ヘッジホッグ・コンセプト
(画像=Shyntartanya/Shutterstock.com)
久能 克也
久能 克也(くのう・かつや)
Opty.G.K.代表。「社長が自分で自分をクビにできる」メソッドを伝える。2002年東京外国語大学を卒業後、大手人材会社に入社し3,000人の組織にてマーケティング業務を経験。退社後単身中国上海に渡り、コンサルティング会社を起業し共同経営者に就任した。帰国後、自社や顧問先の経営を劇的に変えたEOS®(Entrepreneurial Operating System/起業家のための経営システム)の普及活動に従事している。10年後のビジョン達成のために「今」すべきことだけに集中し、経営者の負担を軽くしながら業績アップさせるコンサルティングが得意。座右の銘はLess Is More。
訳書:TRACTION トラクション 〜ビジネスの手綱を握り直す中小企業のシンプルイノベーション〜

アフターコロナの予測は役に立たない

コロナ・ショック後の時代を予測する声が喧しいです。「世界大恐慌に陥る」「人と接触できない社会になる」「リモートワークが常態化する」など・・・。しかし本当のところどうなるかなんて誰も分かりません。先を読み心の準備をしておくことは大事ですが、あやふやな未来予測に賭けるよりは「どんな時代になっても生き抜く強さ、しなやかさを身につける」ほうが現実的な戦略です。

考えてみれば、コロナ級の社会変化はまれではないですよね。IT革命・インターネットがそうでしたし、AI・5G・シンギュラリティも控えています。宇宙にも気軽に行ける時代になるかも知れません。大変化が訪れるペースは上がっているようです。そのたびに「今回は大丈夫か」「今度こそ淘汰されるのではないか」などと怯えて暮らしていては楽しくない。

「雨を予測するな。方舟をつくれ」