一流ビジネスマンの資質が発揮されるのは、ビジネスシーンだけではない。実は趣味などのプライベート面にも、成功者ならではの特徴や傾向が隠されている。一流ビジネスマンを目指している人は、プライベート面におけるマインドや考え方をとり入れてみよう。
目次
一流ビジネスマンはゴルフを趣味にしている
一流ビジネスマンの趣味と聞くと、知的なものをイメージする人が多いだろう。実際にはどのような傾向があるのか、以下では東京商工リサーチによる「130万人の社長データ調査」の結果を紹介する。
上記の通り、経営者の約半数はゴルフを趣味にしている。さまざまな要因が考えられるが、主なものとしては経営者同士がゆっくりと交流できたり、ゴルフ会員権にステータスとしての価値があったりする点が挙げられるだろう。
また、ゴルフはシニア層になってからも続けやすいため、健康面での効果も期待できる。
ストイックな生活を送るのも一流ならでは
世の中の経営者を見てみると、トライアスロンなどの高負荷なスポーツや、情報収集のための読書を趣味にしている人も多い。一流ビジネスマンは疲れ切った心身を休ませるのではなく、自分を高めるために余暇を使っているケースが多いのだ。
無趣味の経営者についても、日常生活を覗くとストイックな一面が見えてくる。例えば、毎回の食後に軽い運動をとり入れたり、スマホ・テレビを見ない時間を作ったりなど、多くの成功者は充実した1日を過ごすための工夫をしている。
実は休み方にも一流ならではの傾向が
より充実した休日を過ごすには、どのようなマインドや考え方が必要になるのだろうか。次は一流ビジネスマンの傾向から、休み方のヒントをつかんでいこう。
○一流ビジネスマンの休み方の例
・平日は「仕事をこなす日」、休日は「思案をする日」と捉えてアンテナを張る
・家族と過ごすことに集中し、その時間を確保するために仕事を早く終わらせる
・カレンダー通りに休まず、「休日に仕事をしても良い」と考えて過ごす
・前日までに休日の予定を立てる
一流ビジネスマンに共通しているのは、「休日を無駄にしない」という考え方だ。また、仕事のモチベーションを保てるように、平日の動き方も踏まえて休日のプランを立てている。
ビジネスマンとして一流を目指す心構え
一流ビジネスマンを目指すには、どのような心構えで過ごせば良いのだろうか。ここからは3つのポイントに絞って、積極的に取り入れたい心構えを紹介しよう。
仕事の進捗に合わせたスケジュールを立てない
一般的なサラリーマンによく見られるのが、仕事の進捗に合わせたスケジュールの立て方である。例えば、「大きな案件が終わったから遠出をする」「忙しいときは休暇を取らない」といった考え方では、1年を通して安定した日常を送ることは難しい。
また、常に繁忙期と同じように仕事をこなせば、毎週のようにゆったりとした休日を過ごせるはずだ。仕事のペースを緩めないためにも、休日のスケジュールは基本的に固定することが望ましい。
休日用の仕事をあえて残しておく
頭を完全にオフにすると、休み明けにスタートダッシュを決めることが難しくなる。オン・オフの切り替えは重要だが、現実的には難しい場面が多いため、仕事から完全には離れないマインドも意識したい。
具体策としては、休日用の仕事をあえて残しておく方法が挙げられる。新製品のアイデア出しやプロジェクトメンバーの決定など、休日を過ごしながらこなせる仕事を探してみよう。
人脈作りを意識した趣味を始める
ビジネスに関連する趣味を始める方法も、参考にしたい心構えだ。前述のゴルフ以外にも、人脈作りに役立つ趣味は多く存在している。
○人脈作りに役立つ趣味
・野球やサッカーなどのチームスポーツ
・テニスなど、スクールや公営コートがあるスポーツ
・ウイスキーやワインなどのお酒
・英会話教室などの習い事
・ツアーやセミナーなど、多人数型イベントへの参加
なお、自分が楽しめないと趣味は続かないため、ビジネス面のみで選ぶことは控えたい。まずは興味のある分野をリストアップして、その中からビジネスに役立つ趣味を見極めていこう。
一流ビジネスマンの日常を参考にし、仕事のモチベーションを高めよう
今回紹介したように、一流ビジネスマンは心身を休めるためだけに余暇を使っていない。仕事とプライベートを結び付け、常にモチベーションを維持できるような方針・計画を立てている。
日常生活をすべて真似る必要はないが、マインドや考え方については参考になる部分があるはずだ。これまでの平日・休日の過ごし方を見直し、有益な毎日を過ごせるように工夫してみよう。