
暗号資産取引所大手クラーケンは6月26日、法定通貨と暗号資産をまとめて扱えるグローバルマネーアプリ「Krak」を公開しました。
Introducing @Krak. The money app for people who want more.
— Krak (@Krak) June 26, 2025
More ways to pay
More freedom to send
More opportunities to grow
More rewards and money in your pocket
Get Krak 👇https://t.co/iGnDkIQmVb pic.twitter.com/fwac24S2XR
アプリは160か国を対象に、300種類以上の資産を銀行口座情報やウォレットアドレス入力なしで即時送金できるピアツーピア決済を実現します。
Krak公式サイト▶︎https://www.kraken.com/krak
Krakの主な機能
Krakは国内送金を無料、国際送金も手数料ゼロで提供し、ユーザー残高に対して報酬が発生します。
ドル連動型ステーブルコインUSDGには最大4.1%、20種類超の暗号資産ステーキングには最大10%のリワードを設定。
さらに、資産を担保にしたクレジットラインや物理・バーチャルの決済カード「Krak Card」、ENSライクなアドレス短縮機能「Kraktags」も順次導入予定です。
収益源は資産スワップ時の取引手数料が中心となります。
決済市場での位置付けと今後の展望
クラーケンは株式トークン取引や先物プラットフォーム買収など多角化を進めており、Krakは「VenmoやPayPalの暗号資産版」を標榜して決済分野に参入します。
同社のマーク・グリーンバーグ氏は「遅延や高コストを伴う従来金融をブロックチェーンで置き換える」とコメント。
Krakは2026年のIPOを視野に入れるクラーケンの収益多角化を後押しするとみられ、今後は暗号資産と法定通貨を横断する金融サービス拡充が注目されます。
参照:THE BLOCK