絶品グルメだらけで大満足の旅!【2泊3日の九州旅】福岡・長崎・大分のご当地グルメ実食レポート&オススメ店紹介

日々首都圏を中心にクルマでさまざまなところへ行っている私ですが、今年の6月は2泊3日の旅程で、2回目の福岡県と初めての長崎県と大分県へ旅に行ってきました。行程としては、大好きな野球やサッカーの観戦をしつつ、九州の観光スポットをまわるというものでした。

2泊3日の旅はとても充実したものになりましたが、そのなかでも九州でいただいたご飯がどれもおいしかったのが思い出に残っており、どれもが絶品でした。

福岡や長崎、大分は、普段の東京での生活やドライブでいくところではなかなか堪能できないものもあれば、東京を中心にご当地から出店していて普段でもいただけるグルメもありました。が、九州の本場でいただくご当地グルメは、グレードが一段も二段も違いました。

ご当地グルメをメインに行く九州への旅を強くオススメしたいと感じているほど、九州のご飯は本当においしいものばかりでした。みなさんにも、ぜひ一度九州へ行って、召し上がっていただきたい気持ちでいっぱいです。

というわけで、みなさんの次回の旅の参考やヒントになればという想いをこめまして、私が福岡・長崎・大分でいただいたご当地グルメについてのレポートと、オススメのお店をご紹介していきます。

目次

  1. 特別感のある味わい、福岡「長浜ラーメン」
  2. やさしい味わいのなかにコクがある、福岡「うどん」
  3. うなぎとご飯に錦糸玉子を乗せた、福岡「柳川うなぎせいろ蒸し」
  4. ちゃんぽんの本場、長崎「長崎ちゃんぽん」
  5. パリパリ食感が楽しめる、大分「日田焼きそば」
  6. 福岡・長崎・大分を上手にまわるポイント

特別感のある味わい、福岡「長浜ラーメン」

絶品グルメだらけで大満足の旅!【2泊3日の九州旅】福岡・長崎・大分のご当地グルメ実食レポート&オススメ店紹介

まず福岡といえば、なんといっても「長浜ラーメン」ではないでしょうか。長浜ラーメンは、1955年に福岡の魚市場が福岡市中央区長浜に移転したのを機に発展し、広まっていった福岡のご当地ラーメンです。

主に、市場関係者向けにつくられていたため、セリの合間などに素早く食べられるように、スープはシンプルな豚骨ベースに、麺は極細で麺だけ追加注文できる替え玉システムなどが特徴になってきました。

また、最初のラーメンと替え玉を注文時に、複数ある麺の硬さから自分の好みの硬さを選択できるのも長浜ラーメンの特徴で、多いと10種類前後の麺の硬さから選べるお店があります。

長浜ラーメンの人気は日本中で広まっているため、福岡以外の地域でも長浜ラーメンを販売するお店はありますし、東京にもたくさんの店舗が出店しています。が、本場福岡でいただく長浜ラーメンは、まずスープのあっさり感がすごく、それでいてコクがありそれに麺がしっかり絡むため、特別感のある味わいになっています。

福岡には、さまざまな長浜ラーメン店が存在しますが、なかでも「元祖長浜屋」や「Shin-Shin」は有名で、私も両店舗食べた経験がありますがどちらもかなりおいしく、ぜひまた福岡にいった際はいただきたいと思っています。

やさしい味わいのなかにコクがある、福岡「うどん」

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九州旅2日目の夜にいただいた「うどん」も大変おいしく、とても印象に残っています。福岡はうどんも名物で、博多駅周辺をはじめ、福岡の各所にはうどん屋さんがたくさん建ち並んでいます。

福岡のうどんは、うどん粉の性質の影響が大きく、ふわふわしていてコシが弱めな麺で、煮干、サバ節、カツオ節、昆布などでだしをとり、薄口しょうゆでしあげるのが特徴です。

また、ゴボウ天や丸天などの独自の具材が入っているのも特徴で、特にゴボウ天の人気はかなり高く、福岡のうどんといえばゴボウ天が入っているのがメジャーとなっているくらいです。

福岡のうどんは主に、「ウエスト」「資さんうどん」「牧のうどん」の3チェーン店が有名で、私は資さんうどんにていただいてきました。夜、わりと遅い時間にいただきましたが、やさしい味わいのなかにコクがあり、麺も食べやすくてあっという間に完食するくらいおいしかったです。

