車旅の楽しみといえば、やはり温泉とグルメ。筆者は、温泉が好きすぎて熱海に移住経験があり、現在は日本全国の温泉やサウナを巡るのを一つの楽しみに、VANLIFE(バンライフ)をしています。
近年のサウナブームにより、設備の整ったサウナ付き銭湯が増えていますが、100%源泉掛け流し温泉はまた違った良さがあります。
源泉掛け流しの温泉を求めて、関東近郊で日帰りでも行ける群馬県の伊香保温泉、そして日本三大うどんと言われている伊香保名物の水沢うどんを食べに、群馬県へ日帰り旅に行ってきました。
目次
ICからすぐアクセスできる道の駅「ららん藤岡」で休憩
道の駅「ららん藤岡」は、上信越自動車道「藤岡IC」に隣接していて、藤岡パーキングエリア(上り線)からも、もちろん一般道路からも立ち寄れる設備の整った道の駅です。
農産物直売所以外にも、お土産・飲食店や観覧車のあるミニ遊園地など、18店舗の専門店があり、子供連れでも楽しめる施設です。
まずは、藤岡ICで高速を降りて、道の駅で休憩をしています。
僕たち夫婦は、バンライフで日本全国を旅していますが、仮眠や休憩する場所として、道の駅をよく利用させていただいてます。そしてその際に、何か購入する(お金を落とす)ことをルールにしています。
道の駅の直売所には、地元の新鮮な野菜が豊富に並んでいる為、バンライフ中の車中飯の具材やおやつとして購入しています。
今回は、彩フルーツにんじんと干し芋を購入しました。もちろん、どちらも群馬県藤岡市産。移動中のおやつとして美味しく頂きました。
高速ではSAやPA、下道ではコンビニやスーパーに立ち寄るのも良いですが、休憩もできて、地元の新鮮な野菜やグルメを買える道の駅は、車旅をする際にぜひ立ち寄りたい施設です。
高速で目的地の一番近い出口まで一気に行くのも良いですが、少し手前で降りて道の駅に立ち寄ってゆっくり下道から景色が変わっていく様子を楽しむ。こんな旅もクルマ旅の楽しみの一つだと思います。
道の駅「ららん藤岡」
・施設情報ページ:https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/gunma/post_342/
・公式HP:https://www.laranfujioka.com/
群馬県伊香保の名物「水沢うどん」を食う
「水沢うどん」は、日本三大うどんの一つと言われていて、群馬県伊香保町にあるお寺「水澤寺」の参拝客向けに手打ちうどんを作ったことがきっかけで誕生したという、440年もの歴史があるうどんです。
今では水沢うどん組合ができ、水沢うどん街道周辺の13店舗が加盟しています。水沢うどん街道は約1kmほどあり、水沢うどん専門店が密集していて、どの店にしようか迷います。
その中から今回は、昭和45年から続く大澤屋の第一店舗に伺いました。
「旅館?」と思うほどの立派な佇まい。店内に入る際には木製札の靴箱がまた歴史を感じさせてくれます。
つい、木製札の写真を撮ってしまいました、、、
トイレが外にしかないので、店内に入る前に用を足すのが良いかと。
広い大広間に案内され、床暖房が効いているので、足から身体が温まります。客席はとても多く間隔が広いため、密の心配もなく安心。
冬季限定で温かいかけうどんもメニューにありますが、水沢うどんは冷たいざるうどんが一般的のようです。ざるうどん(825円)と舞茸と野菜天ぷら(935円)を注文。
三角の盛りザルに盛られたうどんの上に刻み海苔。汁は醤油つゆか胡麻つゆ。一見、「うどんの量が少ないかな?」と思いましたが、細めのうどんでコシと弾力があり食べ応えがあるので、お腹いっぱいになります。
うどんは、ツルッと飲み込んでしまうことが多いですが、水沢うどんはしっかりと咀嚼できるほどのコシと弾力があります。筆者は、硬めのうどんが好きなので、水沢うどん、とてもお気に入りのうどんになりました。
関東では、地元(埼玉)の武蔵野うどんや富士吉田の吉田うどんが好みですが、水沢うどんを食べ比べにまた水沢うどん街道に伺いたいと思います!
