リスクヘッジを忘れない

上記の通り、いかに訪日外国人が今後も増加していくことが明らかであるとは言え、そこに経営資源を全振りしてしまっては、万が一また、コロナのような未曽有のパンデミックや日本特有の天災などが起こり、再度訪日外国人数が激減してしまった際に、再起不能となってしまいます。そのため、コロナの教訓を忘れることなく、25兆円の外食マーケットだけでなく、中食や冷凍食品製造などの内食事業など、80兆円の食のマーケット全てにおいて事業ポートフォリオの分散を図り、万が一に備えることが重要です。そのための手法として、時間を買うM&Aは非常に有効であり、次の危機に備えて、事業ポートフォリオに万全を期すためのM&A戦略を、改めて検討してみてはいかがでしょうか。

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著者

江藤  恭輔 江藤 えとう 恭輔きょうすけ

株式会社日本M&Aセンター/業種特化2部 部長

青山学院大学法学部卒業後、埼玉りそな銀行にて法人営業を経て2015年に日本M&Aセンターに入社。食品業界を専門として製造業、小売業、外食業などのM&Aに取り組む。17年は丸亀製麺を展開するトリドールHDと「晩杯屋」のアクティブソース、「ラー麺ずんどう屋」を展開するZUNDのM&Aを手掛けた。