サンクトガーレン、山梨の“訳あり桃”500kgを使用したビール「7種の桃のエール」を直営タップルームなどで樽生販売

サンクトガーレンは、9月29日から、山梨の“訳あり”桃を使用したビール「7種の桃のエール」を限定発売する。

9月29日から本厚木駅北口すぐの直営店「サンクトガーレン タップルーム」と横浜オクトーバーフェストのサンクトガーレンブース、10月6日から厚木オクトーバーフェストのサンクトガーレンブースで樽生を販売する。瓶の販売については未定となっている。イベント期間の消費量によっては瓶の販売が無い場合がある。

サンクトガーレンでは桃を使ったビールを2011年から不定期に醸造し、樽生限定で販売をしている。2016年からは横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト」の会場限定ビールとして毎秋提供しており、1日1000杯超の販売実績をもつ名物ビールになっている。

サンクトガーレン、山梨の“訳あり桃”500kgを使用したビール「7種の桃のエール」を直営タップルームなどで樽生販売

このビールには毎年、外観などに難があり一般販売出来ない“訳あり”桃を活用している。関係者の人の話によると、収穫した果実の3分の1が“訳あり”品になってしまう年もあるという。

今年は特に高温・少雨の影響で実が十分に大きくならなかったり、逆にお盆前後の台風で急に肥大してしまった実が水膨れのような見た目になってしまったりしたそうだ。“訳あり”果実は家畜の餌になったり、廃棄されてしまうことがほとんど。そのためビールへの活用は農家の人にも喜ばれているという。

サンクトガーレン、山梨の“訳あり桃”500kgを使用したビール「7種の桃のエール」を直営タップルームなどで樽生販売

今年は白凰・夢しずく・あかつき・まどか・川中島・ゆうぞら・さくら、を使用している。桃は皮と種を除きピューレ状に加工してから、ビールのベースとなる麦汁に投入している。

サンクトガーレン、山梨の“訳あり桃”500kgを使用したビール「7種の桃のエール」を直営タップルームなどで樽生販売
「7種の桃のエール」

1回の醸造に桃500kgをたっぷり使用することで、香りも味わいも桃感溢れるビールになっている。ビールから漂う香りは甘い桃そのもの。ただ甘いだけではなく、桃のタネ付近の酸味も感じられ、生の桃を丸ごとかじったようなビールだという。

「7種の桃のエール」(発泡酒)は日本の酒税法で認められている以上の量の果物を使用しているため“発泡酒”表記とのこと。麦芽率は50%以上で税率はビールと同じとなっている。

[発売日]9月29日(金)

サンクトガーレン=https://www.sanktgallenbrewery.com/