皆様は普段、道の駅を目的にクルマ旅に出かけることはありますか? 今回は、現在25の道の駅がある静岡県のオススメ道の駅をご紹介します。関東や中京、関西からもアクセスできる静岡県には、ユニークで楽しいが詰まった道の駅がたくさんあるんです。
東西に広い静岡県ですが、例えば東京都心からもアクセスしやすい伊豆等がある静岡県東部、静岡県の県庁所在地がある静岡市等の中部、浜名湖等が有名な浜松市がある西部と、エリアを絞って巡れば1泊2日や日帰りでも十分に道の駅巡りを楽しむことができると思います。
訪れるエリアで、全く違った名産やグルメに出会うこともできる。静岡県へ観光へお出かけの際は、そういった地域の魅力が詰まった道の駅巡りも一緒に楽しんでいただければと思います。私がこれまでに訪れてきた中から、自信を持ってオススメできる静岡県の道の駅を16駅ご紹介します。
※記事でご紹介している情報は、ライターが訪れた時の情報が含まれるため、訪れる時期や日によって変更されている可能性があります。最新の情報は訪れる前に各施設・店舗へお問い合わせください。
目次
- 静岡県東部エリアのオススメ道の駅~その1~
- インパクト抜群! カニが一匹まるごと乗ったラーメンが食べられる「伊豆月ヶ瀬」
- 道の駅人気ランキングで常に上位! ロケーション、温泉、グルメと魅力が目白押しの「伊東マリンタウン」
- 駿河湾の海の幸と天然温泉! 深海魚と足湯で満喫できる道の駅「くるら戸田」
- 静岡県東部エリアのオススメ道の駅~その2~
- キンメダイ入りの贅沢ハンバーガー! 開港の舞台にそびえる道の駅「開国下田みなと」
- 女性必見! イチゴの映えスポット、イチゴだらけの道の駅「伊豆のへそ」
- 開放感抜群! 富士山がすぐ目の前にそびえる道の駅「朝霧高原」
- 静岡県中部エリアのオススメ道の駅
- 超贅沢! 静岡のお茶を味わい尽くせる雅な道の駅「玉露の里」
- 道の駅が3つに分かれている!? 市をまたぐ謎の道の駅「宇津ノ谷峠」
- 静岡の隠れ名物とろろが味わえる!“一年中自然薯”をテーマにした道の駅「掛川」
- 静岡県西部エリアのオススメ道の駅
- 遠州灘で獲れたシラスたっぷりの丼! 静岡最西端の道の駅「潮見坂」
- 原木しいたけがイチオシ! シイタケソフトクリームが食べられる道の駅「いっぷく処横川」
- 浜松の秘境? 訪れるのが一苦労な道の駅「くんま水車の里」
- クルマ旅やお出かけ、ドライブに道の駅巡りまで楽しめる静岡県
静岡県東部エリアのオススメ道の駅~その1~
ビックリ! ソフトクリームのトッピングがすりおろしわさびの「天城越え」
石川さゆりさんの代表曲と同じ駅名の道の駅「天城越え」。天城越えとは伊豆半島の南部と内陸をつなぐ天城峠を越える旅路の事。道の駅は、かつて難所と呼ばれていた街道に存在します。
有名小説「伊豆の踊子」の物語の出発地近くにあるため、周辺の観光名所とあわせて多くの方が訪れる道の駅です。
天城越えのある伊豆市は、ワサビが名産品の一つで、ワサビを使った加工品が多く販売されています。伊豆にある道の駅だとあらゆる駅にわさびを使った商品があって当然という感じですが、すりおろす前のワサビがドンと売っているのも天城越えの特徴です。ちなみに伊豆市のワサビはすりおろしても辛さは少なく、とても爽やかな味わいです。
天城越えでは、そんなワサビの魅力を活かしたソフトクリームを食べられます。それが濃厚なバニラにすり下ろしたてのワサビがタップリ乗っかった「オリジナルわさびソフト」です。
バニラの甘みとワサビの爽快感が癖になる大人な味わいを感じられるのは、ワサビが有名な地域ということに加えて、道の駅の懐の広さも関係しているのではと、勝手に思っています。
「ワサビだけというのはちょっと…」という方には、ワサビとバニラが混ざったソフトクリームもあります。天城越えを訪れ、ぜひ食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?
