こんにちは、ライターの「ゆいと」です!
北海道の土地の広さは言うまでもなく広大。ここまでの広さを有していれば、人間の管理が及ばない大自然がまだまだ無数に存在します。
ということで今回はそんな自然の「手付かず感」「退廃的な雰囲気」が魅力の野付半島についてご紹介していきたいと思います!
野付半島の特徴的な地形
野付半島は日本最大の砂嘴(さし)として有名で、オホーツク海に細長く広がって野付湾を形成しています。砂嘴とは海流によって運ばれた砂が長年に渡って堆積したことで作られる堆積地形の一種で、その光景はまるで人が腕を伸ばしているよう。地図上でも、野付半島の特徴的な地形を感じ取ることができるでしょう!
また、野付湾内側の海と接するあたりは満潮時には海水が入り込む砂泥質の塩湿地が広がっており、延々と続く砂地と枯れ木の哀愁漂う独特な雰囲気を作り出しています。
このどこか幻想的な景観については、次の項でお話しします!
塩湿地に広がる枯木群「トドワラ・ナラワラ」
野付半島は先にも述べた通り海水が入り込む塩湿地が広がっており、そこでは海水の影響でトドマツが立ち枯れた「トドワラ」、ミズナラが立ち枯れた「ナラワラ」を見ることができます。
特にトドワラの方は海水による侵食がかなり進み、ほとんど原型をとどめていない荒涼とした景観で、その世紀末感あふれる光景から「この世の果て」と呼ばれ注目されているんです!
こうした枯木群は風化によって年々本数が少なくなっているため、いずれは見られなくなってしまうとも言われています。
ここまで読むと野付半島に対して近づき難いイメージを持った方もいるかも知れません。しかし、野付半島の魅力はこれだけではないんです!
野付半島は花の名所でもある
実は、野付半島一帯は天然の花園で、5月から10月にかけて四季折々の花が咲き誇っています。今までに約320種類もの植物が確認されており、その中でもクロユリ・センダイハギ・エゾカンゾウ・ハマナスといった北海道でしかなかなかお目にかかることのできない花は見応え満点です!
特に人気を集めているのが野付半島の付け根から始まる「フラワーロード」と名付けられた一本道。その道の左右には花畑が、その奥には海が広がっています。車でも通行可能で、色鮮やかな花道の中ドライブを楽しむことができます!
フラワーロードを進んでいくと「野付半島ネイチャーセンター」という施設があり、野付半島の自然や風景を写した写真をたくさん展示しているので、時期が外れて見られなかった花たちをここで楽しむのもおすすめです!
終わりに
いかがでしたか?
最後に一つだけ。札幌から野付半島まで車でなんと6時間13分!!(Google調べ)
野付半島、我々を試しに来ています!
この長い道のりを耐え凌いだ猛者だけが辿りつける秘境の地、興味のある方はぜひ訪れてみてください!
参考
・北海道ラボ
https://hokkaido-labo.com/area/kushiro/notsuke-flower
・北海道公式観光サイト HOKKAIDO LOVE!
https://www.visit-hokkaido.jp/feature/notuke_peninsula
・野付半島ネイチャーセンターホームページ
http://notsuke.jp/