さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

目次

  1. 健康管理システムにゲーム感覚で学べる学習機能を搭載
  2. 顔認証で勤怠打刻と同時に感情を読み取り、ストレスをチェック
  3. 人材の定着・戦力化のプロセスを構築するコンサルティングを開始

健康管理システムにゲーム感覚で学べる学習機能を搭載

社員の健康を支援し、生産性の向上を目指す企業に対して「クラウド健康経営プラットフォーム」を提供しているWellGoは、法人向け健康管理システム「WellGo」へ新たに「学習モード機能」を搭載した。「WellGo」は、健康診断の結果から、運動・食事・睡眠の生活ログ、勤怠まで、日々のデータを一括管理できる。「学習モード機能」はゲームのメカニズムを利用して、ポイント、バッジ、ランキングシステムで楽しく目標に向かえるデザインとなっており、社員の行動変容をサポートする。設定されたクエストを一つずつクリアしていくことによって、社員が楽しみながら学びを深められる。

企業理念の浸透や人材育成、組織文化の向上のためのツールとして活用してもらうことによって、「企業のミッションやパーパスを社内に浸透させたいが、方法が分からない」などの健康経営や人的資本経営の悩みを効果的に解決する具体策として提案する。

健康管理システムにゲーム感覚で学べる学習機能を搭載 他
パーパスを浸透させるためにも活用

顔認証で勤怠打刻と同時に感情を読み取り、ストレスをチェック

企業の成長に従業員のウェルビーイング向上が欠かせないものとなる中、TIGEREYEは、顔認証打刻サービス「顔パス勤怠」に連動し、感情を読み取りストレスを数値化する「顔パスストレスチェッカー」をリリースした。個人のスマホ・タブレットに対応しているため新たに専用機器を購入設置する必要はなく、従業員の顔を認識するだけで勤怠の打刻と感情を同時に読み取り、グラフ化やアラートでの通知を可能にする。

従業員の出退勤処理と感情記録を一度に行うことで日々の業務フローの中で感情の変化を見つけることが可能になり、早い段階での1on1やコミュニケーションを実施することによって、従業員の健康管理に貢献する。一人一人の出退勤時に収集した感情スコアを基準スコアと比較・分析し、嫌悪や怒りの感情が一定以上上昇するなど基準を超えた場合はアラートで従業員や管理者に通知することで早期対応できる。

健康管理システムにゲーム感覚で学べる学習機能を搭載 他
日々の業務フローの中で従業員の健康を管理

人材の定着・戦力化のプロセスを構築するコンサルティングを開始

優秀な人材の獲得はもちろんのこと、獲得した人材の定着や戦力化を課題とする企業が増えている。こうした課題を解決するため、エンタープライズ向けHR事業を展開するPeopleXは、活躍する社員の採用、カルチャー浸透や社員間の関係性向上、入社後のスキルアップの機会の提供など、社員の成功に導くエンプロイーサクセス構築支援に特化したコンサルティング「Poeple Consulting」を開始した。

企業人事部門が抱える課題、組織フェーズに応じて、業績への影響度が高い施策の立案から実行までを、上場企業の人材開発経験者やCHRO経験者などのプロフェッショナルが伴走支援する。今後はAIをはじめとしたテクノロジーを駆使することで、定量的な報酬データの可視化、離職率の発生因子分析、スキル分析によるキャリア可能性の提示など、新しい時代に適合した総合型HRコンサルティング事業に多角化していく予定だ。

健康管理システムにゲーム感覚で学べる学習機能を搭載 他
エンプロイーサクセスプラットフォームも提供

その他の人材採用や人事関連の記事はこちら