お腹いっぱいになったので、次はいよいよこの旅のもう一つの目的である伊香保温泉へ向かいます。
源泉かけ流し温泉の伊香保露天風呂に入浴
筆者は、飲める温泉水(飲泉)が好きで、伊香保温泉内で唯一「黄金の湯」の飲泉できる飲泉所が道中にある伊香保露天風呂へ向かいます。
伊香保温泉は、黄金の湯(硫酸塩泉)と白銀の湯(メタけい酸)の二種類あり、黄金の湯は鉄分が多く空気に触れることで茶褐色に変色します。
黄金の湯の飲泉所で飲んでみると、鉄分が豊富な為、渋くがぶがぶ飲めるような飲泉ではないですが、伊香保温泉を堪能するという意味では、入浴とセットで飲泉もおすすめです!
伊香保露天風呂は、伊香保温泉石段街の365段の階段を登った先にあり、徒歩5分ほどの場所に無料駐車場(河鹿橋駐車場)があります。
河鹿橋駐車場から直ぐの赤い吊り橋の「河鹿橋(かじかばし)」周辺には、モミジの木が沢山生えている為、秋には綺麗な紅葉を楽しめるようです。
紅葉の時期にもぜひ伺いたい。冬季はモミジの木に葉がありませんでしたが、真っ赤な河鹿橋だけでも趣きがあり美しい風景です。
伊香保露天風呂は、駐車場から坂道を5分ほど登った先にポツんとある小さな露天風呂です。
受付で券(大人450円)を買い、鍵と交換して、のれんをくぐると男女別の扉があり、露天風呂があります。露天風呂の直ぐ横に脱衣所があり、上を見上げると木々が生い茂っていて自然の中で温泉に入っている気分を堪能できます。
ぬるめの湯とあつめの湯の2つだけ。サウナや他たくさんの湯を楽しめる訳ではないですが、これぐらいが丁度良いと思える趣きある素敵な露天風呂でした。100%源泉掛け流しで500円以下という温泉利用料で自然の中でゆっくり温泉を堪能できました。
温泉に入浴して自然浴をしての繰り返しで“ととのう”こともできます。
石油ストーブがある待合室があるので、妻と待合室で待ち合わせ。筆者は、妻よりも入浴時間が長いので、温泉やサウナでいつも妻を待たせてしまっています。そんな時も、待合室があると安心です。
では身体が温まったので、伊香保温泉石段街の手前にあるコインパーキングに車を停めて、365段の石段を登って伊香保神社で参拝してきます。
365段の伊香保温泉石段を登り趣きを楽しむ
伊香保温泉石段も水沢うどん同様400年以上の歴史があり、1年365日賑わうようにとの願いを込め、365段あります。
平日の日中でも、観光している方が結構居て、賑わっている様子。昔ながらのお店が並び、まるでタイムスリップしたような気分にもなります。
石段の途中で振り返ると、ジブリの「千と千尋の神隠し」の商店街の様な風景が広がっていて、思わず写真を撮っていました。
趣きを楽しみながら、食べ歩きで湯の花まんじゅうや玉こんにゃく、カフェなどを巡っていたら、365段もあることをすっかり忘れていたほどです。
お腹が空いたら、大澤屋の石段店でまた水沢うどんを食べても良し。流石に食べ過ぎかもしれませんね…。とはいえ、365段の往復をしているので、それなりにカロリーは消費しているはず。
食べ歩きしながらカロリー消費できるのも、伊香保温泉石段街の良さかもしれません。
伊香保神社は、365段の石段を登り切った先にあり、温泉・医療・商売繁盛の神様が祀られています。筆者は、2023年の家族の健康と商売繁盛を願って参拝させて頂きました。
RVパーク があるので、日帰りでなく車中泊も可能
今回は、日帰りで伊香保を堪能してきましたが、伊香保温泉石段街から徒歩3分の場所にはRVパーク「伊香保温泉」があります。
RVパークの近くで地ビールが買えたり、目の前のホテルで伊香保温泉に入浴することもできるので、1泊か2泊して、伊香保温泉をたっぷり堪能するのも良さそう。
筆者は車旅中、運転担当なので、旅先でビールを飲める機会があまりないんですよ。温泉の後のビールは、最高ですよね。
次回は絶対、地ビールを買ってRVパーク伊香保温泉で車中泊します!