
Virtually Human Studios(VHS)は、かつて一世を風靡したNFT競走馬ゲーム「Zed Run」を終了し、新たに「Zed Champions」として再スタートしました。
🎉 ZED Champions is live on @Base. 🎉
— ZED CHAMPIONS (@zed_champions) April 29, 2025
Race smart. Breed strong.
Run the future! LFG!!!@ZEDtoken pic.twitter.com/F1l46dVA93
今回は、Coinbaseが手がけるイーサリアムL2「Base」上で展開され、さらに進化した仕組みが導入されています。
Zed Championsとは
「Zed Champions」では、従来のZed Runと異なり、馬同士の自動マッチングによるレース参加が可能になりました。プレイヤーが手動でエントリーする必要がなく、スキルレベルが近い馬同士が自動で対戦します。Decryptoによると、VHSのCEO、Nir Efrat氏は、「カジュアルプレイヤーもベテランも楽しめる、スキルと戦略重視のシステムを構築した」と述べているとのことです。
また、中心となるのはエコシステム内通貨「ZED」トークンです。ZEDはレース参加費、馬の繁殖、アイテムの購入に使用されます。さらに各馬は、繁殖価格やレース成績に基づく「内部ZEDバランス」を持ち、レース参加時に一部を賭ける形式。レース結果によってバランスが増減し、最終的に馬をリタイアさせて獲得ZEDを引き出す選択も可能です。
・公式サイト:https://zedchampions.com/
・公式X:https://x.com/zed_champions
Zed Runとの違いと対応
Zed Runの馬NFTは、今作「Zed Champions」には引き継がれません。しかし、旧ゲーム終了前に特定のバッジを獲得していたプレイヤーには、新ゲーム用のレース馬や繁殖馬が無償で配布されました。
Efrat氏は「Zed Championsはクリーンスレートだ」と述べ、過去の失敗から学び、持続可能なモデルを目指していると強調しています。
成功と失速の経験を経た復活
Zed Runはかつて、NFTバブル最盛期の2021年に人気を博し、BudweiserやStella Artoisとのコラボ、Andreessen Horowitzなどからの2000万ドル調達に成功するなど、業界をリードしていました。しかし2022年以降NFT市場全体が低迷し、取引量も急減、今年2月末に正式にサービス終了しました。
新たな「Zed Champions」では、過去の栄光に頼らず、より堅実で持続可能な運営を目指している点が注目されます。
参照情報・引用元
・https://decrypt.co/316789/ethereum-nft-game-zed-run-reborn-base |