森永乳業は、来年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の“大阪ヘルスケアパビリオン”において、「腸からつくるウェルビーイング」をテーマに出展参加する。今回大阪・関西万博に先駆け、全国の20代から60代の男女(計6983人)を対象として、健康管理や大腸(おなか)に対する健康意識と健康対策を明らかにする「大腸(おなか)の健康に関する意識調査」を行った。その結果、定期検診受診率は全国平均37.8%で、1位は東北地方だった。2人に1人が大腸(おなか)の健康を意識していた。定期健診受診率や大腸(おなか)の健康意識は、地方によって最大約7%の差があることが明らかになった。
調査結果からうかがえる傾向や取るべき対策については、京都府立医科大学 内藤裕二教授にコメントをしてもらった。また、各地方の特徴については、県民性診断を行うディグラム・ラボの木原誠太郎所長に分析を依頼し、県民性の観点からコメントをもらった。
定期健診受診率と体重や体脂肪などの定期的なチェックについて、定期検診受診率は全国平均37.8%。1位は東北地方、最下位は九州・沖縄地方だった。「定期健診を受けている」「体重や体脂肪などを定期的にチェックしている」のいずれも上位なのは東北地方、関東地方、いずれも下位なのは九州・沖縄地方だった。
塩分・油分・甘いもの喫食について、関東地方は、“塩分・油分・甘いものを控えるようにしている”のいずれの項目も1位だった。
大腸(おなか)の健康の意識と不調について、大腸(おなか)の健康を意識している人は2人に1人だった。1位は東北地方、最下位は中国地方となった。関東地方と北陸地方は、「大腸(おなか)の健康を意識している」人が全国平均に比べて多いにもかかわらず、「大腸(おなか)の不調がある」人が全国平均より多い。
大腸(おなか)の健康のために行っていることでは、1位「ヨーグルトを食べる」、2位「納豆を食べる」、3位「野菜や果物を多く摂る」となった。
「ヨーグルトを食べる」、「納豆を食べる」、いずれも1位は東北地方、最下位は四国地方だった。野菜や果物を多く摂る」1位は東北地方、最下位は東海地方となった。「食物繊維の摂取が多い食事を心がける」1位は関東地方、最下位は中国地方。東北地方は、大腸(おなか)の健康意識だけでなく、大腸(おなか)の健康のためのヨーグルト・納豆・野菜や果物・食物繊維の食意識も全国平均に比べて高い。
[調査概要]
調査主体:森永乳業
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:3月1日(金)~5日(火)
調査対象 : 全国9地方(北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中国、四国、九州・沖縄)の20~60代の男女6983名
※数値は、小数点第1位までの掲載。回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある