YKK AP株式会社(東京都千代田区)は、金秀建設株式会社(沖縄県那覇市)から、子会社の金秀アルミ工業株式会社(沖縄県西原町)の発行済み株式の全てを、2024年5月10日に取得した。
YKK APは、サッシなどの住宅用品、アルミ建材メーカー。YKKグループの建材事業を担う。
金秀建設は、建築・土木の請負工事業、建築・土木の設計・監理業務、不動産開発事業を行う。
金秀アルミ工業は、押出形材、アルミサッシ製造販売を行うアルミサッシメーカー。金秀建設の子会社。
株式取得の理由
YKK APは2030年に向けて掲げたビジョン「Evolution2030」の達成に向けて、海外需要に応える生産拠点の強化を課題としていた。今回の株式取得により、沖縄県内およびアジア地域への安定供給を目指す。
金秀アルミ工業は、沖縄県内に押出、アルマイト塗装、加工・組立などの生産設備を有し、アルミサッシの製造供給を強みとしており、販売活動においても両社の強みを生かしたシナジー効果が期待できる。また、金秀アルミ工業の有資格者の技術とYKK APが培ったノウハウを共有する事で、技術力の向上と業務の効率化を図るとした。
(提供:日本M&Aセンター)