NFTを無料で配布(エアドロップ)するのが面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。
NFT無料配布ツールはさまざまな種類があり、その機能も色々あります。配布目的に合ったツールを選ぶことが大切です。
そこで本記事では、NFT無料配布ツール7選の特徴や機能について解説します。
NFT無料配布ツールに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
NFT配布ツールとは
NFT配布ツールは、主にマーケティングや顧客満足度を向上させるためにNFTの配布を行います。
NFT配布ツールの機能は、大きく分けると以下が挙げられます。
・記念NFTの発行
・NFTのGiveaway
・スタンプラリーをしてNFTを受けとる
NFT配布ツールは、NFTの売買ツール(NFTマーケットプレイスやミントサイト)とは別物です。集客したい場合や、顧客エンゲージメントの増加のためにNFTを無料配布する際に活用されます。
おすすめのNFT無料配布ツール7選
ここからは、おすすめのNFT無料配布ツールを7つ紹介します。
・キリフダ
・EntaNFT
・ProofX
・Spread
・dango
・NFTDrop
・NFT配布くん
各ツールの特徴を具体的に見ていきます。
キリフダ
引用:キリフダ
名称 | キリフダ |
対応チェーン | ・Ethereum(イーサリアム) ・Polygon(ポリゴン) ・PaletteChain(パレットチェーン) ・LINE Blockchain |
料金プラン | 問い合わせが必要 |
公式サイト | キリフダ公式サイト |
キリフダは、2023年にリリースしたLINE特化のNFT配布ツールです。
NFTの受け取りに必要なウォレット生成から配布・所有確認などの機能を一元的に提供しています。
キリフダの特徴
・LINE上でNFTを配布・販売
・店舗やイベント会場の保有認証
・LINE上でのメッセージ配信
キリフダでは、NFTを配布・販売して終わりではなく、ユーザーに対してメッセージ・プッシュ通知が展開されています。
また、LINEトーク画面内でNFTの受け取りやクレジットカードでNFTが購入ができるため、エンドユーザーの離脱を防ぐことが可能です。
店舗やイベント会場で不可欠なNFT保有認証が、QRコードだけで簡単に認証できます。
また、チケット・クーポン等のユーティリティ展開に便利です。
EntaNFT
引用:EntaNFT
名称 | EntaNFT |
対応チェーン | GnosisChain(ノーシスチェーン) |
料金プラン | 【無料プラン】 ・NFT発行数:100個まで ・SNSウォレット作成:100個まで ・NFT企画の相談 【ビジネスプラン】 280,000円~ ・NFT発行数:無制限 ・SNSウォレット作成:無制限 ・NFT企画の相談 ・NFT企画に合わせたNFTのカスタマイズ |
公式サイト | EntaNFT公式サイト |
EntaNFTは、2023年度グッドデザイン賞を受賞したNFT配布ツールです。
QRコードをかざすだけで、誰でも簡単にNFTを受け取ることができます。
EntaNFTの特徴
・ウォレットがなくてもNFTを受け取れる
・ガス代(取引手数料)がかからない
・NFTの開発支援が可能
EntaNFTは、ウォレットがなくてもNFT体験参加を証明するNFTである「POAP(ポープ)」(Proof of Attendance Protocol)により、スムーズなNFTの受け取りが可能です。
一般的にNFTを受け取る際にガス代(取引手数料)が必要になりますが、EntaNFTユーザーはガス代不要でNFTを受け取ることができます。
その他の特徴として、NFTにオリジナル性を持たせるユーティリティの開発支援も可能です。低リスク、低予算、広範囲に開始できるEntaNFTならスムーズに施策を開始できます。
また、EntaNFT独自のダッシュボードにて受け取り状況を可視化することで、NFT配布後の受け取り状況の確認が可能です。
ProofX
引用:ProofX
名称 | ProofX |
対応チェーン | ・Astar Network(アスター) ・Polygon(ポリゴン) ・Ethereum(イーサリアム) |
料金プラン | 無料※条件あり |
公式サイト | ProofX公式サイト |
ProofX(プルーフエックス)は、2022年8月31日に正式版をリリースしたNFT配布ツールです。
企業・自治体がProofXを導入している実績があります。
ProofXの特徴
・スタンプラリーをしてNFTを受け取れる
・ガス代(取引手数料)がかからない
・企業のロイヤルティ支援
ProofXは、店舗・施設に訪れた人やイベント参加者に、NFTを発行するツールです。
NFT発行に必要なガス代(取引手数料)は、ProofXが負担するため、発行者やユーザーは支払う必要がありません。
また、ウォレットなしでProofXを利用し、後日ウォレットを接続してNFTを獲得できます。
イベント開催地や観光地にQRコードを設置し、読み取ることでNFTを発行する仕組みを採用しています。
また、QRコードの読み取り時には、位置情報を参照し、当該店舗等の位置と照合することで、不正獲得の防止が可能です。
