初めて補助金を活用してみたいと思ったときに押さえておくべきこと

弊社では、日々「補助金を活用したい!」というお問い合わせを多数いただいております。
お問い合わせいただいた事業者様の中には、すでに補助金を活用したことがあります!補助金については色々と調べたことがあるので知っています!という方もいますが、「補助金を活用した経験はなく、何に使えるのかも知りません。」という方が圧倒的に多いです。
補助金のことをよく知らない!という方こそ、弊社にぜひご相談いただきたいのですが、ご相談いただく前にほんの少しお考えをまとめておいていただけると、より具体的な相談に乗ることができます。
ですので、今回は補助金を初めて検討している方にこそ、知っておいていただきたい相談のポイントをご紹介いたします。

使える補助金はありませんか?

初めて補助金を活用したいと思われた方からのお問い合わせでもっと多いのが「何か使える補助金はありませんか?」というご質問です。 もちろんご質問いただければ弊社のコンサルタントもなんとか回答はさせていただくのですが、、、、
補助金は1年間を通じて国や都道府県、市区町村など様々なところから非常に多くの公募が行われています。
一説には年間3000〜4000件の公募とも言われています。 その中で、漠然と「何か使える補助金は?」と聞かれると、よく利用されているやよく知られている補助金をご紹介するのに留まってしまいます。
つまり、掘り出し物の補助金を紹介するには至りません。

そもそも補助金には、それぞれの趣旨・目的というものが設定されています。
その趣旨・目的に合わせて、中小企業の何の取り組みを支援するのかが決められています。
そのため、「◯◯を買う予定がある。」「××にお金がかかりそうだ。」といった、何に投資するのかがわからないと、具体的な補助金を提案することができません。
以上から、補助金についてご相談いただく際には、「何に投資するのか」を整理した上で相談いただけると、より具体的な補助金の紹介が可能となります。

ポイント①:何に投資するのかを事前に決めておく

もうお金の支払いはしています。

補助金は原則「精算払い」です。
つまり、先に支払いをし、支払ったことを証明するものを事務局に提出することで補助金分のお金が戻ってくる仕組みです。
ただ、この支払いはいつ行っても良いわけではありません。
使いたい補助金を申請し、審査を受けて、オッケー(※)をもらったのちに発注や支払いをしてもいいというルールになっています。 ※オッケーになることを「交付決定」と言います。

そのため、これから補助金を申請するものの、もうすでにお金を払っているんですよね、、、、というものについては、補助金の対象になりません。

また、補助金の申請は締切があり、締切後に一斉に審査されて一斉に結果が発表されます。
いますぐ投資をしたい!と思っても、申請から結果が出るまでには一定の時間が必ずかかります。
どうしても今すぐ投資したいという場合は補助金を諦めざるえません。
そのため、補助金を活用したい場合は、概ね6ヶ月〜1年先に投資するだろう内容が該当してくるとお考えください。

ポイント②:補助金に該当するのは概ね6ヶ月〜1年先に投資するもの。過去に契約・支払ったものは対象外。

※ただし、特例で「すでに支払いが済んでいるものも対象になる」という補助金もまれにありますので、もし気になる場合はご相談ください。

まとめ

以上のように、補助金についてご相談いただく場合は、以下の2点を想定した上でご相談いただけると効果的な相談対応が可能となります。ぜひ事前に整理いただけますと幸いです。

① 投資する内容を洗い出す
② 投資する時期は相談時点から概ね6ヶ月〜1年先くらいのもの

弊社では中小企業診断士の有資格者がご相談対応をさせていただいております。
ぜひお気軽にご相談ください。

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