ワイン
(画像=l i g h t p o e t/Shutterstock.com)
大西タカユキ
大西 タカユキ(おおにし・たかゆき)
ワインプロデューサー。葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングメディア&通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。

「日本でたった一人」のワインプロデューサー大西 タカユキです。ビジネスが円滑になるワイン講座、第6回目です!さぁ、始めましょう!

ワインは古いほど美味しいの?

ワインのラベルに書かれたヴィンテージ(年)。これは、ワインに使われたぶどうの収穫年のことです。ワインにはヴィンテージがあるからこそ、そのワインが何年前のワインか分かりますよね。

ワインが大好きな取引先の経営者の方が還暦を迎えられるとします。
「そうだ、60年前の生まれ年ワインをお祝いに贈ろう」
そう考えたあなたは、古いワインを探すことにしました。

ここでひとつの疑問が。
「ワインは古ければ古いほど美味しいの?」

答えは・・・NO!!

何となく古いワインの方が美味しいイメージがありますし、古いワインは値段も上がります。でも、実は古ければ古いほど美味しい訳ではないのです。

人間と同じでワインにも寿命がありますし、ワインによって飲み頃があります。飲み頃を迎えたワインはこの世のものとは思えないほど美味しいですし、飲み頃を過ぎてしまったワインは残念ながら不味くなっていきます。

寿命が長いワインは高級ワイン。