NTTドコモグループ、新入社員に入社証明書NFTを発行

NTTドコモとそのグループ企業であるNTTコムウェア、NTTドコモCSは、2025年4月に入社した新入社員を対象に、入社証明書としてNFTを発行しました。この取り組みは、Web3時代に対応した新たなデジタル証明の形として注目を集めています。

ブロックチェーンで証明する「入社」という新たな体験

今回発行されたNFTは、新入社員が正式にグループの一員となったことを記録する“デジタル証明書”です。ブロックチェーン上に記録されることで、改ざんが困難な透明性の高い認証手段となっており、新入社員にとっても記念性の高い体験となります。

このNFTの発行には、クリプトリエが提供するNFT発行プラットフォーム「MintMonster」が活用されました。

NTTドコモグループ、新入社員に入社証明書NFTを発行
引用:MintMonster

MintMonsterは、企業や個人が簡単にNFTを発行できるツールであり、今回のような大規模発行にも対応しています。新入社員は、Web3に関する知識がなくても直感的にNFTを受け取ることができる設計となっています。

デザイン面では、「Web3時代の新しい働き方」や「未来への挑戦」をテーマにしたビジュアルが用いられており、ブロックチェーン社会への第一歩としての意味も込められています。

ブランディングや人材戦略にも波及

このようなNFTの活用は、企業ブランディングや採用活動においてもプラスに働く可能性があります。特にデジタルネイティブ世代にとって、自身のキャリアの出発点がNFTという形で証明されることは、ユニークかつ印象深い体験となるでしょう。

ドコモグループは今後も、Web3技術を活用した人材育成や組織内外への価値提供を模索していくと見られ、今回の取り組みはその第一歩として位置づけられます。NFTによるデジタル証明が、企業文化の一端を担う時代が訪れつつあるのかもしれません。

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