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(画像=令和3年産大豆生産計画、集荷量18%増の19.5万tを見込む(画像はイメージ))
JA全農と全集連(全国主食集荷協同組合連合会)はこのほど、令和3年産大豆の生産計画と集荷見込み数量をまとめ、農水省に報告した。
それによれば、JA全農と全集連を合わせた令和3年産大豆の作付面積は、前年比3%増の12万985haと増加予想となっており、これに平均単収を当てはめた集荷予定数量は前年比18%増の19万5,431tとなっている。
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(画像=JA全農 令和3年産大豆生産計画・集荷見込み(上)、全集連 令和3年産大豆生産計画・集荷見込み(下))
集荷見込み数量は、北海道は作付面積増加と比例する形で6%増を見込んでいる。それ以外の地区では、前年産が天候不順の影響を受けた産地を中心に増加する予想で、東日本は15%増、西日本は25%増、九州は48%増と、2ケタ増加の見通しとなっている。
〈とよまさり11%増、フクユタカ2%増、エンレイは減少/JA全農主要品種作付け〉
また、生産計画におけるJA全農の主要品種の作付面積と集荷見込み数量は下表の通りとなっている(作付上位10品種)。
作付面積は、昨今需要の強さが顕著なとよまさりが11%増となっているほか、フクユタカが2%増、ミヤギシロメとタチナガハがそれぞれ6%増、おおすずが3%増と増加している以外は、里のほほえみ、リュウホウは前年並みとなっている。ユキシズカも前年並だ。一方で、エンレイは2%減となっている。
集荷見込み数量は、とよまさりは作付増加に比例し、増加見込みとなっているほか、前年産の天候影響を受けて、東日本銘柄の里のほほえみ、リュウホウ、エンレイ、西日本・九州銘柄のフクユタカを中心に、大きく増加見込みとなっている。
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(画像=JA全農 令和3年産主要品種の生産計画)
〈大豆油糧日報2021年7月27日付〉