道の駅「天城越え」(伊豆市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_652/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
インパクト抜群! カニが一匹まるごと乗ったラーメンが食べられる「伊豆月ヶ瀬」
2019年、伊豆縦貫道沿いに新しくできた静岡県最新の道の駅と言えばこちら「伊豆月ヶ瀬」です。道の駅としては珍しい、1階と地下1階の二階建ての建物になっています。
伊豆月ヶ瀬も天城越えと同じ伊豆市にあり、ワサビ関連商品が楽しめます。ただ、天城越えよりも少しユニークな印象です。わさびチョコやワサビポップコーンなど、珍しいワサビ商品を購入することができます。
地下へ繋がる階段を下るとお食事処があります。地下と言っても、テラス席があり狩野川がそばを流れていて、美しい景色を眺めながら食事をすることができます。
伊豆月ヶ瀬では伊豆の新しいグルメの提案として、古くから親しまれている「ズガニ」という蟹を丸ごと一匹乗せたラーメンを提供しています。
ブレンドされた伊豆味噌とズガニの出汁はとても上品な味わい。セットの追いご飯との相性も抜群です。期間限定のラーメンですが、訪れた際は是非食べてみてください。
見た目のインパクトだけではなく、味も一級品のこのラーメンは、伊豆月ヶ瀬でしか味わうことはできません。
道の駅「伊豆月ヶ瀬」(伊豆市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/izutsukigase/
・公式HP:https://www.izutsukigase.com/
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道の駅人気ランキングで常に上位! ロケーション、温泉、グルメと魅力が目白押しの「伊東マリンタウン」
毎年発表される道の駅ランキングで、常に上位を獲得しているのがこの道の駅「伊東マリンタウン」です。人気の理由は、いわゆる道の駅にとどまらない沢山の魅力が詰まっているから、と言っても過言ではありません。
まず紹介する魅力が温泉です。早朝の五時から入れて、露天風呂から太平洋の景色を眺めることができます。
海沿いにある道の駅なので、ロケーションも素晴らしく、海の目の前に佇むオシャレな外観は他の道の駅とは少し違った雰囲気があります。
更に伊東マリンタウンの魅力はまだあって、駅内に20以上の店舗が入っていることです。ラインアップも豊富で、海鮮、お茶、お土産屋と沢山のお店が構えていています。
また、レストランでは海鮮をふんだんに使った丼がオススメです。見た目からインパクトのある海鮮丼は、ぜひ一度味わってほしいです。
他にもペットと一緒に乗れる遊覧船や、愛犬専用の足湯も整備されていて、愛犬家の方にも愛されている道の駅として知られています。
道の駅「伊東マリンタウン」(伊東市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_659/
・公式HP:https://ito-marinetown.co.jp/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
道の駅巡りと一緒に楽しむ伊東観光
・伊東市のおすすめスポット:https://activityjapan.com/search/tokai/shizuoka/165/
駿河湾の海の幸と天然温泉! 深海魚と足湯で満喫できる道の駅「くるら戸田」
伊豆と言われると、温泉をイメージする方も多いのではないでしょうか。北伊豆エリアにある道の駅「くるら戸田」には温浴施設が併設されていて、くるら戸田で入れる戸田温泉は肌にハリと潤いを与えてくれる美肌の湯として知られています。
内風呂と露天風呂があり、清潔感のある温泉は居心地が良く、肌に優しいのでいくらでも入り続けることができるように感じられます。
また、入り口前には同じ泉質の足湯が用意されているのも嬉しいところです。
くるら戸田は、駿河湾に面している沼津市にあり、駿河湾で有名なタカアシガニや深海魚を使った軽食を味わえます。タカアシガニ、深海魚のおにぎりや深海ザメのハンバーガーなど、ここでしか味わえないユニークな絶品グルメが待っています。
ちなみに道の駅の読み方は「くるら戸田(へだ)」と読みます。難読道の駅として知られているので、覚えておくのがオススメです。
道の駅「くるら戸田」(沼津市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/kururaheda/
・公式HP:https://kururaheda.net/
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・温浴施設が併設されている全国の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/hot-spring/
道の駅巡りと一緒に楽しむ静岡観光
