日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

東名高速道路(以下 東名)というと、ざっくり東京〜名古屋いわば首都圏〜中京圏を結ぶ高速道路です。日本各地に歴史のある主要高速道路は存在しますが、そのなかでも東名は別格の雰囲気があります。

東名は、東京都世田谷区の「東京IC」を起点に愛知県小牧市の「小牧IC」で終点を迎える、総距離346.7kmの高速道路です。途中、神奈川県と静岡県を経由します。起点の東京ICは首都高3号渋谷線と、終点の小牧ICでは名神高速道路と接続しており、東名以外の主要路線との接続という利便性の高さもあって東名を利用する方は、とても多いのです。

そんな東名ですが私も大好きな路線で、さすがは日本の高速道路をリードする存在だけあり、さまざまな魅力があります。それゆえ、単純に目的地までの移動のルートとして東名を利用するだけでなく、東名を走行したいから利用する何かしらの目的をつくる、なんてこともたまにしております。

多くの方々が利用される東名にどのような魅力があるのか。東名をよく利用する方も、あまり利用したことがない方も、またこれまで東名を利用したことがないという方も、こちらの記事を読んでいただければ東名を少しでも好きになっていただけるはずです。

目次

  1. 親切丁寧な案内板・表示板の設置数の多さ
  2. 魅力的なサービスエリアやパーキングエリア
  3. 経由地の魅力度の高さ
  4. 東名をドライブし魅力を探しましょう

親切丁寧な案内板・表示板の設置数の多さ

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

東名のさまざまな魅力のなかでも、私が一番と感じるのが、東名の高速道路上に設置されている案内板や表示板の多さです。

全国の高速道路上には、ドライバーがより快適に高速道路を走行し利用できるように、さまざまな案内板・表示板がその区間や地点によって設置がされています。私もさまざまな路線を走行した経験がありますが、東名は群をぬいて案内板・表示板の設置数が多く感じます。 東名は全区間で、それなりの交通量をほこることもあり、他路線だと一部地域にしかみられない主要インターまでの所要時間を知らせる情報板が、ほぼ全区間で不規則に設置されています。また、現在地より先のサービスエリア・パーキングエリアの駐車スペースの空き情報板も、他路線より設置間隔が短く、さらにより細かく丁寧に表示されている感があります。

高速道路では、なるべく多くの情報を入手した方がスムースな走行、快適なドライブにつながるため、ドライバーのための案内板や表示板が多いのは、ほんとにありがたいことです。ただし、入ってくる情報が多いがゆえに、自分に必要な情報と必要ではない情報の分別をするのに若干苦労する可能性が考えられます。頭のなかで、つねに整理しながら走行するように心がけましょう。 意外と多い絶景ポイントの数々

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

東名というと都市部を走行するイメージがあり、周辺景色も都市景観がメインだと思われがちですが、意外にも自然景観がみられる区間が多く、しかも他路線にも負けない絶景がみられるポイントが数多く存在します。

まずは、東名はなんといっても日本一標高の高い山である富士山の近郊を通ることから、上下線でド迫力の富士山を眺めることができるポイントがあります。

さらに、静岡県の「富士IC」〜「清水IC」では海岸沿いを通るポイントがあり、駿河湾の雄大な景色が広がっており、さらに北側は山々が近いことから、山と海のコラボレーションを楽しむことができます。

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

「牧之原SA」周辺では静岡名物茶畑の風景、「浜名湖SA」周辺では浜名湖の景色がそれぞれ楽しめます。ほんとに区間や地域によって、さまざまな顔がみられるのが、東名の魅力であり何回走行しても飽きないゆえんだと思います。

そして、愛知県の「名古屋IC」周辺から終点の小牧ICにかけての都市景観も、他路線ではなかなか味わえない、東名ならではの魅力的なスポットになっております。

魅力的なサービスエリアやパーキングエリア

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

高速道路の休憩ポイントとなるサービスエリアやパーキングエリアの質も、高速道路の満足度に直結する部分です。そんなサービスエリアやパーキングエリアの充実度も、東名の魅力の1つです。

