKEで開発した自動で手に張り付き、荷物を持つことができるロボットアーム「ロボットアーム」が受賞した。
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審査員を務めた厚切りジェイソンさんは、「未来がとてもワクワクするような発明の数々で、僕も挑戦したいと思わせてくれる作品ばかりだった。そして、若い人たちと一緒に世界を変えていきたいと感じた」と、子どもたちの多彩な発明に刺激を受けているようだった。
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石黒氏は、「日本の未来はとても明るいと感じた。学校の勉強をしながら、プログラミングについて探求していくことは難しいことであると思うが、果敢にチャレンジし、素晴らしい作品を創り出してくれてとても感謝している」と、「ドコモ未来ラボ」に参加してくれたことを讃えていた。
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石戸氏は、「最終審査作品の発想や未来を感じさせる作品の数々に感動した。イマジネーションと創作力で作品を創り出すべく、知識とスキルでチャレンジしてくれた参加者たちがとても頼もしく思えた。次の社会はみんなが創っていってくれると思うと今からワクワクしてくる」と、参加者のイマジネーションと創作力をもってすれば明るい未来が開けてくるのではないかと期待していた。
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西村氏は、「今回の作品は、人の心に響くものばかりであった。特に私たち大人がやってきたことで抱える問題点を厳しく批判しながらも改善策を提案してくれる作品たちに、色々な点で考えさせられた。これからも自分たちが正しいと思うことにチャレンジしていってほしい」と、今回の作品を通じで学ぶべき点も多かったと語っていた。
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原田氏は、「コンピューターによるモノづくりは夢が本物になる。夢の力を育ててプログラム力に磨きをかけて本物を創っていってほしい」とエールを送っていた。
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栗山氏は、「20年前は存在していなかったスマートフォンは、通信機器という枠を超えて、電子決済やヘルスケアなどあらゆる機能が備わっている。今はメタバースなど、ほかにもいろんな技術が生まれている。みんなが、僕らの将来を支えてくれるいろんな発明をしてくれたら嬉しいと思っている」と、新たな発明で私たちの未来を変えていってほしいと述べていた。
「ドコモ未来ラボ」公式ホームページ=https://docomo-mirai.tda.docomo.ne.jp/lab
NTTドコモ=https://www.docomo.ne.jp