本記事はこんな疑問を持つ方におすすめ
・NFTを自社もしくは個人のビジネスに活用しようと考えている方 ・最適なNFTマーケティングツールを探している方 ・NFTをビジネス活用したいけど、具体的な方法を知らない方 |
NFTやWeb3は今や幅広い業界に浸透し、あちこちで噂を聞くようになったため、NFTやWeb3の活用を検討している企業は増えています。
ですが、これらの技術を使いこなすには専門知識や経験が必要で、そのハードルゆえに二の足を踏んでいる広報担当者の方もいるでしょう。
そうした場合、Web3/NFTに特化したマーケティングツールを導入すれば、外部からの専門的なサポートによって、自社のNFTビジネスが一気に進みます。
当記事では、Web3/NFTマーケティングツールの概略を解説するとともに、利用可能なサービスと、その特徴も併せてご紹介します。
目次
Web3/NFTマーケティングツールとは
Web3やNFTを活用してビジネスや新規事業を立ち上げる際には、マーケティングやプロモーションなど様々な施策が必要です。
どの種類のコンテンツでもそうですが、明確なPR戦略がないと世間から注目を浴びるのは難しいと言われています。
これに対して、Web3/NFTマーケティングツールを利用すると、NFTを利便化するツールや、専門家から様々な助言や提案を受けることが可能です。
例えば、新規事業のプランニング、コンテンツ管理、NFTプロジェクトの立案から実行まで、様々な側面から自社のNFTプロジェクトを支援してくれます。
なので、NFTに詳しくない広報担当の方や、NFTをマーケティングに導入したいけど、具体的な方法を知らない方などは、大きな便益を享受できるでしょう。
Web3/NFTマーケティングツールを導入するメリット
Web3/NFTマーケティングツールを利用して得られるメリットは、大別すると以下が挙げられます。
・効果的なプロモーション ・収益率の向上 ・顧客のエンゲージメント向上 |
もちろん、上記以外にもメリットはありますが、ツールの導入によってプロジェクトの成功率に大きな影響を与えるでしょう。
効果的なプロモーション
Web3/NFTマーケティングツールを活用することで、自社のサービスをより効果的にプロモーションすることが可能です。
経験と実績のある専門家が、NFTの特性や独自性を活かして、そのサービスや製品ならではの独自の価値に基づいた、様々なマーケティング施策を行います。
効果的なプロモーションの例としては、NFT保有者のみに提供する特別な体験や、限定コンテンツへのアクセス権、リアルイベントの開催などが代表的です。
こうした独自のプロモーション施策を、外部の専門家や知見に頼りながら行うことで、自社ビジネスの成功率をより高めることが出来ます。
収益率の向上
NFTを取引する手段は様々で、OpenSeaでの売買やオークションを通じて収益を得る以外にも様々なものがあります。
例えば、NFTを活用したサブスクリプションや、特典付きの販売、チケットやトレカの発行などが挙げられ、それらからは様々な収益機会が生まれるでしょう。
自社のサービスや製品は、どんなNFTの使い方に最も適しているのか、こうした疑問への回答がツールを利用することによって得られます。
Web3/NFTマーケティングツールの中には、NFTクリエイターやインフルエンサーと連携している場合もあるので、こうしたプロの方達からアドバイスを受けるのが最適です。
顧客のエンゲージメント向上
NFTを活用したプロモーションは、顧客とのエンゲージメントを促進する効果が高いです。
例えば、限定アイテムや特典を提供することで、顧客がサービスへより積極的に参加したり、ブランドへの愛着が向上したりします。
また、下記で説明しますが、LINEで手軽にNFTを送受信できたりと、よりNFTを身近に感じてもらえるツールを提供しているサービスもあります。
これらのツールを適切に活用すれば、NFTの話題性も後押しして、従来よりも自社のサービスや製品の認知度が向上しやすくなるでしょう。
Web3/NFTマーケティングツールの比較ポイント
様々なWeb3/NFTマーケティングサービスが登場しているので、選ぶ際には基準が必要になります。
・「BtoB」「BtoC」のどちらに強いのか ・費用対効果はあるか ・サポート体制は充実しているか ・導入実績は豊富か |
