NFTマーケットプレイス「DOSI」、12月末でサービス終了

LINE NEXTが運営するNFTマーケットプレイス「DOSI」は、2025年12月30日11:00をもって全サービスを終了すると発表しました。

昨年から進められてきたFinschiaチェーンとKlaytnの統合、ならびに新ブロックチェーン「Kaia」への移行方針を受け、段階的に機能を停止する決定です。

サービス終了の背景

Finschiaチェーンの停止とKaiaチェーンへの移行が確定したことで、DOSIプラットフォーム単体の継続が難しくなりました。

運営側はユーザーへの影響を最小化するため、対象NFTのKaiaチェーン移転(Transfer)機能を提供すると説明しています。

今回の発表を受け、X上では「プライベートチェーン依存のリスクが現実に」など、NFTの可用性をめぐる議論が活発化しました。

主な終了スケジュール

段階的な終了スケジュールは次の通りです。

6月30日11:00 アプリストアからのダウンロード停止
8月6日12:00 マーケットプレイス取引、アイテム販売登録、トークン残高確認、いいね機能を終了
9月30日11:00 Finschiaチェーン停止およびDOSlサービス本体を終了
12月30日11:00 マイページ閲覧とNFT移転(Transfer)機能を終了(完全クローズ)

HCLWプラスストアについては、9月に「NEXTマーケット」として再開予定で、ショップ内購入のみ継続されます。

ユーザーへの影響と対応

7月から順次提供されるTransfer機能により、一部のNFTはKaiaチェーンへ移転できます。ただし移転対象はブランド運営会社の判断に委ねられ、すべてのNFTが対象にはなりません。

また、LINEスタンプ付きアイテムはダウンロード済みであれば終了後も利用できますが、未ダウンロード分は使用不可となるため注意が必要です。

保有NFTを移転しない場合、サービス終了後は表示・取引ができなくなります。運営は詳細な対応方針を7月中に改めて案内するとしており、ユーザーは公式サイトおよび各ブランドの追加告知を確認する必要があります。