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静岡県東部エリアのオススメ道の駅~その2~
超激レアな温泉メロンが大人気! 海産物と果物が魅力の「下賀茂温泉湯の花」
道の駅「下賀茂温泉湯の花」は、伊豆諸島の最南端、南伊豆町に存在する道の駅です。多くの漁港を持ち、温暖な気候が特徴なので、直売所には海産物と果物類が多く並びます。
また、マーガレットの街、河津桜が咲く街として知られており、お花を目当てに訪れる人も多いという道の駅です。
南伊豆町では、温泉の地熱を利用して栽培した世にも珍しい「温泉メロン」が特産品として知られていて、道の駅下賀茂温泉湯の花では、温泉メロンがトッピングされたソフトクリームが販売されています。
糖度14%の甘みが染み渡ったメロンは、甘いもの好きにはたまりません。温泉メロンは栽培している農家さんも少ないため、幻のメロンとして知られています。
流通もほとんどしていないので、下賀茂温泉湯の花を訪れたらぜひ味わってみることをオススメします。
道の駅「下賀茂温泉湯の花」(南伊豆町)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_665/
・公式HP:http://yunohana-shop.com/
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キンメダイ入りの贅沢ハンバーガー! 開港の舞台にそびえる道の駅「開国下田みなと」
伊豆南端の港町である下田市は、ペリー艦隊が来航した歴史を持つ場所として有名です。そんな背景をもつ下田市にある道の駅「開国下田みなと」は、外観は一見では道の駅とは思えない、港の施設のような立派な見た目をしています。
道の駅の施設は、レストラン、バーガー店、回転ずし、直売所と充実のラインアップで、下田で開催されるカジキ釣りなどのミュージアムも設置されています。 実物大のカジキのレプリカは、一見の価値があります。
下田港と言えば、キンメダイの水揚げ日本一の港。キンメダイはしゃぶしゃぶ、煮つけ、刺身と色々な食べ方をされますが、開国下田みなとでは大胆に揚げたキンメダイとカマンベールチーズを合わせたハンバーガーが食べられます。
アメリカンな店内で食べられる野菜とキンメダイの相性抜群ハンバーガーは、テレビにも取り上げられたことがあるほどです。下田の新しいグルメとして君臨する日も近いと言えるハンバーガー、ぜひ一度楽しんでみてください。
道の駅「開国下田みなと」(下田市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_660/
・公式HP:http://www.kaikokushimodaminato.co.jp/
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女性必見! イチゴの映えスポット、イチゴだらけの道の駅「伊豆のへそ」
道の駅「伊豆のへそ」は、伊豆半島のへそ部分にあるのでこの駅名になったというなんとも可愛らしい道の駅です。その名前に負けないくらい可愛い店内なのが、伊豆のへその特徴です。
駅内にはイチゴが所狭しと並び、頭上から壁までがイチゴです。イチゴ串やパフェ等、女性人気の高い道の駅となっています。
「いちごBonBonBERRY 伊豆の国factory」は、イチゴ専門店なのでイチゴを使った商品以外は置いていないのです。ラングドシャ、ソース、バウムクーヘン。すべてにイチゴが使われています。店内にある食事処では、なんとイチゴの食べ放題が行われていて、「とにかくイチゴを食べたい!」という方には、夢のような道の駅です。
ちなみにイチゴのブランコに座れるフォトスポットもあるので、イチゴ映えること間違いなしです。
イチゴ専門店の隣には、名産のシイタケ、地ビール、本わさび、地産の野菜やお土産も揃っている「伊豆・村の駅直売所」も設置されているので、イチゴ以外のお楽しみもちゃんとある道の駅です。
道の駅「伊豆のへそ」(伊豆の国市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/izunoheso/
・公式HP:http://www.izunoheso.com/
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開放感抜群! 富士山がすぐ目の前にそびえる道の駅「朝霧高原」
道の駅「朝霧高原」は、富士山の目の前にある道の駅です。標高900mに立地している道の駅で、車から降りると気温が少し変わったのがわかります。
富士山展望台だけでなく、道の駅のあらゆる場所から大きな富士山を見ることができて、その周りを広大な牧場が囲んでいます。開放感を感じる道の駅としてはトップレベルだと思います。
牧場が近いということで、道の駅でも人気なのが「朝霧牛乳」です。道の駅の外観も牛舎をイメージしていて、商品も期待を裏切らないクオリティです。パック売りもしていますが、オススメはすぐに味わえるビンの牛乳です。富士山の目の前で、一気に流し込む高級な牛乳。開放感に贅沢さも感じられます。
