ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

~道の駅には“その地域ならではのご当地グルメ”がいっぱい!~

道の駅を巡る時、みなさんは何を目的にしていますか。直売所での買い物、エンタメ施設、絶景、温泉…など、いろいろあるかと思いますが、ワタシはやはり「ご当地グルメ」を目的に立ち寄ることが多いです(なかでも1番のお目当てはソフトクリームです)。

道の駅には、その地域ならではの名物グルメや特産品を使ったものまで、さまざまなご当地グルメが揃っています。私の場合、道の駅を巡る際には「ここで○○を食べよう!」とあらかじめ計画していくことが多いです。食べず(食べられず)に帰ってきて、後で後悔するのだけはイヤなので・・・。

今回は以前ご紹介した関東版に続いて、オススメのご当地グルメの関西版! ということで、関西の道の駅で食べられるオススメのご当地グルメをご紹介したいと思います。車で行くお出かけやドライブの途中でも、ご紹介するご当地グルメを味わいに道の駅を訪れてみてください。

目次

  1. 浅井三姉妹の里の「近江牛 長政御膳(2,980円)」【滋賀県】
  2. 吉野路黒滝の「ぼたん汁(600円)と串こんにゃく(110円)」【奈良県】
  3. くしがきの里の「くだもの農家のフルーツパフェ(時価)」【和歌山県】
  4. お茶の京都みなみやましろ村の「村抹茶そば定食(900円)」【京都府】
  5. うずしおの「淡路島オニオンビーフバーガー(850円)」【兵庫県】
  6. 美浜はまびよりの「鰆の藁焼き定食(1,980円)」【福井県】
  7. お気に入りのご当地グルメを探しに道の駅へ

浅井三姉妹の里の「近江牛 長政御膳(2,980円)」【滋賀県】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

琵琶湖の東側にある長浜市の道の駅「浅井三姉妹の郷」。こちらの道の駅にある自然薯茶屋「浅井家」で食べられるのが、「近江牛 長浜御膳」です。近江牛と言えば、滋賀県のブランド牛で、松阪牛、神戸牛とならぶ日本三大和牛のひとつ。滋賀県に来たらぜひ食べておきたいご当地食材です。

御膳の内容は、近江牛陶板焼き、自然薯、麦ご飯、茶碗蒸し、小鉢二種、味噌汁、香の物、季節のデザートと、品数が豊富。さらに、麦ご飯はおかわり自由となっています。近江牛を堪能でき、ボリュームもあって大満足の御膳です。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

近江牛もおいしかったですが、ワタシは小鉢に入っていた「子あゆ木の芽煮」に感動。食事の後に売店を見ていたら、佃煮コーナーで発見しました。レストランで食べておいしかったものが売店でお土産に購入できたりするところは、道の駅の良いところの一つです。

ちなみに道の駅の駅名にある「浅井三姉妹」とは、織田信長の妹・お市の方と浅井長政との間にできた三姉妹のこと。道の駅がある場所は、戦国時代、浅井・朝倉連合軍VS織田・徳川連合軍の「姉川の戦い」が繰りひろげられた地だそうです。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

道の駅にはお市の方と、三姉妹の銅像が建てられているので、歴史好きな方はチェックしてみてくださいね!

道の駅「浅井三姉妹の郷」(滋賀県)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shiga/post_726/
・公式HP:http://azai3-st.jp/
・滋賀県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shiga/

吉野路黒滝の「ぼたん汁(600円)と串こんにゃく(110円)」【奈良県】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

奈良県黒滝村にある道の駅「吉野路黒滝」。国道309号線沿いの、自然豊かな山間にあります。この道の駅のおすすめグルメは、「ぼたん汁」と「串こんにゃく」。ぼたん汁と串こんにゃくを販売するのは別々の店ですが、ぜひ、どちらも味わっていただきたい一品です。

ぼたん汁を販売するのは、道の駅建物前にある屋台。しし串やコロッケ、鉄板焼きなどさまざまなイノシシ料理があるのですが、中でも私のイチオシはぼたん汁。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