東名には全部で6つのサービスエリアがありますが、どちらも特徴ある施設からグルメ・お土産を揃えており、サービスエリアに立ち寄るだけでも東名をより楽しむことができます。

さらに、静岡県の「富士川SA」や浜名湖SAはサービスエリアからみられる景色もキレイなため、休憩とあわせて周辺景色の展望もおすすめです。富士山SAでは、富士山と富士川の風景から駿河湾と富士市の街並が、浜名湖SAでは浜名湖の広大な景色と、周辺の大自然の景色がそれぞれ楽しめます。

パーキングエリアも、他路線にくらべて充実度が高いところが多く、ご当地グルメから安価でトラックドライバーなどに人気の定食屋さんを設置しているところもあります。なかには、ご飯おかわり自由なところもあり人気です。

東名を利用する際は、ぜひ事前にサービスエリアやパーキングエリアの情報を調べて、お気に入りや立ち寄りたいポイントとみつけてから、利用するのがおすすめです。

経由地の魅力度の高さ

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

東名というと起点の東名と終点周辺の名古屋に注目が集まりがちですが、経由地も魅力的なところがズラリと並んでいます。東名を利用して、経由地を訪れるのもおすすめのドライブプランになります。

まず、起点の東京ICを出るとすぐに多摩川を渡って神奈川県へと入っていきます。神奈川県に入ると、いきなり川崎市〜横浜市と政令指定都市がつづきます。神奈川西部も、「厚木IC」「秦野中井IC」「大井松田IC」など自然景観が近いポイントがあり、魅力的です。

静岡県に入ると、御殿場市・裾野市・沼津市・富士市と、いづれも特徴的でつい訪れたくなるポイントがめじろ押しです。そして、静岡市へ入っていき都市部景観と自然景観がマッチングした、私のお気に入りランキングでも上位のポイントへと入っていきます。

静岡市を過ぎたあとも、焼津市・藤枝市・掛川市・袋井市・磐田市などの都市があり、静岡県一の人口をほこる浜松市へと入っていきます。浜松市は、駿河湾や浜名湖などの景観から浜松城を中心とした城下町の雰囲気がみられます。

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

愛知県に入り、豊川市・岡崎市・豊田市などの都市もそれぞれ魅力的な建築物があり、ぜひ立ち寄っていただきたいポイントになっています。それぞれの街に独自の特徴があるため、正直1回のドライブで全てをまわりつくすのは不可能です。

ざっくりではありますが、東名は経由地も他路線より豪華で、観光地だけでなくショッピングやグルメも充実していることから私も何度も走行し、東京・名古屋以外もぜひ利用いただきたい魅力たっぷりな路線なのです。

東名をドライブし魅力を探しましょう

日本を代表する高速道路「東名」! 魅力的なSAPAに絶景スポットの数々。何度でも利用したくなる東名の魅力とは

東名の魅力は1つにとどまらず、いろいろなものが重なって形成されています。そのため、一度だけの走行ではなく、何回も走行したくなる路線なのです。

他にも、片道3車線区間の長さや下り線の大井松田IC〜御殿場ICの20kmを超える右ルート・左ルート、並走する新東名高速道路(以下 新東名)との関わりなど、東名ならではの特徴も魅力の要素となっています。

近年は、新東名が徐々に開通してきたこともあり、新東名が通っている区間は東名より新東名を利用するという方が増えていますが、1968年に初区間が開通し、翌年の1969年には全線開通した東名の歴史の重みを感じながらの走行も、しみじみしていいものであります。

首都圏の圏央道や中京圏の東海環状自動車道などの、東名以外の主要路線と接続する路線も次々と開通したため、各地から東名を利用しやすくなりました。実際私も、地元が山梨で現在東京在住のため、以前は東名を利用する機会は少なかったのですが、近年は高速道路ネットワークの拡大により、東名を利用する機会が一気に増えました。

ぜひ、東名の魅力を1つ1つ探してみつけながら、東名のドライブを楽しんでいただければと思います。
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