また道の駅では、あさぎり特濃牛乳を使用した、まるで牛乳を食べているようなソフトクリームも食べることができます。
道の駅「朝霧高原」(富士宮市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_654/
・公式HP:https://www.asagiri-kogen.com/73417/
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道の駅巡りと一緒に楽しむ静岡観光
・静岡県のおすすめスポット:https://activityjapan.com/search/tokai/shizuoka/
静岡県中部エリアのオススメ道の駅
4階建ての道の駅でプラネタリウム!? 高速道路からも立ち寄れる道の駅「富士川楽座」
全国には一般道からだけではなく、高速道路からそのまま立ち寄ることができる道の駅があります。それが道の駅「富士川楽座」です。
※編集部注:上り線のみ。下り線は富士川SAのスマートICから一度高速道路を降りてアクセスできます。
道の駅の隣には立派な「富士川SA」があり、なんと巨大な観覧車も設置されていて存在感がすごいです。しかし、富士川楽座も4階建てということもあり、SAに負けない存在感を放っています。
富士川楽座の魅力は、とにかくなんでも揃っているところです。4フロアあって、たくさんのお店が入っています。しらす、桜エビ、富士宮焼きそば、ワサビ漬け等の静岡県の名物に富士山も眺められて、富士の伝説「かぐや姫伝説」の飾りもあり、スキがない道の駅です。
中でも異彩を放っているのが、直径14mのドームスクリーンで見ることができるプラネタリウムです。最大2000万個の星々を映し出す最新の投影機、宇宙を身近に感じることができます。
道の駅で神秘的な気持ちになりたい方はぜひ富士川楽座を訪れ、プラネタリウムで星を眺めて癒されてください。
道の駅「富士川楽座」(富士市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_656/
・公式HP:https://www.fujikawarakuza.co.jp/
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超贅沢! 静岡のお茶を味わい尽くせる雅な道の駅「玉露の里」
静岡県で連想されるものとしてパッと浮かぶのは、やはりお茶ではないかと思います。道の駅「玉露の里」がある藤枝市は、数ある日本茶の中でも高級とされている「玉露」の日本三大産地の一つとして知られています。
高級なだけあって、お値段も少々お高めですが、一級品のお茶を求めて遠方からはるばる来られる方も多いようです。そんな玉露を気軽に知ってもらうための道の駅らしく、川を挟んだ向かい側には茶室があって、日本庭園を眺めながらお茶をいただくことができます。
玉露の里の特にオススメは、玉露のおいしさがしっかり詰まった玉露ソフトクリームです。今回はソフトクリームの紹介が多めかもしれませんが、ご了承ください。
玉露ソフトクリームはどの抹茶ソフトクリームより濃厚で、お茶の旨味がダイレクトに詰まったプレミアムな口触りと味になっています。
お茶を味わい尽くせる道の駅と見出しに書きましたが、玉露の里にあるレストランでは茶そばを中心に、茶葉を使った天ぷら、玉露のお汁粉やアフォガートも用意されています。飲むだけでなく、お茶を味わうことができる道の駅なのです。
道の駅「玉露の里」(藤枝市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_657/
・公式HP:https://www.shizutetsu-retailing.com/gyokuronosato/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
道の駅が3つに分かれている!? 市をまたぐ謎の道の駅「宇津ノ谷峠」
パッと見はなんてことない道の駅に見える「宇津ノ谷峠」ですが、実はとんでもない特徴を持った道の駅なのです。3カ所に分かれて道の駅が点在しているのです。
これだけでも珍しいのですが、なんと峠を挟んで静岡市、藤枝市の二つの市に同じ名称の道の駅が存在しているんです。めったにない道の駅です。国道1号線のトンネルを抜けると、上り線と下り線で同じ道の駅が待ち構えているという宇津ノ谷峠の特徴、初めての方だとびっくりするかもしれません。
場所が分かれていることで、上り線、下り線の道の駅で内装が全く違うのも面白いです。上り線の藤枝市側では、地場野菜の売店の他、24時間営業の海鮮丼テイクアウトのお店や土日限定で豆腐を使った新名物「あげおかべ」を販売しています。
下りの静岡市側では、静岡で有名な天神屋さんが手掛ける名物静岡おでんを食することができます。従来の静岡おでんとは見た目も味も具材も違い、食事にも小腹がすいた時のおやつにもピッタリで休憩にもってこいです。