上記のような視点を基に判断することで、自社のサービスにより適切なツールを見つけることが可能です。
「BtoB」、「BtoC」のどちらに強いのか
Web3/NFTマーケティングツールは、基本的にはBtoB(Business to Business)とBtoC(Business-to-Comsumer)の両方で活用されています。
BtoC市場向けのサービスでは、顧客とのエンゲージメントやコミュニケーションの促進など、主に顧客との接点に力点を置くケースがメインです。
一方、BtoB市場向けのツールは、新規事業のプランニング、プロジェクトの実行、管理、マーケティングなど、主にプロセスの効率化を目的にしています。
このように、目的に応じて利用できるツールが異なるため、導入するツールがBtoBとBtoCのどちらに強いのかは、事前に調べるようにしましょう。
費用対効果はあるか
使おうとしているWeb3/NFTマーケティングツールに費用対効果があるかどうか、事前に判断することも大切です。
具体的な方法として、まずはツールを導入する目的を明確にします。顧客のエンゲージメント向上、新規顧客の獲得、認知度の向上など様々なものがあります。
自身の目的に適したツールをいくつか見つけたら、ツールの利用者によるレビューや口コミなどによるフィードバックなどを参考にしましょう。
利用できる機能と、ユーザーからの評価、そしてコストの3軸で各ツールを評価することで、そのツールに費用対効果があるかどうかが見えてきます。
複数の選択肢を比較した上で、自身のビジネスに最も適して、かつ低コストで利用できるツールを選ぶことで、より高い費用対効果を実現できます。
サポート体制は充実しているか
NFT市場は新規性が高く、かつ変化の多い業界です。ゆえに個人や企業の広報担当の方が手をこまねいてしまうケースも多いでしょう。
このため、NFTコンサルティングなどを受ける場合には、市場の動向や技術発展、また法的な枠組みに関する深い知見を持った専門家に相談することが大切です。
ビジネスの戦略立案から実行まで、豊富な知見をもとに具体的なアドバイスを提供してくれるので、専門化によるこまめなフォローアップを得られるサービスを選びましょう。
充実したサポート体制が、変化の多いビジネスの効率化や成功の可能性を上げるので、サポート体制の充実度もツールを選択する際の重要な基準です。
導入実績は豊富か
導入実績が沢山あるツールやプラットフォームは、信頼性が高いことを意味します。そのツールの導入実績もチェックしましょう。
様々な企業への導入実績があるツールは、一定の効果や成果があると言えます。これらの事例や実績を通じて、そのツールがどのように利用できるかが分かります。
また、実績豊富なサービスは、過去の経験を活かしてベストプラクティスを蓄積しているため、より効果的なマーケティング戦略を打ち出しやすいという長所もあります。
Web3/NFTマーケティングサービスおすすめ7選
実際、Web3/NFTマーケティングツールにはどんなものがあるのか、概略を解説しただけでは分かりづらいでしょう。
・SBINFT Mits ・MintMonster ・ソシャマ ・beyondClub ・murket ・トークングラフマーケター ・NFTギフト |
そこで、下記では代表的なサービスをいくつか紹介しつつ、これらのツールで実際に利用できる機能を解説します。
SBINFT Mits
サービス名 | SBINFT Mits |
料金プラン | LIGHTプラン5万円、BASICプラン30万円 |
導入事例 | レコチョク、HealthCareGate、東北新社ほか |
運営会社 | SBINFT株式会社 |
総合NFT運営支援サービスのSBINFT Mitsは、NFTの発行からプロジェクト運営、コミュニティの形成までの様々なサポートを提供しています。
具体的には、NFT所有認証機能で、特定のNFT所有者だけがアクセスできるサイトを構築したり、ユーザーを対象にした抽選の開催などが可能です。
他にも、Discordとの連携やスタンプラリーの開催など、Web3/NFTをマーケティングに導入する際の様々なソリューションを提案しています。
SBINFT Mitsの特徴・強み
・データとNFTを組み合わせることで忠実度の高い顧客を可視化 ・忠実度の高い顧客の育成、獲得 ・NFTプロジェクトの企画、設計、分析まで一気通貫で支援 |
