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(画像=Blue Planet Studio/stock.adobe.com)

企業の大きな社会的役割として、「雇用を生む」というものがあります。
地域が豊かになるために、家族が離れ離れにならないために、
地域に仕事があることは必要条件です。
今回の新型コロナ流行では、夢を持って大都市に出てきたはずの若者が、
アルバイトが無くなってしまってやむを得ず地元に帰る、というケースも多くありました。

経営者の方々には、
そうした人々の幸福な生活や、夢を追う人の支援のために経営を頑張っている、
という方も少なくありません。
そこで今回は、雇用の創出に関する補助金の特集です

コールセンター・事務センター等の新設・増設に関する奨励金(松山市)

松山市にコールセンター・事務センターを設置・拡大した時に使える補助金です。
工事費や賃料が補助される他、新規雇用した人数に応じて奨励金がもらえます。
多くの従業員を必要として、かつ大都市から離れていても機能する事業所は、
地域の雇用の救世主になり得る存在です。
多くの自治体で誘致に力を入れているので、ぜひチェックしてみてください。

起業創業資金支援事業(天草市)

天草市で創業する際に使える補助金です。
中小企業の第二創業でも使えて、最大300万円補助されます。
この補助金は人件費にも使えますが、
自治体によっては人件費は対象外となる創業補助金もあるのでご注意ください。

行きたくなる商店街づくり事業補助金(福岡県)

福岡県の商店街さまなどが使える補助金です。
創業・事業拡大が難しくても、イベントという形で雇用創出は可能です。
一時的にでも地域で仕事をしてもらう機会をつくれれば、
働くことを通して地域に貢献する喜びも分かち合えることでしょう。
イベント系の補助金も、中には人件費が対象外になるものもあるのでご注意ください。

多様な働き方推進事業費補助金(京都府)

京都府の中小企業が使える補助金です。
働く場所があっても、働き方がマッチせずに働けないケースも多々あります。
補助金を使ってテレワークを導入したり、託児スペースを整備すれば、
今まで働きたくても働けなかった人材を活用できるようになります。
この補助金は、働き方改革のための設備投資だけでなく、
求人のための広告やホームページ整備にも使えるのが嬉しいですね。

働くことは生きること。
だとすれば、雇用を創出することは人を生かすことそのものだとも言えるでしょう。
企業も人も、雇用を通して支えあって生きています。
良質の雇用をたくさん作って、地域にも人にも貢献できる会社を目指したいですね。