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(画像=Jラボ)

新型コロナ禍で、不要不急の遠出が憚られる世情が続いています。
必需品の購入やちょっとした外食なんかも、
遠くまでは出かけずに近所で済ます方が多いのではないでしょうか。
私も改めて、最寄駅の商店街がこんなに充実していたのか、と、
地域の魅力や確固とした機能を感じています。

一方で、地域に密着した商店街は、
大規模店舗との競合や後継者の不在でシャッター街になっているところが多く、
今回のコロナを機に廃業してしまう個人商店も少なくありません。

コロナ後の社会にこそ必要な商店街なのに、
空き店舗ばかりでは地域住民も困ってしまいます。
そこで今回は、空き店舗を利用する際に使える助成金の特集です。

商店街空き店舗対策費補助金(甲州市)

甲州市の商店街の空き店舗を利用した新規事業を補助します。
最大で1100万円支給されます。
建物の改修費の他に、6ヵ月間は家賃も補助してもらえるのが嬉しいですね。

街なか遊休不動産活用促進利子助成補助金制度(佐賀市)

佐賀市の空き家・空き地・空き店舗など遊休不動産を活用する事業を補助します。
事業に必要な融資の利子を最長2年、最大50万円がもらえます。
利子分を補助、という間接的な支援になる分、幅広い活用方法に対応できる制度です。

魅力ある商いのまちづくり支援事業補助金(宮津市)

宮津市の空き家・空き店舗を活用して創業する際に使える補助金です。
宿泊業や土産物屋など、観光振興に繋がる創業の場合は、
店舗改修費だけでなく人件費や賃料にも補助金が使えて、
最大200万円にまで限度額が拡充されます。

ただでさえ経営の苦しい店舗が多かった地域の商店街。
新型コロナで、より一層の苦境に立たされている状況です。
とはいえ、誰かが去った店舗には別の誰かが入らないと、
必要とする人に必要なサービスが届きません。
先行き不透明な中では、創業したり事業拡大する決断は難しいかもしれません。
ですが、商店街の機能を取り戻し、町を蘇らせることができるのは、
今、勇気をもって踏み出せるあなたなのです。