荏原製作所、ポンプ販売会社のウルグアイAsanvilを買収

株式会社荏原製作所(6361)は、2024年10月31日付で、ブラジル子会社のEBARA BOMBAS AMÉRICA DO SUL LTDA.(ブラジル、以下:EBAS)を通じて、Asanvil S.A.(ウルグアイ)の発行済株式の80%を取得し、同社をEBASの子会社とした。

荏原製作所は、建築・産業、エネルギーインフラ、環境、精密・電子の各市場へ向けて、幅広い製品(ポンプ、冷熱機械、送風機、コンプレッサ・タービン、都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラント等)とサービスを提供している。

Asanvilは、標準ポンプ等の組立・販売・アフターサービスを行っている。

背景・目的

荏原製作所は、建築・産業セグメントを成長事業と位置づけている。成長市場を取り込み、海外市場でのシェア向上を図るため、投資を積極的に行い、海外新拠点の設立を進めている。

南米地域では、農業、建築、産業向け等のポンプ市場が成長しており、荏原製作所はブラジル、コロンビアの拠点を活用し、同地域での事業を拡大してきた。

荏原製作所は、本件M&Aにより、新たに南米の中南部地域の一つであるウルグアイに販売拠点を獲得する。同国内での販売シェア拡大を図るとともに、周辺諸国への販売ネットワークを強化し、南米地域での事業拡大を狙う。

業務用・産業用機械製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら