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(画像=『ワクセル』より引用)

久山さんは株式会社フレンズ英会話の代表を務めています。高校卒業後、印刷工場で勤務していたところから、人生を変えるべく英語力ゼロの26歳のときに、オーストラリア一周一人旅を経験されました。帰国後、大手英会話教室の勤務を経て30歳で「フレンズ英会話」を起業しました。そんな久山さんが英会話を習得する方法について書かれたコラム連載の第1弾です。 大阪で英語教室を起業して16年目の私、周りに聞かれる質問の多くは「英語の勉強法」。でも、この業界ではかなり珍しい経歴の私…「英語は中高生時代ずっと赤点で大嫌い、18で工場就職、海外を旅こそはしたものの、留学として勉強しに行った経験なし」と言うとだいたい驚かれ、より疑問に思われます。「いったいどうやって話せるように?」と。今はスマホやオンラインの普及で情報ややり方が増えたから、余計に勉強法について混乱している方が多くいるように思います。 では早速、私なりの回答「英語が話せるようになるためには」第一回目の今回は「心構え」について話をします。 

「コツ」よりも「努力」

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(画像=『ワクセル』より引用)

えー、そんなん知ってるねん、そんなこと聞きたいんちゃうねん、コツとかおすすめの教材とかアプリとか、そんなんが知りたいねん…という心の声が聞こえてくるのは分かっています(笑) 

でもですよ、一番肝心なのは「努力」です。

どんな良いアプリがあろうが、コツがあろうが、努力は絶対に不可欠。しかもそれは、かなりの長期間。それを忘れていては、絶対に英語が話せるようにはなりません。私の場合は特に英語が全くできなかったので、圧倒的な努力をせねば、人並にすらなれないと思っていました。

でも、それこそスマホがあるから、何か早く習得する方法はあるのでは…と思ってしまう気持ちも分かります。ネット上には「英語力爆上げのコツ」なんていうキャッチーなタイトルの記事がいっぱいありそうですが…そんなコツがあるなら、私が教えて欲しいですよ。つまり、残念ながらラクして習得するようなコツはない、ということです。

ところで、そんなキャッチーなタイトルの代表的な「3カ月でペラペラ」という謳い文句に、なぜ日本人は反応してしまうのでしょうか。それは「中学から高校、大学、そして社会人になっても、いくら勉強しても全然しゃべれるようにならないからこそ、なんとかして習得したい思いがあって、だからこんな広告に目が留まる」のではないでしょうか。でも、たとえ海外で生活しても、3カ月ではペラペラにはなりません! 1日6時間ものマンツーマン授業を行うフィリピン留学でも、ペラペラには届かないと思います。