ダイコンやニンジンなどの根菜と、ネギ、イノシシ肉が大鍋でぐつぐつと煮込まれています。味噌仕立てで、イノシシは臭みがなく、たっぷりと具が入ってボリューム満点。ワタシは、寒い日のツーリングで身体が冷え切ったところで食べたので、身体が芯から温まりました。

串こんにゃくは道の駅敷地内にある「よもぎの里」で販売。すぐ隣の加工所で作られた、昔ながらの手作りのこんにゃくで、こんにゃく本来の風味と食感を楽しめます。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

鍋にたくさん入ったこんにゃくには、味がしっかりと染みていて絶品。少しピリ辛なところがまた絶妙です。

規模は小さめですが、絶品の串こんにゃくを食べに多くの人が訪れる道の駅となっています。

道の駅「吉野路黒滝」(奈良県)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/nara/post_793/
・奈良県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/nara/

くしがきの里の「くだもの農家のフルーツパフェ(時価)」【和歌山県】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

和歌山県の北東部に位置するかつらぎ町は、年間を通して多彩な果物が栽培されるフルーツ王国。そんな場所にある道の駅「くしがきの里」の名物は「くだもの農家のフルーツパフェ」です。土日祝日のみの限定販売で、物産販売施設のレジ奥で販売しています。

この道の駅は、果物農家さんが運営しており、パフェにはその日の朝収穫した完熟フルーツがふんだんに使用されています。トッピングに使われる果物はその時期の旬のフルーツ。イチゴや桃、ブドウ、柿やいちじくなど季節ごとに変わるので、1年を通していろいろなフルーツパフェを楽しめます。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

パフェにはフルーツがたっぷり。これでもか! というくらい乗せられています。ワタシが食べたパフェはキウイパフェで、「レインボーレッド」という希少な赤いキウイが使われていました。写真ではわかりにくいですが、かなりのビッグサイズ。ひとりで食べるとかなりお腹がいっぱいに。

クリームにもこだわっているそうで、砂糖の量などフルーツに合う配合を何度も試行錯誤しながら考えたそうです。パフェの底に入るフルーツのムースなどもその日の朝作ったものを使用しているそう。まさに果物農家だからできる本気のパフェです。

その時々に提供されるパフェの種類は、SNSでチェックできます。お好みのパフェをお目当てに訪れみてはいかがでしょうか。

道の駅「くしがきの里」(和歌山県)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/wakayama/post_837/
・くしがきの里Instagram:https://www.instagram.com/michinoeki.kushigakinosato/?hl=ja
・和歌山県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/wakayama/

お茶の京都みなみやましろ村の「村抹茶そば定食(900円)」【京都府】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

私の記事でたびたび登場している道の駅お茶の京都みなみやましろ村。いままで、お土産や絶品村抹茶ソフトクリームを紹介してきましたが、こちらではお茶処ならではの食事も楽しめます。

それが抹茶を贅沢に使った「村抹茶そば」。

村抹茶そばを食べられるのは食堂「つちのうぶ」。食堂の名物でもあり、一番人気のメニューです。ソバには南山城村産の抹茶がたっぷりと練りこまれているため、抹茶の風味が抜群。いままで食べた茶そばの中でもダントツの味わいです。そして見た目も鮮やかなミドリ色をしています。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

これで無着色だというから驚き! 抹茶をどれだけ練りこんだらこの色になるのか・・・。贅沢の極みですね。ソバつゆのほかに抹茶塩も用意されているところが、お茶処のセンスを感じます。抹茶塩でおソバを食べると風味がアップしておいしいので、ぜひ試してみてくださいね。

定食で注文をすると、水の代わりにほうじ茶で炊いた茶飯がついてきます。ほうじ茶の香りが豊か~。お茶の産地ならではの、お茶尽くしの食事を堪能してみてはいかがでしょうか。

道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」(京都府)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/kyoto/post_744/
・公式HP:https://michinoeki.kyoto.jp/
・京都府の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/kyoto/

うずしおの「淡路島オニオンビーフバーガー(850円)」【兵庫県】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

リニューアル前、筆者が訪れた時の道の駅「うずしお」

道の駅で食べられるご当地バーガーで外せないのが、2013年の全国ご当地バーガーグランプリで1位を受賞した「淡路島オニオンビーフバーガー」。淡路島の最南端にある道の駅「うずしお」で食べることができます。

