HIS、ハウステンボスを香港の投資会社に譲渡
(画像=ryo0903/stock.adobe.com)

株式会社エイチ・アイ・エス(9603、以下HIS)は、連結子会社であるハウステンボス株式会社(以下、ハウステンボス)の全株式を、香港のPAG Asia Capital Limitedが運用するプライベートエクイティファンドに売却することを決定した。

HISは、日本の大手旅行会社。2010年4月よりハウステンボスの経営再建をすることを使命とし、テーマパーク事業に参画している。

売却先は、香港のPAG Asia Capital Limitedとその関連会社(以下、総称してPAG)が運用するプライベート・エクイティ・ファンドが管理する特別目的会社であるPAG HTB Holdings株式会社。

PAGは、エンターテインメント業界を投資における注力分野の一つとし、テーマパーク事業については、2013年12月のユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営する株式会社ユー・エス・ジェイ(現合同会社ユー・エス・ジェイ)への出資の実績を有している。

ハウステンボスは、HISグループ傘下になった年より10期連続黒字化を達成。直近事業年度はコロナ禍により赤字決算となったものの、安定した経営基盤を背景に開業30周年事業の施策も展開し、今期は黒字化の見込みとなっている。
HISは、ハウステンボスの更なる成長と競争力強化を図るため、テーマパーク事業に関する知見を有し、機動的かつ柔軟に資金供給を行うことができるパートナーへの譲渡が最善と判断し、本件に至る。
(提供:日本M&Aセンター

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