地域・特産品のブランド化、企業誘致、観光振興、ふるさと納税など、地域活性化を目指す取り組みが全国で多くみられています。しかし、産業振興などの経済的な価値を追求するだけでは本質的な地域活性化にはつながりません。地域コミュニティや自然環境をベースにした「新しい経済システム」を取り入れていくことも持続的な地域づくりの上でポイントになっています。
その新しい経済システムとして注目されているのが、“里山資本主義”です。 “里山資本主義”とは、お金に依存せず、人との繋がりや身近にある貴重な資源の活用で地域活性化を目指す考え方です。こうした視点を取り入れることで、地域は単なる経済的な成長だけでなく、住民の満足度などの向上ももたらし、総合的かつ持続可能な地域の発展を実現することができます。
では、どのように”里山資本主義”を地方活性化に取り入れていけばいいのでしょうか?
本セミナーでは、「日本の資本主義の父」である渋沢栄一氏のひ孫であり、「里山資本主義」の推進に努めてきた、澁澤寿一氏にご登壇いただきます。 澁澤氏は、岡山県真庭市でバイオマスを活用した地域づくり事業を手がけ、日本の里山資本主義の実現に取り組んできました。経済・社会・環境の調和を軸にした地域づくりを手がけてきた澁澤氏の経験から、現代社会における里山資本主義の重要性やそれを地域創生に生かす鍵について語っていただきます。
こんな方におすすめ
- 地方創生に関心のある経営者の方
- 経済的価値だけでなく、社会的・環境的価値の向上も追求した地方創生の方法について知りたい経営者の方
- 地域内で資源を循環させるバイオマスを活用した地方創生、地域の自給力の高め方について知りたい経営者の方
内容
- 里山資本主義とはなにか
- バイオマスを利用した地域創生
- バイオマスを利用した地域創生の具体的な事例
※視聴者様からの質問は対談中に承ります。
開催日時
12月20日(水)13:30-14:30
視聴方法
本ウェブセミナーはオンライン会議システム「Zoom」を使用いたします。
受講URLや接続方法はお申込受付後に送付いたします。
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講師紹介
澁澤 寿一氏
1952年生まれ。国際協力事業団専門家としてパラグアイに赴任後、長崎オランダ村、ハウステンボスの企画、経営に携わる。NPO法人共存の森ネットワーク理事長。全国の高校生100人が「森や海・川の名人」をたずねる「聞き書き甲子園」の事業や「なりわい塾」など、森林文化の教育、啓発を通して、人材の育成や地域づくりを手がける。岡山県真庭市では木質バイオマスを利用した地域づくり「里山資本主義」の推進に努める。明治の実業家・澁澤栄一のひ孫。農学博士。