【コンサルティング分野の中途採用(外資系企業)】DXが検討から実行段階に移行し、即戦力の経験者やミドル層の採用が増加

フォルトナ

荒井 良介 マーケティングマネージャー

【PROFILE】早稲田大学本庄高等学院、早稲田大学商学部卒業。大学在学中よりコンサル転職・ポストコンサル転職に強みを持つコンコードエグゼクティブグループに参画し、マーケティング及び企業リサーチを担当。自身の就職活動では、転職エージェントならではの選考対策を自ら実践し、大手上場企業の内定を多数獲得した経験を持つ。その後、新卒で東海旅客鉄道(JR東海)に入社。マーケティング担当として、複数の新規観光キャンペーンを立ち上げ。市場分析~企画~営業~広告・SNS運用を担当し、既存観光キャンペーンを上回る実績を残す。また、採用担当業務を兼任し、延べ100人の面接を担当する。現在、フォルトナに参画し、キャリア支援とマーケティングを担当。学生時代から培った転職市場への知識・採用担当者経験者の視点・マーケティング担当としての各企業・転職サイトとのネットワークを武器に、20〜30代大手事業会社からの転職支援に圧倒的強みを持つ。

コンサルティング業界全体の動向として、グローバルではレイオフが進んでいるものの、日本ではコロナ禍を機としたコンサルティングファームへのDX需要拡大に伴い、引き続き中途採用は活況です。

一方で、昨年と比較して中途採用のターゲットは変化しています。DXのフェーズが検討段階から実行段階に移行してきており、若手未経験のポテンシャル採用が縮小し、即戦力となるコンサル経験者やテクノロジーの活用経験をもつミドル層の採用が増えてきています。

とりわけ、テクノロジーやデータ分析に強みをもつ人材やマネジメント層の不足は深刻で、人材の獲得競争はますます熾烈になることでしょう。今後も日本の労働人口の減少により、この状況は継続すると思われます。

求職者の動きとしても、コロナ禍におけるキャリアや働き方の見直しにより、未経験からコンサルタントへのキャリアチェンジを検討する方が今まで以上に増えている印象です。

コンサル経験者についても、案件の多種多様化によって採用ポジションが細分化されてきていることから、より自身の志向性にフィットするポジションを求めて他ファームに転職する傾向がみられます。

また、コンサル未経験者・経験者問わず、中長期のキャリアプランを重視し、事業会社のCxOや起業、フリーランスなど「ポストコンサル」を見据えていることも特徴です。

採用が過熱するなかで、条件面のほかに働き方やキャリアプランを整備することの重要性が高まってきています。ダイバーシティを尊重しながら多様なワークスタイルを提供したり、社内での柔軟なキャリアパスを示したりするなど、各社で試行錯誤が進んでいます。

「自社ならではの魅力づけ」を、候補者に対するセミナーやカジュアル面談、オファー後のフォロー面談で打ち出すのはもちろんのこと、転職エージェントをうまく活用し、1on1ミーティングやインタビューで候補者への訴求を促すことが採用成功のポイントです。

【コンサルティング分野の中途採用(外資系企業)】DXが検討から実行段階に移行し、即戦力の経験者やミドル層の採用が増加
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