
株式会社ECC(大阪市北区)の幼児教育推進部は、幼稚園・保育園での英語学習機会をさらに広げる取り組みとして、園内で特別な英語体験ができる空間VRプログラム「ECCえいごVRたいけん」の販売を2025年4月より開始する。
本プログラムは、フォレストデジタル株式会社(北海道十勝郡浦幌町)の空間演出型VR「uralaa」とECCの教育ノウハウを組み合わせることで、VRゴーグルを使用せずに、子どもたちが安全かつ楽しく“その場にいるような感覚”で英語に触れられる、英語教育の新たなアプローチとして注目される取り組みとなる。子どもたちは、実際の風景や状況を再現した空間の中で、ECC講師との英語でのやり取りを楽しみながら自然に英語を身につけていき、一方的な“聞き流し型”ではなく、仮想空間でのやり取りを通して「意味のある音」として英語に触れることができる仕組みだ。
「ECCえいごVRたいけん」は、2025年4月23日(水)~25日(金)に東京ビッグサイトで開催される「EDIX(教育総合展)東京2025」にて初披露され、VR体験ブースで体験可能とのこと。
【バーチャル空間を利用した英語学習】関連記事
> メタバース英会話・AR/VR体験イベントを開催(2023年11月記事)
「ECCえいごVRたいけん」概要
・名称: ECCえいごVRたいけん
・概要: 園内にイマーシブ空間(空間VR)を創出し、「動物と出合う」「乗り物に乗る」など、英語で冒険をするイベント
・対象: 幼稚園・保育園・認定こども園 ※2歳児以上の園児
・形式: 年間1~2回のスポット実施型
・時間: 1回約15分
・特長: VRゴーグル(ヘッドセット)不要、安全に配慮、子どもが自発的に関わるインタラクティブ設計
「体験格差」を埋める社会的意義
幼稚園・保育園におけるの課題の一つとして、園児の環境差による「体験格差」への関心が高まっている。「ECCえいごVRたいけん」は、すべての子どもが等しく印象に残る体験を得られるように設計されており、教育現場における機会の格差是正に向けた新たなアプローチとして、今後の活用が期待される取り組み。
教育×空間VR
これまで幼児教育分野においてVR導入は、技術的・教育的な課題から進んでいなかったが、本プログラムは、VRゴーグル(ヘッドセット)を使わない空間VR・安全設計・ECCの英語教育ノウハウにより、幼児でも安心して楽しめるイマーシブ英語体験を実現している。
関係者のコメント
株式会社ECC 取締役・法人渉外事業部 事業部長 白川裕一氏
フォレストデジタル様との協業により、保育室にいながらイマーシブ空間を英語で探検する、これまでにない夢のような体験が実現しました。「ECCえいごVRたいけん」を通じて、子どもたちがワクワクしながら英語に触れ、「小さな国際人」として成長していく姿が楽しみです。 |
フォレストデジタル株式会社 取締役COO 宮崎洋一氏
ECC様と実施した実証検証では、空間VRの世界に没入した子どもたちが、終始集中して楽しみながら、先生との自然な会話が広がっていく様子が非常に印象的でした。uralaa(うらら)は、さまざまな映像コンテンツを出張形式で提供し、イマーシブ体験を通じて感動や気づきをもたらすことで、人々の行動変容を促す、新しい空間VR体験サービスです。映像に包まれるこの体験を通じて、子どもたちが多様な世界に触れ、知的好奇心を育みながら、楽しんで学び、成長するきっかけになれば幸いです。 |
空間型VRプラットフォーム「uralaa」について
フォレストデジタル株式会社が開発した空間型VRプラットフォーム。従来のVRのようにヘッドマウントディスプレイ(HMD)やゴーグルなどの機器を必要とせず、部屋の壁や天井に高精細な自然映像を投影し、サラウンド音響やアロマも組み合わせることで、HMD不要で没入感ある体験を提供する。教育・医療・観光など幅広い分野で活用されており、誰でも手軽に「ひととき旅」が楽しめるのが特徴。
関連リンク
ECC幼児教育推進部
> 公式サイト
フォレストデジタル株式会社
> 公式サイト