1.サイバーセキュリティ対策促進助成金とは?
公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営する、中小企業者等が自社の企業秘密や個人情報等を保護する観点から構築したサイバーセキュリティ対策を実施するための設備等の導入を支援する助成金です。
対象事業者、対象経費、助成率、助成額は以下の通りです。
※東京都内で実質的に 1 年以上事業を行っている必要があります。
※導入設備等の設置・利用場所は東京都内の自社の事業所(本社含む)に限られます。
SECURITY ACTION 二つ星とは??
SECURITY ACTIONは、安全・安心なIT社会を実現するために創設された、中小企業自らが情報セキュリティ対策に取組むことを自己宣言する制度です。
中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン付録の「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」で自社の状況を把握したうえで、情報セキュリティポリシー(基本方針)を定め、自己宣言サイトに提出することにより、「二つ星を宣言した」ということになります。
※助成金の申請時点で、上記自己宣言に関するIPAの手続きが完了している必要があります。
IPAの手続きには最長1カ月程度を要するため、「SECURITY ACTIONの自己宣言は未実施だが当該助成金を申請したい」という事業者様は可及的速やかにご対応ください。
2.助成金事業の流れ
事業全体の流れと募集要項記載のスケジュールは以下の通りです。
年明け早々に申請エントリー・申請書類の提出(電子申請)がございますので、すぐにご検討を開始されることをオススメします。
※電子申請にあたっては「GビズIDプライムアカウント」が必要となります。
アカウントは申請から発行まで約2週間程度かかるとされていますので、ご注意ください。
※助成金予算の執行状況により、助成金の申請受付を早期終了する場合があります。
※発注・契約・実施(購入)・支払(決済)は事業実施期間内(令和6年4月1日~令和6年7月31日)に行う必要があります。
3.採択のポイント
当該助成金は提出書類に対して以下の観点で審査が行われ、採否が決まります。
この中でも特に重要となるのが、計画と導入設備の妥当性です。
自社の課題を適切に認識出来ているか、課題に対する対策は適切か、対策を実行する上で導入設備は妥当なものか、といった点をきちんと論理立てて計画書に落とし込むことが重要です。
4.さいごに
サイバーセキュリティに対するリスクマネジメントは今や重要な経営課題であり、企業や組織にとっての社会的責務でもあります。
持続的・安定的な企業成長を実現するためにも、当該助成金を活用し、自社のセキュリティ体制の見直し・強化に繋げて頂ければと思います。
最後に、弊社は神保町にオフィスを構える経営コンサルティングファームでございます。
東京都内の事業者様であれば直接ご訪問・ご説明させて頂くことも可能です。
また、弊社では製造業に特化して補助金の申請支援を行っている部署がございます。
製造業事業者の方、または設備メーカー様や設備商社様からのご相談も喜んで承りますので、お気軽にご相談ください。
ご相談は以下のリンクをクリック。