三井物産、シンガポールの漢方薬製造販売企業Eu Yan Sang International Ltd.への出資参画へ
(画像=SB/stock.adobe.com)

三井物産株式会社(8031)は、Eu Yan Sang International Ltd.(シンガポール、以下ユーヤンサン)に出資参画することに合意した。併せて、ユーヤンサンと業務提携契約を締結した。

シンガポールのプライベートエクイティファンドのタワーキャピタルアジア(運営:Tower Capital Asia Pte. Ltd.)が組成したファンドに、パートナーとして参画することに合意したもので、三井物産は間接保有の株主となる。

三井物産は、三井グループの総合商社。

今年初めに米国・高機能サプリメント製造販売事業者Thorne HealthTech Inc.(以下Thorne)との共同事業体をシンガポールに設立。Thorneが蓄積したエビデンス(科学的根拠)に基づく製品・素材・技術を漢方製品に応用し、ユーヤンサンの漢方製品のブランド力強化・商品開発につなげ、西洋と東洋を融合させたウェルネス事業の実現を目指している。

ユーヤンサンは、1879年に設立された東南アジアの漢方薬製造販売企業。シンガポール、香港、マレーシアを中心に170以上の店舗と30の漢方クリニックを運営し、科学的なアプローチで、医薬品から食品まで幅広く漢方製品を開発・販売している。

本件は、Wellness All Mitsuiと称する健康事業群の確立の中でも、エビデンスに基づくサイエンスソリューションを提供するための施策の一つ。

三井物産は、間接保有の株主として、保有する幅広い事業アセットとのシナジーを活用し、ユーヤンサンの価値向上や海外展開支援による同社事業の拡大に取り組む。
(提供:日本M&Aセンター

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