レース仕様の自転車を使う「ロードバイク」という趣味は、ビジネスにおいてさまざまなプラス効果をもたらすことをご存じだろうか。たとえば、通勤の時間を利用してロードバイクで走れば、自己ブランディングとしてのシェイプアップになる。ほかにもあるビジネスパーソンに与える効能を紹介していこう。
目次
忙しい経営者が自転車(ロードバイク)を始めるべき理由
趣味は大きく「頭を使う趣味」と「身体を使う趣味」に分かれる。実際にはその中間的な趣味も存在するが、ロードバイクは基本的には後者と言えるだろう。つまり、身体を動かすことに楽しさや爽快さを感じる趣味ということだ。
また、身体を使う趣味をさらに細かく分類すると、「長い時間続けにくい趣味」と「長い時間続けやすい趣味」に分かれ、ロードバイクは後者に含まれる。ランニングや水泳のような似た部類のスポーツと比較すると、身体への負荷が軽く感じやすいためだ。
この、身体を使う趣味であり、かつ長い時間続けやすいという特徴が、経営者にさまざまな良い影響をもたらす。
「人は見た目が9割」 引き締まった身体に
2005年に出版された『人は見た目が9割』(新潮新書/竹内一郎著)という書籍が大ヒットし、ビジネス界においても見た目はやはり重要であることが再認識された。「会社の顔」的な存在である経営者も、もちろん見た目が良いに越したことはない。
ただし、見た目には変えられない部分と変えられる部分がある。太っているか痩せているか、適度に筋肉がついているか、などは本人の努力次第で改善することができる。
ロードバイクは足腰への負担が少なく、ゆるく長い時間をかけて運動を継続することができるスポーツだ。たくましい筋肉をつけるというより、身体を引き締められる。
消費カロリーの割に長く続けやすく、会食で得たカロリーを相殺しやすい
前述の内容とも少し重なるが、運動は継続時間が短すぎるとダイエットにつながりにくい。一方、ロードバイクは長い時間、たとえば1~2時間くらい身体を動かしている状態を継続しやすいため、脂肪を燃焼させて身体を引き締める良い効果がある。
しかもロードバイクの消費カロリーは決して小さいわけではない。一般的には時間あたりの消費カロリーはランニングとほぼ変わらないとされている。しかしランニングを1~2時間続けるのが結構大変だが、ロードバイクであればそれほど難しいことではない。
ロードバイクではこぐ動作はもちろん、前傾姿勢の状態で上半身を使ってうまくバランスをとりながら走り続ける必要があり、想像以上に上半身と下半身に適度に負荷がかかり続ける。
経営者は夜の会食の機会が多い。たとえば、1回の会食で少し多めにカロリーをとってしまい、その摂取カロリーが1,500kcalだったとする。しかしロードバイクで2時間程度走れば1,000kcalほどが消費されるため、結果的に男性の一般的な夕食のカロリー(600~720kcal)を下回る。この点にも注目したい。
ストレス発散がビジネスに良い影響を与える
ロードバイクは身体への直接的な影響だけではなく、メンタルにも良い影響を与える。たとえば、自然が多い地域へ出掛けてロードバイクを楽しめばリフレッシュ効果が得られる。ストレスが軽減されれば、仕事に集中して打ち込みやすく、ビジネスにも良い影響を与える。
また、ロードバイクを楽しんでいる最中は「脱スマホ」ができていることにも注目したい。最近はストレスを軽減するために「デジタルデトックス」を一定時間することが密かなブームだ。ロードバイクはそのためにはうってつけの趣味と言える。
ロードバイクを始める場合にかかる初期費用は?
ロードバイクを始めるためには、ある程度まとまった金額が必要だが、経営者である程度多くの役員報酬を受け取っている場合は、決して捻出するのが難しい金額ではない。
ロードバイク本体が5万~20万円ほど、本体につけるフロントライトやベル、ペダルなどが1,000~4,000円ほど、そのほか、ヘルメットやグローブ、鍵、ウェア類やサングラスなども含めれば、初期費用としては10万~30万円ほどかかるのが一般的だ。
賃貸暮らしでもロードバイクは保管できる?
経営者であっても都心に住んでいる場合は賃貸暮らしの人が少なくないが、賃貸物件でも自宅の中にロードバイクを保管する分には基本的には問題がない。専用のスタンドを購入して室内に立てておくのが一般的だ。
賃貸マンションの自転車置き場に置く方法もあるが、ロードバイクは高価であるため、盗難のリスクを考えると室内で保管するのが無難だ。
通勤・退勤の時間に楽しむことも可能
ロードバイクは、通勤の時間を有効に利用して楽しめる。経営者にとっては心身へのプラスの効果が大きいため、新しい趣味に挑戦しようと考えている人は、ぜひ候補に入れてみてほしい。
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文・岡本一道