こんにちは!ロマンあふれるものが大好きなライターの「しほ」です!
皆さんは「泳ぐ宝石」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
実は、これは観賞魚である錦鯉の異名なのです!その名の通り、錦鯉は色鮮やかな美しさで人々を魅了します。私自身も錦鯉に魅了された1人で、自宅で飼育するほどの愛好家です!
しかし、その魅力は見た目だけではありません!
そこで今回は、錦鯉の奥深い世界をご紹介します。
錦鯉ってどんな魚?
本項では、あまり知られていない錦鯉の魅力や特徴をお伝えします!
美しさ以外の魅力の1つは、性格です。なんと足音で飼い主を聞き分け寄ってくるほど賢く、人懐っこい魚なのです!
穏やかな性格で個体同士で喧嘩をすることがほとんどないため、複数飼いができます。
水中でも音を聞き分けるというのは驚きですよね。
そして、最大の特徴は飼育がしやすい点にあります!
例えば、小さな錦鯉であれば、水槽で飼育することも可能です。錦鯉は生活する空間の大きさに合わせて成長を調整する特性があるため、水槽がサイズオーバーになってしまうことがないのです!
空間を把握して体の成長を止めるのも、生きる術なのかもしれませんね。
また、10日間ほど餌を食べなくても問題ないため、旅行などで家を空けることもできます。
さらに、錦鯉は長寿で、適切な飼育環境が整っていれば20〜30年ほど生きるとされています!飼い主の人生に寄り添い、癒してくれるような存在になるでしょう。
このように、錦鯉は手軽さや人懐っこさといった特性から、初心者でも飼いやすい観賞魚として親しまれています。
錦鯉の歴史
錦鯉の発祥の地は、新潟県中央部の小千谷市や長岡市の一部にあたります。
この2つの市が位置するのは、山間部にある豪雪地帯でした。そこに住む人々は、限られた山の斜面を開拓して「棚田」を作り、その隣の「棚池」で食用鯉を養殖することで、厳しい自然環境を乗り越えてきました。
約200年前の江戸時代後期に、飼育されていた食用のマゴイ(黒鯉)が突然変異を起こし、色を持った個体が生まれました。それを観賞魚として養殖したのが錦鯉の始まりとされています。
まさに、錦鯉の誕生は偶然の産物だったのです!
大正時代には代表的な品種が確立され、2024年現在では150種類以上の品種が存在するとされています。錦鯉は、大正3年に東京・上野で開催された万国博覧会に「越後の変わり鯉」として出品されたことを機に、全国にその名が広まりました。
近年では、錦鯉は日本を代表する文化の1つとして広まり、世界中から注目を集めています!
実際、2018年に広島県で行われたオークションでは、1匹の錦鯉が2億300万円で落札され、大きな話題を呼びました。
今や日本を飛び出して、世界各国で愛されているのですね。
錦鯉に会えるスポット
皆さんも錦鯉の歴史を知り「見たい!」と思った方もいるのではないでしょうか!
最後に、発祥の地・新潟で、錦鯉を見ることのできるスポットを2つご紹介します。
錦鯉の里 |
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世界で唯一の錦鯉テーマパークとして、多くの錦鯉と出会える場所です。
館内には橋や滝を施した日本庭園があり、優秀鯉15品種200尾を間近で見ることができます!
所在地:新潟県小千谷市城内1-8-22
アクセス:JR上越線「小千谷駅」より徒歩約25分
時間:9:00~17:00
電話番号:0258-83-2233
料金:大人:520円 小・中学生:310円 小学生未満:無料
HP:https://www.nishikigoinosato.jp/index.html
機会があれば、ぜひお立ち寄りください。
錦鯉品評会 |
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毎年10月には県内各地で、錦鯉の品評会が行われます。
また、全国で最大規模を誇るのが、11月に開催される「新潟県錦鯉品評会」です!
県内屈指の生産者が鯉を出品し、国内外から愛好家が集まり賑わいます。
所在地:新潟県長岡市山古志竹沢甲2835
アクセス:上越線「越後川口駅」より車で約30分/北陸自動車道「中之島IC」より車で約40分
時間:一般観覧:12:00(予定)~15:00 審査会議:8:30~9:00 審査:9:00~12:00
電話番号:080‐2073‐7800
料金:入場無料
HP:https://jnpa.info/show/schedule/
※年によって開催場所や日程が変わることがあります。最新の情報をお確かめください。
おわりに
いかがでしたか?
錦鯉は見た目以上に奥が深い生き物です。
こうした背景とともに錦鯉を眺めると、今までとは違って見えるかもしれませんね!
それでは、次の記事でお会いしましょう。
参考
・農林水産省ホームページ
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2404/heritage06.html
・全日本錦鯉振興会ホームページ
https://jnpa.info/nishikigoi/history/
・健美家ホームページ
https://www.kenbiya.com/ar/ns/jiji/diversion/5019.html
・にいがた観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/spot/6096