【NFT×チケット】総額2.2億円の資金調達を完了した株式会社チケミーの代表取締役 宮下大佑氏へ今後の事業展開についてインタビュー

今回は、株式会社チケミー代表取締役の宮下大佑氏(@dd_TicketMe)にインタビューを行いました。

・チケミーってどんなサービスなの?
・チケミーの魅力とは?
・チケミーの今後の事業展開は?

などの疑問にお答えいただき、チケミーの魅力をお伝えしていきます。

NFTチケットが気になる方は、最後までご覧ください!

目次

  1. NFTを活用したチケミーとは
  2. 総額2.2億円の資金調達について

NFTを活用したチケミーとは

【NFT×チケット】総額2.2億円の資金調達を完了した株式会社チケミーの代表取締役 宮下大佑氏へ今後の事業展開についてインタビュー

引用:チケミー

チケミーは、あらゆる「モノ」と「権利」を誰もが簡単に出品できる日本初のマケプレアプリです。

NFTチケットの販売や購入が可能で、さまざまなプロジェクトでチケミーが利用されています。チケミーでは、「チケット」を用いて二次流通を行い、その際の利益の一部を販売者に還元します。

チケミーはこの仕組みを用いて、あらゆる「モノ」や「権利」の正しい価格を実現します。

Q.チケミーの魅力を教えてください。

世の中にはいろいろな「価値」があると思うんですが、今まで無価値なものが抱える問題としてあったのが、流動性がなかったがゆえに売買が加速されないところだと思っています。

手に入ったものに流動性が提供できれば、売買がスムーズに行えるようになり、今まで買えなかったものが買えたり、売れなかったものが売れたりします。
チケミーの魅力は「モノ」に流動性を提供できているところだと思います。

Q.会社のメンバーはどうやって集めたのでしょうか。

エンジニアの方々が自分の技術を競い合う「ハッカソン」でメンバーを集めました。
最近は、一般的な求人媒体を使ってメンバーを集めています。

Q.チケミーのサービスを作ろうと思ったのには、どんな想いがあったのでしょうか。

さまざまな領域がある中で、私が特に興味あったのが、「物流」や「流通」でした。特にECとか分かりやすいんですけど、どういう風にそのお客さんに対して商品を届けるかによって、モノの価値が大きく変わってくるんですね。
それを考えたときに、ブロックチェーンというのは世の中のモノの流通を支えるサービスに非常に相性がいい技術なんじゃないかな、ということに気づきました。

その中でチケミーの最初の構想を思いつきまして、あらゆるものをチケットで売買できたら面白いなと思い、始めました。

Q.チケミーを運営していて、嬉しい瞬間を教えてください。

お客さんがチケミーを利用して、すごく喜んでくれているときとか、買えなかったモノが買えた!という風に言われたときは嬉しいですね。

個人的なところだと、サービスの分析データを見るのが楽しいです。

総額2.2億円の資金調達について

【NFT×チケット】総額2.2億円の資金調達を完了した株式会社チケミーの代表取締役 宮下大佑氏へ今後の事業展開についてインタビュー

Q.資金調達の目的と展望を教えてください。

資金調達は、イベント券の事業を加速していくところが主な目的としてあります。また、営業面や開発面にもレバレッジをかけて成長していきたいと思っています。

今後の展望としては、新規事業を見据えておりまして、今はイベント券が中心なんですけど、もうちょっとDeFiっぽくNFTを用いてモノの流通を効率化するサービスを考えています。

Q.資金調達をしようと決めてから、どのくらいで資金調達に至りましたか?VCの方々とはどんな形でご縁を作られたのでしょうか。

細かい部分はあまり覚えてないですが、East Ventures時代にリサーチ業務に従事していたので、その繋がりがありました。

それ以外の繋がりに関しては、先方からお声がけいただいたり、共同オフィスの中でVCの方と知り合ったりして繋がれた感じですね。

Q.VCは何社くらいに声をかけたのでしょうか。

VCの声かけは最初の数社で決まったぐらいのイメージで、10社も声かけしていないですね。

VCが数社で決まった理由は、私の所感ですが、何をしたいかが見えているか?というのは結構重要な気がしていて、それをさらに言語化できていたのがよかったのではないか、と思っています。

Q.1stクローズ1.4億円調達での困難などはありましたか。

細かい事務作業がとても大変でした。
元々、社内に事務の従業員がいなかったので、私とCOOの2人で事務作業をしていました。

COOも忙しくて、私1人で事務作業をしていたこともあって、このときはすごく大変でしたね。

Q.2ndクローズで0.8億円調達しましたが、1stクローズの調達と異なった点があれば教えてください。

1stクローズでは、ある程度資金調達できたと考えています。2ndクローズは、会社としての相性や、組んでいく中で良いことがあるのか?を中心に考えて動いていました。

1stクローズと2ndクローズを分けたのも理由があります。1stクローズでは、確実に目標の金額を集めるのが目的でした。2ndクローズは、会社の相性やエンジェル投資家も含めて、組むことのメリットを考えていたんです。

Q.2024年どんなことに力を入れていきたいですか。

今は営業に力を入れていきたいと考えているのですが、その営業人材の採用に少し苦戦しているところです。

まだまだ募集が少ないのですが、私のイメージとして営業人材は10人くらいの内から1人採用したいイメージがあります。 

チケミー積極採用中!
https://ticketme.notion.site/1d747528f4494f8e8c424e9c18752dbf

Q.今後の事業展開を教えてください。

直近では、イベント券の不正転売問題の根絶と共通在庫化の2つについて、高いプライオリティを持って取り組んでいきたいと思っています。

その後は、モノの流通を重要視しているので、その辺りの事業展開を考えています。

Q.NFTを活用したサービスの資金調達はこれからもっと増えるかと思いますが、これからNFT・Web3ビジネスにチャレンジしようとしている起業家に、一言資金調達のアドバイスをお願いします!

普段から情報発信をしていくというのは非常に重要だと思います。
資金調達のときだけ動くとかなり大変です。

例えば、資金調達のときになって、自分の情報を投資家の人たちに知ってもらおうとしても非常に難しいですよね。
投資家の人たちって未来に対して投資してると思うので、今までこれぐらい成長してきて、今後もこれぐらい成長していきます!という差分、強みが見えていないと、投資の意思決定が難しくなります。

なので、投資家の人たちには、定期的にコミュニケーションをとって、日頃から期待を持たせることが非常に重要かなと思います。
一方的に情報を送りつけるぐらいの勢いでもいいと思いますね!