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(画像=PIXTA)

緊急事態宣言が解除されて初めての週末を迎えようとしています。
百貨店や飲食店も営業を再開するところが増えてきて、
少しずつ日常を取り戻しつつあることを感じています。

とはいえ、経営者様の立場から見れば、これからが正念場。
休業していたとしても固定費は発生し続けているわけで、
無事に営業再開したとしても、この2か月分の負担は重くのしかかってきます。

そんな中、先日第二次補正予算が成立しました。
これにより、家賃の負担を大きく軽減してくれると期待を集めていた、
月額最大100万円の「家賃支援給付金」も動き出すことになります。
固定費の中でも割合が大きい家賃・地代を月額100万円補助してもらえたら、
今後の経営がグッと安定しますよね。

そこで今回は「家賃支援給付金」と、市町村独自の家賃補助を一部ご紹介します。

家賃支援給付金

全国の中堅企業・中小企業・個人事業主さまが対象の給付金です。
2020年5月から12月までの間で、前年比50%以上売り上げが減った月がある場合に、
(または、連続する3ヵ月の売上が前年比で30%以上減った場合)
月額最大100万円を6ヶ月分受け取れます。(個人の場合は50万円)
給付金月額50万円までと50万円から100万円とで給付率がかわるのでご注意ください。
50万円までは家賃の2/3、100万円までは家賃の1/3が給付率になります。
申請方法の詳細はまで未定ですが、
売り上げがすぐに回復しなかった場合でも、家賃をぐっと抑えられるのは安心です。

飲食サービス事業者家賃支援補助金(山口市)

山口市の飲食サービス店さま向けの補助金です。
2020年1月から5月のいずれかの月で、売上高等が前年同月比で20%以上減少している場合にもらえます。
1か月あたり10万円を上限として計算し、3か月分の金額を一括支給(1店舗あたり最大30万円)。
6月30日が申請締め切りです。

個⼈事業主への店舗賃料⽀援⾦(西宮市)

西宮市の個人事業主さまが対象の補助金です。
前年比で売上が20%以上減少した月に申請できます。
家賃の範囲内で、一店舗当たり最大10万円、2店舗分までもらえます。
7月31日が申請締め切りです。
※対象店舗一覧にある小売店や飲食店、生活関連サービス店が対象になります。

テナントに対する賃料助成金(船橋市)

船橋市の中小企業様が対象の補助金です。
2月から5月のどこかの月で、前年比1/3以上売上が減った場合に使えます。
一月あたり最大10万円(家賃の範囲内)、4月5月の二ヶ月分がもらえます。
こちらは飲食店以外でも利用でき、申請期限は令和3年3月15日までです。

第二次補正予算が通過して家賃にも補助がでることになり、
ようやく必要な政策が出揃ってきました。
政府も要望に応じて補助率も増やすなどしてくれましたが、
後出しでの要件変更が相次ぎ、実際に、
「何をすれば」「いくらもらえるのか」
が分かりにくくなってしまっている現状もあります。
三密を避ける工夫をしながら資金確保に奔走し、
その上で日々報道される助成金の情報を理解するのは不可能に近いと思います。

Jマッチの運営会社である株式会社ライトアップでも、
新型コロナ対策の補助金・助成金申請をお手伝いする中で、
もっと迅速に、全国すべての中小企業の皆さんに必要な情報が届けられるよう、
もらえそうな補助金・助成金と金額の自動診断システムをOEM提供することになりました。
「全国、全ての中小企業を黒字にする」という弊社ビジョンを実現するために、
引き続き、みなさまと一緒に努力していきたいと思います。