京成電鉄、イオンと資本業務提携へ

京成電鉄株式会社(9009)及びイオン株式会社(8267)は、 両社の決定機関において、東京都・千葉県・茨城県を中心とした地域の生活者に向けて、両社の持つ拠点の価値を向上させることにより、地域活性化に貢献することを目的とした資本業務提携に係る契約を締結することを決定し、締結した。

京成電鉄は、鉄道による一般運輸業、土地・建物の売買及び賃貸業を行っている。

イオンは、小売、ディベロッパー、金融、サービス及びそれに関連する事業を営む会社の株式又は持分を保有することによる当該会社の事業活動の管理を行っている。

目的

両社は、ともに千葉県に本社を置き、同じ地域の生活者に対して異なる社会インフラを提供することから、互いの持つアセットとノウハウを掛け合わせることにより、地域の活性化に取り組む狙い。

業務提携の内容

①開発及び不動産事業における共同取り組み

・京成電鉄及びイオングループは、保有する不動産情報を共有し、イオングループ各事業による出店を含めた街づくりや共同取り組みも検討する。
・両社による商業施設・駅ナカ等の共同開発・運営(リーシングなど)

②その他両社が協議する取り組み

・小売事業
・交通事業
・金融事業
・両社グループの施設価値向上

資本提携の内容

イオンは、保有する自己株式3,954千株(発行済株式総数(自己株式を除く)の 0.46%、総額約150億円)を第三者割当の方法により京成電鉄に割り当て、京成電鉄が当該株式の総数を引き受ける(以下:本自己株式処分)。

イオンは、京成電鉄によるイオン株式取得額と同程度となるよう、2024年12月27日から2025年12月31日までの間に、総額約150億円相当の京成電鉄株式3,826千株程度、発行済株式総数(自己株式を除く)の2.33%程度)を市場買付け又はその他合理的な方法により取得する。

日程

取締役会決議日(京成電鉄):2024年10月31日
代表執行役決定日(イオン):2024年10月31日
本提携契約締結日     :2024年10月31日
本自己株式処分の払込期日 :2024年12月27日

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(提供:日本M&Aセンター

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