▼SBINFT株式会社の会社概要
会社名 | SBINFT株式会社 |
設立日 | 2015年5月1日 |
所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
代表 | 高 長徳 |
事業内容 | NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」の運営 |
MintMonster
サービス名 | MintMonster |
料金プラン | 5万円/月(スタータープラン)~ |
導入事例 | - |
運営会社 | 株式会社クリプトリエ |
MintMonsterでは、NFTをマーケティングで利用するための様々な施策を提供しており、例えば、企業が暗号資産を保有しなくてもNFTの配布ができる機能があります。
ユーザーも同様に、メールアドレスのみでNFTの受け取りが可能で、「ミッション」と呼ばれるゲームをクリアすることでNFTを獲得できます。
NFTは、QRコードやNFCタグによって簡単に配布できるので、NFTの知識やウォレットなどを準備しなくても、簡単にNFTの送信ができます。
MintMonsterの特徴・強み
・「ミッション」を用いてゲーム的にNFTの配布ができる ・NFTの知識がなくても手軽にNFTを送信できる ・低コストで導入できる |
▼株式会社クリプトリエの会社概要
会社名 | 株式会社クリプトリエ |
設立日 | 2023年3月13日 |
所在地 | 東京都中央区銀座1-12-4 NE BLD.7階 |
代表 | 手塚 康夫 |
事業内容 | NFTマーケティング、Web領域のコンサルティング受託開発サービスの提供 |
ソシャマ
サービス名 | ソシャマ |
料金プラン | 5万円/月~ |
導入事例 | キャプテン翼、GENSOKISHI ONLINE |
運営会社 | ソーシャルマーケティング株式会社 |
ソシャマは、Web3に特化したマーケティングSaaSツールです。SNSを用いたマーケティング施策に特に効果的です。
Xでのハッシュタグ、リツイートキャンペーンなどの運用に関する実務を一貫して行ってくれるので、SNSマーケティングを導入する企業には有効です。
ソシャマの特徴・強み
・Web3特化型マーケティングSaasツール ・SNSマーケティングに強い ・SNSでのトレンドを作りやすい |
▼ソーシャルマーケティング株式会社の会社概要
会社名 | ソーシャルマーケティング株式会社 |
設立日 | 2023年1月11日 |
所在地 | 東京都千代田区平河町一丁目6番4号 |
代表 | 相原 和明 |
事業内容 | マーケティングキャンペーンツール (ソシャマ)の提供・開発 |
beyondClub
サービス名 | beyondClub |
料金プラン | -(要問い合わせ) |
導入事例 | 博報堂、JAL、HIS |
運営会社 | PONT株式会社 |
Web3/NFTを活用したマーケティングから、短期~長期にわたるロイヤルティ構築のためのプログラムを一貫して行っています。
ブランドや企業が独自のNFTを発行して、ユーザーとの関係性をより深くするための様々な方策が利用可能です。
例えば、NFTスタンプラリーや、ブロックチェーンを用いたポイントプログラム、企画の設計、開発・実装、3Dモデルの作成まで幅広いサービスを提供しています。
beyondClubの特徴・強み
・NFTを用いた顧客忠実度の向上プログラム ・顧客との新たな関係構築 ・NFT関連のコンサルティングや開発委託 |
▼PONT株式会社の会社概要
会社名 | PONT株式会社 |
設立日 | 2021年4月16日 |
所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-23-4桑野ビル2階 |
代表 | 脇山 雄気 |
事業内容 | NFT/ブロックチェーン/クリプトの システム開発・コンサルティング |
murket
サービス名 | murket |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入事例 | 椎名慶治、札幌モビリティショー、北海道新聞 |
運営会社 | 株式会社レコチョク |
murketは、音楽事業者向けに特化したECプラットフォームで、デジタル音源や映像、またNFTの発行と販売が可能です。
