帝人、北米の自動車部品子会社TATを売却

帝人株式会社(3401)は、100%連結子会社であるTeijin Automotive Technologies NA Holdings Corp.(米国ミシガン州、以下:TAT)株式の全てを、AURELIUS Private Equity Mid-Market Buyout 傘下の特別目的会社であるStork BidCo Inc. (米国デラウェア州)へ譲渡することを決定した。

TATは、自動車向け複合材料/部品の設計・成形・加工を行っている。

目的

帝人は、自動車向け複合成形材料事業について、2017年の北米事業買収以降、様々な新技術・新プログラムの獲得、さらにグローバルな展開を並行して実施し、事業拡大を進めてきた。

しかしながら、コロナ禍やその後の人員不足に加え、労務費高騰をはじめとするインフレ、ストライキ等の外部環境の悪化などで想定する利益水準を大きく下回る状況が続いていた。

帝人グループの将来の柱と位置付けるには、事業安定性や成長性の観点から困難と判断した。

株式の状況

異動前の所有株式数 82,792株(議決権所有割合:100.00%)
譲渡株式数 82,792株
異動後の所有株式数 0株(議決権所有割合:0.00%)
譲渡価額 株式譲渡先との守秘義務を踏まえ非開示

日程

株式譲渡実行日:2025年5月(予定)(関係当局等の許認可を取得し次第速やかに実行)

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(提供:日本M&Aセンター

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