X2Y2、NFTマーケットプレイス事業を終了──AI活用の分散型プロジェクトへ転換

NFTマーケットプレイス「X2Y2」は、2025年4月30日をもってプラットフォームのサービス提供を終了すると発表しました。

スマートコントラクトは今後も稼働し続けるものの、Webサイトなどのマーケットプレイス機能は全面的に停止される予定です。

NFT市場の縮小とネットワーク効果の限界

X2Y2のCEOであるTP氏は、NFT取引量が2021年のピークから90%減少したことを主要な理由として挙げ、「マーケットプレイスはネットワーク効果によって成功が左右される」と強調しました。同氏は「この3年間、X2Y2はOpenSeaに次ぐ第2位の規模を誇り、累計取引高は56億ドル(約8,388億円)に達した」と振り返りつつ、「この旅路を共にしたコミュニティには感謝しかない」とコメントしています。

AI領域へと舵を切る新たな挑戦

サービス終了と同時に、X2Y2は新たに「AIを活用した分散型プロジェクト」へと事業をピボットする方針も明らかにしました。TP氏によると、これは「単なるトレンドを追うのではなく、持続的な価値創出を目指す」プロジェクトであり、「分散型で革新的、強気相場でも弱気相場でも意味のある存在になる」と説明されています。

なお、X2Y2トークン($X2Y2)の今後の活用方法については現時点で不明ですが、同氏は「トークン価値に一定の影響はあるだろうが、次なるステージにおいて長期的な価値創出を目指す」と述べています。

今後のアップデートや新プロジェクトに関する情報は、TP氏のXアカウント(@tp_x2y2)を通じて共有される予定です。

参照情報・引用元

https://x.com/the_x2y2/status/1906633578563203566
https://mirror.xyz/x2y2.eth/85DG2KcKmJd1AiyXU7BU2yATys1hgxWWXju_pmESwYI