FIFA Collect、Algorandから独自EVMチェーンへ移行

FIFAは5月1日、公式NFTプラットフォーム「FIFA Collect」をAlgorandから独自のEVM互換「FIFA Blockchain」へ移行すると発表しました。

移行の概要

FAQによると、移行は最短で5月20日以降に開始され、ユーザー側が行うことは特に何もないとのこと。プラットフォームは「性能と拡張性の強化が目的」と説明し、将来的な新機能やスケーラビリティ向上を狙います。

2022年のワールドカップ前にAlgorand上でローンチされた同サービスは、2023年12月にPolygonでも一部コレクションを発行していましたが、今回は完全にAlgorandを離脱する決断となりました。

ユーザーへの影響と今後の展望

移行後はAlgorand系ウォレット(Pera、Deflyなど)が使えなくなり、MetaMaskやRabbyといったEVM対応ウォレットへの切り替えが求められます。過去にNFTを外部へエクスポートしたユーザーは、5月20日までにプラットフォームへ再インポートしておくと自動的に新チェーンへ移行される仕組みです

FIFA Collectは新チェーンの詳細を近日公開するとしており、「新しい体験と将来の革新を支える基盤になる」と強調しています。一方、Algorand財団は「FIFAの新方針を尊重する」とコメントし、ALGOトークンは発表後24時間で約5%下落しています。

参照情報・引用元

https://www.theblock.co/post/352555/fifa-nft-collection-migration