うなぎとご飯に錦糸玉子を乗せた、福岡「柳川うなぎせいろ蒸し」

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今回の九州の旅は友人と2人で行ったのですが、その友人が絶賛していたのが福岡県南部の街、柳川市の「うなぎせいろ蒸し」です。福岡では、うなぎといえば柳川と言われるくらい有名なグルメです。

柳川は、縦横に水が流れているため水の都とよばれており、近年開発された建物もありつつ昔ながら建物を残している地域なんかもあり、なかなかに情緒と風情のある街となっています。

こちらの穏やかな景色に囲まれているなかでいただくうなぎせいろ蒸しが、これまたおいしいのです。うなぎせいろ蒸しは、ご飯のうえにうなぎを乗せるうな重とは違い、ご飯・うなぎ・錦糸玉子を乗せてせいろで蒸す料理です。そのため、最後までアツアツのうなぎとご飯をいただくことができます。

柳川には約40店舗のうなぎ専門店があり、私は今回「本吉屋」という、うなぎせいろ蒸しの本家本元のお店でいただいてきました。料理が運ばれきた瞬間の大量に立ち上る湯気に、うなぎ本来の味が最後まで口いっぱいに広がり、そこに相性のいいご飯もきて、ほんとにおいしい一品でした。

ちゃんぽんの本場、長崎「長崎ちゃんぽん」

絶品グルメだらけで大満足の旅!【2泊3日の九州旅】福岡・長崎・大分のご当地グルメ実食レポート&オススメ店紹介

2日目に訪れた長崎は、九州の西端に位置する街で、海と山が一体となる日本でも珍しい地形をした見どころ満載の地域です。江戸時代の鎖国期間には、唯一西欧との貿易が許されていた出島があるなど、独自の文化が築かれた地域にもなっています。

グルメも独自のいわゆるご当地グルメがいくつか存在し、そのなかでも有名で今や全国的にも人気の高いのが、「長崎ちゃんぽん」です。長崎ちゃんぽんは、豚肉や野菜、かまぼこなどさまざまな具材をラードで炒め、鶏ガラや豚骨ベースのスープに専用の麺と炒めた具材を入れた料理です。

長崎ちゃんぽんの誕生は諸説ありますが、中国の福建省の福建料理をベースにしており、明治時代に長崎にある四海樓の初代店主である陳平順が作ったというのが有力な説になっています。

私も、ちゃんぽんの元祖である「四海樓(しかいろう)」で大盛りのちゃんぽんをいただきました。本家のちゃんぽんは、意外とあっさりしていて食べやすく具材も豊富でしっかり味がするので、大満足でした。

パリパリ食感が楽しめる、大分「日田焼きそば」

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3日目の午前中に訪れた大分県日田市も、柳川市同様に情緒と風情のある建物が建ち並ぶ街で、岐阜の郡上八幡に似たような街並です。日田は、大分県の西部に位置しており、福岡の博多からでも1時間くらいでアクセスできます。

そんな日田は日田醤油が有名で、さまざまなタイプの醤油を販売しているお店もある他、ご当地グルメの「日田焼きそば」が地元の方を中心に人気があります。

日田焼きそばは、昭和30年代にとあるお店で焼いた麺料理はないかと開発されたのが発祥で、現在日田市内に十数店舗提供するお店があるそうです。日田焼きそばは、通常の焼きそばよりも一部焦げているくらい麺が硬いのが特徴で、パリパリした食感も楽しめます。

私は今回、日田市の1970年創業「みくま飯店」にて日田焼きそばをいただいてきました。パリパリな焼きそばに加えて、具材もしっかりマッチングしていて最高の一品でした。

福岡・長崎・大分を上手にまわるポイント

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大分県・日田の街並

私は今回、2泊3日で福岡・長崎・大分を訪れましたが、1日目は野球観戦も兼ねて博多周辺を旅行し、2日目がサッカー観戦を兼ねて長崎へ、3日目が大分の日田と福岡の柳川を訪れました。

博多周辺は、電車やバスなどの公共交通機関を利用し、2日目からは博多駅前でレンタカーを借りてまわりました。福岡を拠点に長崎・大分へ行くには電車でも可能ですが、行った先での機動力や道中を楽しむことを考えると、レンタカーを借りてドライブしながらが断然おすすめです。

レンタカーは、たとえばトヨタレンタリースなら、博多駅前店で借りて福岡空港店で返却するということも可能なので、スケジュールや帰路の交通手段に合わせて柔軟に選べます。

あとは、とにかく九州はおいしいものがたくさんあるので、観光を楽しみつつぜひグルメもできるかぎり堪能していただければと思います。特に、博多の長浜ラーメンは本場でぜひ一度味わっていただきたいです。