NFT所有者限定の施策を打つことで、顧客のエンゲージメント率を上げることが出来ます。これまでに200種類以上のNFTの販売をサポートしています。
また、発行したNFTには、グッズなどの付加価値のあるコンテンツを組み合わせて販売できるなど、拡張性の高いプラットフォームです。
murketの特徴・強み
・音楽事業者向けに特化したECプラット ・フォームデジタル商材とフィジカル商材の組み合わせ販売が可能 ・murketで自社のECストアを開設し、自社の商品を販売できる |
▼株式会社レコチョクの会社概要
会社名 | 株式会社レコチョク |
設立日 | 2001年7月3日 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-16-1 |
代表 | 板橋徹 |
事業内容 | 音楽配信サービスの企画・運営、 コンテンツ・サービスの企画・運営 他 |
トークングラフマーケター
サービス名 | トークングラフマーケター |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入事例 | 東急電鉄、セブン銀行、KDDIほか |
運営会社 | SUSHI TOP MARKETING株式会社 |
独自技術を用いて、顧客がNFTのアカウントやウォレットを持たなくても、NFTを受け取ることが可能なので、NFTを用いたマーケティングがより効果的になります。
手軽なNFT配布によって、メルマガやイベント参加、商品の購買など、異なる性質の活動をNFTによって統合し、かつ顧客の忠実度を可視化する技術が利用可能です。
看板や商品のおまけ、メルマガなど、様々な目的でNFTを活用することが可能なので、新規顧客の開拓や、顧客の忠実度の醸成などに役立ちます。
トークングラフマーケターの特徴・強み
・企業担当者がNFTマーケティングを簡単に実行できる ・アカウントやウォレットを持たなくてもNFTを受け取れる ・NFTを通じた消費者とのコミュニケーションを可能にする |
▼SUSHI TOP MARKETING株式会社の会社概要
会社名 | SUSHI TOP MARKETING株式会社 |
設立日 | 2021年10月29日 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内2丁目3-2 郵船ビルディング1階 |
代表 | 徳永大輔 |
事業内容 | 企業のNFTマーケティングを支援 |
NFTギフト
サービス名 | NFTギフト |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入事例 | 松竹株式会社、ILCA、東映ビデオほか |
運営会社 | 株式会社GIFMAGAZINE |
NFTギフトは、LINEユーザーがLINEのトークルームで簡単にNFTを送受信できるサービスで、企業がNFTを無料配布する際のマーケティングツールとして役立ちます。
ユーザーは、LINEアカウントさえあれば、暗号資産ウォレットやブロックチェーンの知識がなくても、NFTを受け取ることが可能です。
LINEの普及率の高さと、親しみやすさを活かすことによって、NFTの新しい楽しみ方を提供するサービスです。
NFTギフトの特徴・強み
・LINEユーザーが簡単にNFTを送受信できる ・映画やライブイベントなど、様々な目的で活用できる ・暗号資産の知識がなくても使える |
▼株式会社GIFMAGAZINEの会社概要
会社名 | 株式会社GIFMAGAZINE |
設立日 | 2013年7月16日 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-6-2 エクラート渋谷 5F |
代表 | 大野 謙介 |
事業内容 | - |
【まとめ】おすすめのWeb3・NFTマーケティングサービス
NFTは様々な分野で活用されているので、自社のビジネスにNFTがどのように適合するかは、専門知識や経験がないと分かりづらいでしょう。
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既に多くのサービスが流通しているので、ご自身のビジネスに力強い追い風となってくれるようなWeb3/NFTマーケティングツールを見つけてみてください。