外資系で学んだすごい働き方
(画像=Ollyy/Shutterstock.com)

(本記事は、山田 美樹氏の著書『外資系で学んだすごい働き方』プレジデント社の中から一部を抜粋・編集しています)

Issueを見つけだす力を磨こう

移動可能なスキルの中でも、大事なのが、「思考力」です。

思考力にはロジカルシンキング、ビジョンを描く力、優先順位を見抜く力、意思決定を下す力など、いくつかの要素があります。

中でもあらゆる業種を通じて求められるのが、「課題(Issue)を見つけだす力」でしょう。

Issue とは、一番本質的な課題という意味で、表面的に起きているトラブル=問題ではなく、まだ明らかになっていない、しかし重要な影響を及ぼす問題です。そのように誰も気がついていないけれども、何らかの対応、対処をしないと、今後に影響が出るような根本的な課題を特定する思考力を持つことが重要です。

不確実性が高く混沌としている現代は、さまざまなことがすごいスピードで動いていき、何が正解かを見極めにくい状況にあります。

単に上司からの命令に従って作業をこなしているだけでは、Issue を見つける能力は磨かれません。自発的に考える習慣を持ちましょう。業務やプロジェクトの課題を見つけ、解決策も提案していくといったことを習慣化していく必要があります。

テクニカルな思考力は、まずフレームワークで身につける