NFTを活用したスタンプラリーでは、さまざまなNFTの獲得条件を設定し、クリアした人にインセンティブを付与できます。※物理的な景品も付与できます。
Spread
引用:Spread
名称 | Spread |
対応チェーン | Polygon(ポリゴン) |
料金プラン | 1枚あたり0.08MATIC |
公式サイト | Spread公式サイト |
Spread(スプレッド)は、X(旧 Twitter)に連動したNFT配布ツールです。
X(旧 Twitter)のフォロー、リポスト、いいねなどの条件を設定し、達成者へNFTを配布できます。
Spreadの特徴
・Polygon(ポリゴン)チェーン対応
・独自コントラクトのNFTを作成可能
・X(旧 Twitter)のフォロー、リポスト、いいねを条件にしたNFT配布
Spreadでは、NFTの配布に多くの手間がかかるという課題から、工数簡略化ツールとしてスタートし、多くのプロジェクトで利用されています。
Spreadは、名前、説明、イメージを設定していただくことで独自コントラクトのNFTが作成できます。また、特定のContractAddressのNFT保有者を対象にしたNFTの配布も可能です。
dango
引用:dango
名称 | dango |
対応チェーン | Ethereum(イーサリアム) |
料金プラン | 無料 |
公式サイト | dango公式サイト |
dango(ダンゴ)は、2022年1月31日に正式リリースしたNFT配布ツールです。
ベータ版リリースから約1ヶ月で、サービス内のNFT配布企画への累計応募数が7万件を突破しています。
dangoの特徴
・NFTのGiveawayに特化
・配布管理が簡単にできる
・Giveaway当選者への連絡が不要
NFTプロジェクトの認知拡大を目指したい運営やクリエイターは、dangoを使用することで、Giveaway企画をよりスムーズに実施し管理できます。
なお、配布企画で設定された応募条件のチェックは、dangoが自動で行います。
これまで手動でチェックしていた応募条件を確認する手間がなくなるので、当選者への連絡は必要ありません。
また、ウォレットの収集や送付は全てサイト内の機能で完結できます。
NFTDrop
引用:YUKIMURA
名称 | NFTDrop |
対応チェーン | 自社開発のNFT基盤(特許出願中) |
料金プラン | 【基本料金】 ・100点:10万円 ・1,000点:30万円 ・3,000点:40万円 ・5,000点:50万円 【オプション料金:シール加工】 ・100枚:10,000円 ・1,000枚:20,000円 ・3,000枚:30,000円 ・5,000枚:35,000円 |
公式サイト | NFTDrop公式サイト |
NFTDropは、2023年にリリースした法人向けのNFT配布ツールです。
NFT配布用のユニークなQRコード及びURLを発行できます。(特許出願中)
NFTDropの特徴
・EVMウォレットに対応している
・位置情報認証機能
・パスワード認証機能
NFTDropは、EVM(Ethereum Virtual Machine)に対応しているので、メタマスク、トラストウォレットでも利用可能です。
NFTDropで1,000枚のNFTを開発した場合、1,000種類のURLが生成されます。
なお、1度受け取ると2回目以降は受け取れない仕様になっています。
その他の特徴としては、NFTを受け取る際に特定の位置にいないと受け取れない機能や、NFTを受け取る際にパスワードを持っていないと受け取れない機能などがあります。
NFT配布くん
引用:NFT配布くん
名称 | NFT配布くん |
対応チェーン | ・Astar Network(アスター) ・Polygon(ポリゴン) |
料金プラン | 【個人やコミュニティ向けプラン】 500円/枚 ・NFTの作成・配布 ・コントラクト発行 【法人向けプラン】 250,000円~ ・NFTの作成・配布 ・コントラクト発行 ・ガス代配布機能 ・企画・開発・運用まで伴走 ・カスタマイズのご相談 |
公式サイト | NFT配布くん公式サイト |
NFT配布くんは、2022年にリリースしたNFT配布ツールです。
暗号資産やウォレットが不要で、誰でも簡単にNFTを受け取れます。また、「NFTの受取体験」ができるのも特徴です。
NFT配布くんの特徴
・スタンプラリーをしてNFTを受け取れる
・参加特典としてNFTを受け取れる
・購入特典としてNFTを受け取れる
NFT配布くんでは、商品にNFTを受け取るためのQRコードを同封することにより、購入者限定のNFTが受け取れます。
また、NFTが受け取れる自動販売機やガチャなどの活用も考えられます。
NFT配布くんは、ファンアートの入賞作品をNFT化して配布する、またはイベントの来場特典として限定NFTの配布などが可能です。
【まとめ】NFTの無料配布ツールについて
今回は、おすすめのNFT無料配布ツールを紹介しました。
NFT無料配布ツールには、さまざまな種類があり、機能が豊富にあります。ここで紹介したツールを利用してマーケティングや顧客満足度を向上させていきましょう。
本記事で紹介したNFT無料配布ツールは以下のとおりです。
・キリフダ
・EntaNFT
・ProofX
・Spread
・dango
・NFTDrop
・NFT配布くん
まずは、無料ツールを利用してみて、必要だと感じたら有料プランも検討してみてください。