相模屋食料グループ会社・日の出の「堅とうふ」
(画像=相模屋食料グループ会社・日の出の「堅とうふ」)

相模屋食料(2月期)の販売状況は、素材系、新規カテゴリのいずれも好調に推移している。

素材系では、木綿豆腐と充填豆腐3パックの動きが良かった。新規カテゴリでは「BEYOND TOFU」、「ひとり鍋」の引き合いが強かった。中でも「うにのようなビヨンドとうふ」は、6月末時点で累計販売600万パックを達成している。

上期は、総菜系商品の食べ方提案に注力した。「うにのようなビヨンドとうふ」や「カルビのようなビヨンド油あげ」の食べ方が分からないといった声を受け、アレンジメニューを公式サイトやInstagram、店頭POPなどで紹介している。

「ひとり鍋」に関して、相模屋食料は「自分でアレンジできる魅力がある。当社で紹介したレシピを真似してもらったり、レシピを元に発展してもらえたりしているようだ」と話す。最近では、担々麺などピリ辛系や、肉とレモンを組み合わせたさっぱりとしたレシピが好評だったという。

新商品は、「おとうふ惣菜」シリーズより「たんぱく質のとれるとうふスープ海老のビスク」、「たんぱく質のとれるとうふスープ海クラムチャウダー」を9月から発売している。秋冬シーズンでの「とうふグラタン」が人気を得ていることから、豆腐の洋風メニューに対するニーズや期待感が高まっていることを受けてラインアップした。

豆腐と豆乳ベースのスープの親和性が高いことや、豆腐とスープは消費者の関心が高い組み合わせであることから、スープの総菜とした。

今後の施策について、素材系と新規カテゴリの両面をしっかり提案していく。グループ会社の再建も引き続き力を入れる。2月にグループ入りを果たした日の出は、6カ月で単月黒字を達成している。

〈大豆油糧日報2023年9月14日付〉