now.gg,Incは、モバイルゲームやAIアプリのデベロッパーが、クラウド、PC、LINEを通じて新たなユーザーにリーチすることができる、日本に最適化されたサービス「nowStudio」を7月24日から提供開始した。同日行われた発表会では、「nowStudio」の紹介およびnow.gg,Incの事業について紹介した他、パートナー企業が事例紹介を行った。
「当社は、クロスプラットフォームおよびクロスエコシステムという新たなゲームプレイの特許技術への投資を10年以上続けてきた」と、now.gg,Inc ジャパンカントリーマネージャー 岩井理氏。「大規模クロスプラットフォームは1億人の登録ユーザー数を誇り、グローバルMAUは5000万に達している。日本国内MAUは30万となっており、24歳以下のユーザーが50%を占めている。そこで当社は、開発者がモバイルゲームやAIアプリをクラウド、PC、LINEに公開できる日本最適化サービス『nowStudio』を開始した」と、「nowStudio」を提供開始するという。「『nowStudio』は日本向けに最適化済みとなっており、30以上をリリースし、45のテストリンク/週となっている。『nowStudio』を同時使用するエンジニアは10となっている」と教えてくれた。
そして、アイドルゲームの「BlackPink The Game」と「NCT Zone」をnow.ggに展開するTAKEONE CEO&FOUNDERのMin-Chae Jung氏が、「BlackPink The Game」等のIPコンテンツにおけるnow.gg導入メリットについて発表した。「当社は、『BlackPink The Game』や『NCT Zone』といったK-POPアイドルゲームを開発。これをクラウド上に公開し、世界中のユーザーからアクセスされている。クラウド上に導入することによって、ユーザーの端末がロースペックであってもハイスペックゲームを楽しむことができる。now.ggとの連携によって、安定した収益を確保できるようになると期待している」と述べていた。
次に、Sky Vu CEO Ben Vu氏がWeb3とnow.ggとの親和性について発表した。「当社で展開するゲームは、小型スクリーンでも高精細なゲームを楽しめる。『バトル ベア ヒーローズ』は日本でもローンチし多くのユーザーに楽しんでもらっている。当社のゲームを楽しむには、ゲームコミュニティにリンクするだけなので、利用しやすいという点が特徴だ。now.ggにはユーザーからの評価が高いゲームから供給していく予定となっている」と話していた。
この後、岩井氏が再び登壇し、ネットマーブルと戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。「本格アニメーションRPG『神之塔:NEW WORLD』をnow.ggクラウドプラットフォームを通じて日本および米国市場に7月24日から配信を開始する。『神之塔:NEW WORLD』のファンが、LINE上で直接、now.ggの最先端クラウド技術を使用してゲームをプレイできるようになるため、ダウンロードの手間が無く利便性が向上する」と説明した。
そして、now.gg,Inc CEOのRosen Sharma氏が「nowStudio」について紹介した。「当社は、ユーザーが友達と即座にゲームをプレイし、すべての主要なゲーミングエコシステム上のゲームで共通の通貨を使用できるようにするクラウドゲーミングプラットフォームを展開しており、LINEのnowCafe、BlueStacks.com、DiscordのCarlBotやFredBoatなど、世界中で多くの消費者向けブランドを所有している」と説明する。
「今回、モバイルゲームやAIアプリのデベロッパーが、クラウド、PC、LINEを通じて新たなユーザーにリーチすることができる、日本に最適化されたサービス『nowStudio』を提供開始する。クラウド上では、デベロッパーのウェブサイトや、LINE内のnowCafeなど様々なプラットフォームに、ゲームを簡単に配信できる。日本に特化した消費者向けブランドnowCafeは、now.ggのゲーマー向けのAIアプリで、LINE内から、クラウド上でゲームをプレイしたり、AIのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と交流したりしながら、自身の趣味嗜好に合ったゲームを提案してもらえるサービスとなっている。PCでは、デベロッパーは、BlueStacksのユーザーにもゲームを届けることができる。BlueStacksはWindowsとMac用のAndroidアプリプレイヤーとして広く人気があり、60%以上のシェアを持っている」と語る。「ゲーム開発者は、『nowStudio』を使い、ゲームをこのサービス上に公開し、多くのユーザーに届けることができる」と述べていた。
なお、「nowStudio」を使用すると、デベロッパーはnow.ggの決済機能をゲームに統合することができるという。デベロッパーは従来のアプリストアに比べて、より大きな利益を得ることができるため、利益をゲームの開発費用に充てるなどユーザーに還元することができ、ゲーム全体の体験価値を高めることができるのだと紹介した。
「nowStudio」の使い方および「nowCafe」からクラウドゲームへのスムーズなCXについて、now.ggの毛利氏とMohit氏がデモンストレーションを行った。
now.ggは、インストール無しでゲームをすぐに遊ぶことができ、複数のゲームで共通の通貨を使うことができるクラウドゲームサービス。now.gg,Inc.は、世界中で多くの消費者向けブランドを持っている。LINEのnowCafe、BlueStacks.com、CarlBot、そしてDiscordのFredBoatなど。nowCafeは、日本用のブランドとなっている。ゲーム開発者は、「nowStudio」を使い、ゲームをこのサービス上に公開し、多くのユーザーに届けることができる。now.ggのB2Bサービスは、すでに数年間、日本で使用されているとのこと。now.ggは、最近15億ダウンロードを突破したBlueStacksアプリプレイヤーとも連携しており、モバイルゲームのクロスプラットフォームのパイオニアとなっている。
now.gg,Inc.=https://now.gg/ja