こんにちは!すみかです。
突然ですがみなさん、この童謡に聞き覚えはありますか?
「夕焼け小焼けの あかとんぼ 負われて見たのは いつの日か」
引用:兵庫県立美術館 ネットミュージアム兵庫文学館「三木露風館」
https://www.artm.pref.hyogo.jp/bungaku/kikaku/miki/
秋といえば、夕焼けに染まる街とトンボという情景を思い起こさせるこの歌、『赤とんぼ』です。
どこか幼いころの思い出を懐かしむような情緒が感じられますね。
実は、この『赤とんぼ』の作者である三木露風は、兵庫県たつの市出身です!
そこで今回は『赤とんぼ』の生みの親、三木露風にまつわるたつの市のスポットを紹介したいと思います。
スポットその① 龍野神社
龍野神社はたつの市の鶏籠山の麓にある神社です⛩。
三木露風は幼少時、山遊びからの帰り道にこの神社の石段を通っていたそうです。
ここでは、そんな龍野神社の情景を描いた詩の一部分を紹介します!
「お宮の段をひとつ下りてきたら流れ星がとんだ。
一つ、二つ、三つ 四つ目の段で 鼻緒が切れた。」
引用:「宵宮」『真珠島』より
兵庫県立美術館 ネットミュージアム兵庫文学館「三木露風館」https://www.artm.pref.hyogo.jp/bungaku/kikaku/miki/
当時の露風の目線や、「流れ星がとんだ」「鼻緒が切れた」とそれぞれの一瞬の動きが印象的ですね。
露風からみた龍野神社は、いわば瞬間的な幼少時代に過ごした風景として、心の中に深く残ったものなのかなと想像できます…
⚫️龍野神社
所在地:兵庫県たつの市龍野町中霞城2
アクセス:JR姫新線本竜野駅から徒歩25分
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6318116.html
龍野神社のように実際に三木露風が過ごした地は、他にもいくつかある一方で、『赤とんぼ』を生み出した三木露風の生誕地として、現在になって完成された観光スポットも存在します。次項ではそんな三木露風にまつわるスポット、「童謡の小径」を紹介します!
スポットその② 龍野公園 童謡の小径
童謡の小径は龍野公園を貫くように続く1本の道です。
『赤とんぼ』の作詩者三木露風の生誕地にちなんで、たつの市は昭和59年10月に「童謡の里」として都市宣言を行いました。そこで童謡を募集し、集まった歌8曲で龍野公園に歌碑を設置しました。
その8曲の歌碑が点在する道が「童謡の小径」です。
8曲のなかにはもちろん『赤とんぼ』の歌碑もあります!
驚くべき仕掛けー歌う石ー |
---|
この歌碑には驚くべき仕掛けがあります。
「童謡の小径」を歩き、それぞれの歌碑の前に立つと、なんとその童謡のメロディーが流れだすのです。
仕掛けのタネは、歌碑にあるセンサーが人に反応することで歌が流れるといったものです。
石が歌うあたたかい情景を感じることのできる、なんともロマンのある道ですね!
龍野公園の自然に囲まれながらなつかしい『赤とんぼ』を聴くのもまた一興です…
⚫️龍野公園
所在地:兵庫県たつの市龍野町下霞城6
アクセス:JR姫新線本竜野駅から徒歩30分
HP:https://www.city.tatsuno.lg.jp/toshikeikaku/toshiseibi/tatsunokoen.html
おわりに
いかがでしたか?
『赤とんぼ』の作者である三木露風の過ごしたゆかりの地や、作品に描かれる情緒が詰まった兵庫県たつの市に皆さんもぜひ足を運んでください!
参考
兵庫県立美術館 ネットミュージアム兵庫文学館「三木露風館」
https://www.artm.pref.hyogo.jp/bungaku/kikaku/miki/
たつの市「童謡の里たつの」
https://www.city.tatsuno.lg.jp/kurashi/bunka/jigyou/douyou.html
兵庫県たつの市観光サイト 観光スポットアーカイブ 「童謡の小径」
https://tatsuno-tourism.jp/photo-spot/
兵庫県神社庁「龍野神社」
https://www.city.tatsuno.lg.jp/toshikeikaku/toshiseibi/tatsunokoen.html
たつの市「龍野公園」
https://www.city.tatsuno.lg.jp/toshikeikaku/toshiseibi/tatsunokoen.html