2024年度補助金動向④:「IT導入補助金」を分かりやすく解説

政策パッケージ、政策パッケージを実行するための予算「令和5年度補正予算案」が閣議決定されたことによって次年度の補助金動向が見えてきました。
そこで数回に分けて2024年度の補助金動向について分かりやすく解説していきます。
今回は「IT導入補助金」のその後について見通しを解説いたします。
※2023年12月13日にIT導入支援事業者向けに「IT導入補助金2024」の制度概要とスケジュールの案内がきました。この内容から今後の見通しを紹介いたします。

ECサイトは補助対象から削除

IT導入補助金2023とIT導入補助金2024の大きな違いが、補助対象となるITツールの見直しです。
これまで「デジタル化基盤導入類型」として「会計ソフト」「受発注ソフト」「決済ソフト」とともに「ECサイト」も補助対象に入っていました。
しかし今回の見直しにより類型が「インボイス枠(インボイス対応類型)」と変更され、対象経費がインボイス制度に対応した「会計」「受発注」「決済」機能を有するソフトウェアのみが対象になりました。
この中にECサイト制作は含まれず、また支援事業者向けの案内文にも「「ECサイト制作」機能を有するソフトウェアについては移行登録の手続きを行っても、IT導入補助金2024への移行はできません。」と記載され、「ECサイト制作」が対象外になると明言されました。

そのため、IT導入補助金を使ってECサイトを導入するには「IT導入補助金2023(2024年1月29日最終締切)」を活用するしかありませんので、お早めに申請することをオススメいたします。

補助率が一部拡大

インボイス枠(インボイス対応類型)では、小規模事業者に対する補助率が「4/5」(従来は3/4)に拡大されます。
具体的には、小規模事業者がインボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフトを導入する際、補助額が50万円以下の場合は補助率4/5になります。(補助額50万円超〜350万円は補助率2/3となります。)

申請枠・類型の詳細は以下をご覧ください。

IT導入補助金2024はいつからスタートするのか

先ほど紹介した通り「IT導入補助金2023」の最終締切は「2024年1月29日」となっています。
その後「IT導入補助金2024」が切れ目なくスタートすると思われますが、支援事業者向けのメールにも「2024年2月中旬頃から申請受付を予定」と明言されていました。
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