バーガーは厚さ約8mmの淡路島産玉ねぎカツをメインに、甘辛く炊いた淡路牛、玉ねぎ入りの濃厚なトマトソースを具に。玉ねぎカツは、衣はサクサク、中にはとろりとやわらかくなった甘い玉ねぎ。これが格別のおいしさです! さらに、オニオンスライス、オニオンチップ、オニオンフォンデュ、シャキシャキのレタスも挟まっていて、食感も楽しめます。淡路島の玉ねぎを存分に味わえるバーガーは納得のおいしさです。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

淡路島オニオンビーフバーガーは高さが約9cmもあり、食べると満足感もバッチリ。年間150,000個も売れるという、行列必至の大人気のバーガーは必食がオススメです。

現在道の駅は、2年間のリニューアル工事中で、鳴門岬駐車場「うずまきテラス」で仮営業中となっています。ショップでは、さまざまな淡路島玉ねぎ商品の買い物を楽しむことができ、鳴門大橋と海、四国の山並みを一望する絶景も楽しめます。バーガーを食べた後には、ご当地ソフトの「あわじ島玉ねぎソフト」もぜひどうぞ!

道の駅「うずしお」(兵庫県)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/hyogo/post_769/
・公式HP:https://eki.uzunokuni.com/
・兵庫県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/hyogo/

美浜はまびよりの「鰆の藁焼き定食(1,980円)」【福井県】

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

道の駅「美浜はまびより」は、2023年6月2日にオープンした道の駅。国道27号沿い、JR小浜線美浜駅前に立地しています。道の駅には、美浜町の産品が揃う農水産直売所、地元食材を使ったメニューを楽しめる飲食店などが入っています。

こちらでいただけるご当地グルメが「メシヤハマビ」の「鰆の藁焼き定食」。藁焼きといえばカツオをイメージしますが、こちらではサワラを使った藁焼きを味わえます。しかも使用されるサワラは7日間熟成させたもの。熟成させることで、旨みがぎゅっと濃縮された味わいとなります。

ご当地グルメを目当てにお出かけ。ドライブの途中で立ち寄りたい関西の道の駅で食べられるご当地グルメ6選

藁焼きされたサワラは香ばしく、さらに熟成魚なのでねっとりとした食感。塩で食べると、サワラの旨みと甘みを引き立ててくれます。生姜とニンニクも添えられているので、好みの薬味で召し上がってくださいね。

定食には、スープ茶碗蒸しが付いてきます。大きさにビックリしましたが、食べていくとスープのようになり、出汁もしっかりときいていてペロリと食べられます。

「メシヤハマビ」は昼の営業が終わると、夕方から夜の部が始まります。夜はお酒に合わせて鰆の藁焼きや、おつまみを楽しめます。また、道の駅としてはかなり珍しい19時から営業するオーセンティックなBarも入っています(Barがあるのは日本で唯一だと思います)。道の駅は鉄道駅に隣接しているので、電車での訪問も可能。たまには鉄道旅にして、お酒を嗜むのも良いかもしれないですね。

道の駅「美浜はまびより」(福井県)

・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/fukui/post_1187/
・公式HP:https://hamabiyori.com/
・福井県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/fukui/

お気に入りのご当地グルメを探しに道の駅へ

ご当地グルメは、その地域の特色がわかる一番簡単な方法だと私は思っています。地域の特産品、風土、伝統食などを知ることができるからです。道の駅で食べたものが近くの畑で実っている光景を見るということもよくあり、そんなときは改めて「こんな地域なんだ~」と勉強になります。

春夏秋冬、旬の味覚がある日本は、その時期にしか食べられないご当地グルメもたくさんあります(これからはカニがおいしい季節ですよね)。まだまだこれからも、道の駅を巡らないと! という気持ちになってきます。

みなさんもお気に入りのご当地グルメを見つけに、道の駅巡りを楽しんでくださいね。

■著者プロフィール、この著者のこれまでの記事は:https://www.mobilitystory.com/article/author/000020/