ちなみにもう一つの3つ目の道の駅は、駐車場とお手洗いだけですので、過度な期待は禁物です。
道の駅「宇津ノ谷峠(静岡側)」(静岡市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_657/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
道の駅「宇津ノ谷峠(藤枝側)」(藤枝市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_649/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
静岡の隠れ名物とろろが味わえる!“一年中自然薯”をテーマにした道の駅「掛川」
道の駅「掛川」は、見た目はサービスエリアのようで、ドライブの休憩のための道の駅という立ち位置な気がします。駅内にはコンビニエンスストア、お食事処、直売所等とシンプルながら利用がしやすい道の駅となっています。
掛川市、実は自然薯が盛んな地域です。そして道の駅 掛川は一年中自然薯の駅をテーマにしている道の駅なので、お食事処で自然薯を使った静岡名物の「とろろ汁」を味わうことができるんです。とろろ丼やおそばもあります。
また、お茶の産地としても知られています。駅内にはお茶専門のお店も入っていて、急須も売っているので、こだわりのお茶とセットでお土産やご家庭でも味わってください。
道の駅「掛川」(掛川市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_661/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
道の駅巡りと一緒に楽しむ静岡観光
・静岡県のおすすめスポット:https://activityjapan.com/search/tokai/shizuoka/
静岡県西部エリアのオススメ道の駅
朝ラーメンと天ぷらのっけ丼が絶品! 砂丘にも近い道の駅「風のマルシェ御前崎」
静岡県最南端の静岡県御前崎市にある道の駅「風のマルシェ御前崎」。前回千葉県編で多く道の駅を紹介した房総半島も常春の地として知られていますが、風のマルシェ御前崎は房総半島よりも南に位置している道の駅らしく、温暖な気候が育んだ新鮮な野菜や果物がずらりと並びます。
すぐ側は海なので、まさに風のマルシェの駅名の通りの海風を感じることができます。
風のマルシェ御前崎の特徴は、全国的にも珍しい「朝ラーメン」です。温泉が朝早くから入れる道の駅はありますが、ラーメンを朝7時から食べることができるという道の駅は珍しいです。
近隣のお茶農家や問屋さんが早朝から仕事をしているので、そういった方が仕事終わりに道の駅にある「御前崎レストラン たわら屋」で、ラーメンを食べる習慣があるというこの地域らしい食文化です。
朝ラーメンですが、味は超本格的です。「端麗煮干しラーメン」や「煮干しまぜそば」等、メニューはさながら都内のオシャレなラーメン屋さんのようです。
11時からランチ営業をするのですが、そこには黒トリュフを使った日変わりラーメンや個性的な和え玉とこだわり抜かれたラーメンは、何度でも足を運びたくなります。
そしてもう一つ、たわら屋には、天ぷらのせ放題の丼が作れる名物メニューもあります。
メジャーなものから黒はんぺんといった変わり種の天ぷらが丼にのせ放題で、自分だけのボリューム満点のオリジナル天丼ができるんです。
ラーメンや天丼以外にもお刺身や定食等、メニューが豊富なところも魅力です。
道の駅「風のマルシェ御前崎」(御前崎市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_667/
・公式HP:http://www.omaezaki-marche.com/
・静岡県の道の駅一覧:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/shizuoka/
遠州灘で獲れたシラスたっぷりの丼! 静岡最西端の道の駅「潮見坂」
全国で10番目に大きい湖、汽水湖の長さとしては日本一の湖、浜名湖の西に位置する道の駅が「潮見坂」です。静岡県湖西市にあります。すぐ目の前は遠州灘が広がり、その大海原を眺めながら足湯に浸かることができるのも、うれしいポイントです。
道の駅では、全国的にも有名な浜名湖名物「うなぎパイ」が人気です。その他にも、ウナギの頭や内臓、骨を肥料にして育てたさつまいも「うなぎいも」を使ったお菓子なんかも売っています。
お食事処では、遠州灘で獲れたシラスを釜揚げにして白飯に乗せた「シラス丼」がとにかくオススメです。シラスの産地として有名で、産地だから楽しめる味わいで最高です。
それだけシラスが有名となると、シラスを使ったソフトクリームがあってもおかしくないと思いませんか? 安心してください。
バニラソフトクリームにシラスとネギがかかったソフトクリームがあります。底にはコーンフレークが入って、食べてみるとシラスとネギの存在感を感じます。気になるお味は…?
