牛肉番付表/食肉流通センター
(画像=牛肉番付表/食肉流通センター)

公益財団法人日本食肉流通センターはこのほど、2021年の食肉消費番付をまとめた。これは、総務省の家計調査をもとに作成したもの。牛肉、豚肉、鶏肉、生鮮肉(牛肉、豚肉、鶏肉、合びき肉、その他生鮮肉の合計)の4部門で、それぞれの支出金額を東方、購入数量を西方として表した。

牛肉の支出金額の横綱は京都市、大関は奈良市となり、それぞれ2020年と変わらず。20年の前頭三枚目の和歌山市が関脇に昇進した。購入数量では、前前頭三枚目の奈良市が横綱に、同様に前相撲(前13位)の和歌山市が大関に大躍進を遂げた。関脇の大津市も前相撲(前11位)から昇進している。前横綱の京都市は今回13位に降格した。京都市の1世帯当たりの牛肉購入単価が全国で最も高い結果となった。

豚肉の支出金額の横綱には川崎市(前15位)が躍進、前前頭筆頭の浜松市が大関に、福島市(前13位)が関脇に昇進した。購入数量の横綱は新潟市(前関脇)、大関が福島市(前18位)、関脇が浜松市(前11位)とそれぞれ昇格した。前横綱の札幌市は前相撲の16位に転落した。

豚肉番付表/食肉流通センター
(画像=豚肉番付表/食肉流通センター)

鶏肉では、支出金額の横綱に福岡市(前小結)が昇進、大関の宮崎市は変わらず。関脇の京都市は前頭筆頭から昇進し、前横綱の熊本市が前頭筆頭に転落した。購入数量も横綱は福岡市で、こちらも大関は不動の宮崎市となった。前横綱の熊本市が関脇に転落した。

鶏肉番付表/食肉流通センター
(画像=鶏肉番付表/食肉流通センター)

最後に、生鮮肉でみると、東方の支出金額では横綱の京都市、大関の大津市、関脇の奈良市は不動となった。西方の購入数量では、前相撲(前12位)の福岡市が横綱に、前34位の大阪市が大関にそれぞれ大躍進を遂げた。前横綱の熊本市は関脇に転落している。

生鮮肉番付表/食肉流通センター
(画像=生鮮肉番付表/食肉流通センター)

豚肉の幕内はすべて東日本勢が独占、鶏肉と生鮮肉の横綱・三役はすべて西日本勢が占める結果となった。番付表は日本食肉流通センターの公式サイトで閲覧できる。

〈畜産日報2022年8月12日付〉