![自社の強みを磨いて世界No.1を目指すミルボン 「milbon:iD」を軸に美容室のDX支援を強化](https://prd-cdn-theowner.storage.googleapis.com/images/rHHzsxxSQSoxThGdezQdKqXEvwKRDkPW/d9ed3312-d3f6-4e39-8ca9-ac6aa03c61f7.jpg)
美容室向けヘア化粧品で国内トップシェアを誇る株式会社ミルボン。そんなミルボンが2021年6月、「美容市場のDXに向けたミルボンのデジタル戦略」を発表した。代表取締役社長の佐藤龍二氏にその意図や経営哲学を聞いた。
高専卒で上場企業社長に IPOも経験
――まず、佐藤社長のご経歴を教えて頂けますでしょうか。
高専を卒業して、まずは大阪の製薬会社に1年半くらい勤務しましたが、しばらくして「もっと違うことをやってみたい、営業をやってみたい」という気持ちが強くなり、退職しました。
そのとき、高専の就職担当の先生に会いに行くと、「採用してくれるかは分からないけど、大手IT企業とミルボンの2社であれば面接を紹介することができる」と言われて、私はミルボンを選びました。当時のミルボンはまだ売上高17億円くらい、従業員90名くらいの小さな会社でした。