ぜひ皆様、潮見坂を訪れて味わってみてください。
道の駅「潮見坂」(湖西市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_663/
・公式HP:https://www.shiomizaka.com/
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原木しいたけがイチオシ! シイタケソフトクリームが食べられる道の駅「いっぷく処横川」
浜松市と聞くと海と都会というイメージがあるのではないでしょうか。私はそういうイメージを持っているのですが、浜松市はとにかく大きい市で、少し山の方へ入ると一気にのどかな風景になります。
道の駅「いっぷく処横川」は、都会の喧騒から離れた場所にあり、とにかくしいたけ尽くしという道の駅です。肉厚で旨味の強いシイタケ、山菜、キノコと言った山の幸を手に入れることができます。
見出しを見て、もう察しがついているかと思います。そうです。いっぷく処横川でもソフトクリームをご紹介します。いっぷく処横川では、しいたけを使ったソフトクリームが味わえるんです。
原木シイタケの粉末を使ったこのソフトクリーム、かなり独特な味わいです。シイタケの煮物のような甘さがソフトクリームに混じり、クッキークリームのような味わいに感じました。珍しいソフトであることは間違いないと思いますが、決して嫌な味ではなく美味しく感じます。
もしかすると、食べる人の好みによってかなり評価が変わるかもしれませんが、ハマる人はハマるソフトです。是非道の駅で味わって、どちらか試してみてください。
道の駅「いっぷく処横川」(浜松市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_650/
・公式HP:https://yokokawa.hamazo.tv/
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浜松の秘境? 訪れるのが一苦労な道の駅「くんま水車の里」
道の駅名になっている「くんま」。漢字で書くと「熊」と書きます。浜松市の山奥に道の駅「くんま水車の里」はあります。
くんま水車の里は、訪れるのが実は大変な道の駅で、私が訪れてきた道の駅の中では、一番の苦労した道の駅です。道の駅の公式HPには、“カーナビでは県道47号線経由で案内される場合があります、道幅が狭いためオススメできません”と書いてあります。
何も知らずにカーナビを入れてしまうと車一台がやっと通れるほどの、崖のような道をひたすら走ることになるので注意が必要です。HPには、“新東名「浜松浜北IC」経由でお越しください”と推奨ルートが書いてありますので、こちらからアクセスされることをオススメします。
道幅の狭いルートからアクセスしてしまった私ですが、道の駅は山道を抜けた後にオアシスのように待っていてくれました。間違いなく、浜松の秘境。
実はくんま水車の里は、地元のお母さんが集まって運営をしているそうです。道の駅名にも入っている水車がシンボルで、勢いよく回る姿を見ることができます。水車に隣接している水辺は岸辺に降りて川に触れ合うことができるので、子供にも人気となっています。
そんな決して飾らないのどかなくんま水車の里は、お蕎麦が有名です。昔ながらの素朴な味は、自然豊かな場所だから味わうことができる優しい味です。ここまで来た達成感と安堵感もあわさって、とにかくリラックスすること間違いなしです。
また、すぐ隣が愛知県なので、土日限定で五平餅を道の駅で購入することができます。段々と県の食文化が移り変わっていくところも、静岡県の道の駅巡りの楽しいところだと思います。
道の駅「くんま水車の里」(浜松市)
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/shizuoka/post_646/
・公式HP:https://kunma.jp/
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道の駅巡りと一緒に楽しむ静岡観光
・静岡県のおすすめスポット:https://activityjapan.com/search/tokai/shizuoka/
クルマ旅やお出かけ、ドライブに道の駅巡りまで楽しめる静岡県
私のおススメする静岡県の道の駅をご紹介させていただきました。静岡県は東西に長いため、その場所ごとに違った特徴が顕著に出ていると、記事を書いていて改めて思いました。
関東、中京圏のどちらからも立ち寄りやすい静岡県、クルマ旅やお出かけ、ドライブに道の駅巡りと、本当に楽しめる場所だと思います。
また、浜名湖、富士山、駿河湾、伊豆の地形と各地によって自然が作り出した異なる景色を楽しめて、様々なグルメを楽しめるのも静岡県に何度も訪れてしまう理由の一つだと思います。
ぜひ静岡県へお出かけの際は、ご紹介したオススメの道の駅巡りも楽しんでみてください。
■静岡県にある道の駅の場所は、一覧で掲載しているこちらから
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