Galaxy Digital、初のVCファンドで1億7,500万ドルを調達

暗号資産企業Galaxy Digitalは6月26日、初のVCファンド「Galaxy Ventures Fund I(GVF I)」を1億7,500万ドル超で最終クローズしたと発表しました。目標額の1億5,000万ドルを上回る形となり、機関投資家・ファミリーオフィス・戦略的暗号資産企業など多様なLPが出資しています。

ファンドの概要

GVF I は、オンチェーン経済のインフラとアプリケーションを開発するアーリーステージ企業へ出資します。

投資対象は「金融化アプリ」「ブロックチェーン・プロトコル」「ソフトウエア・インフラ」の3領域で、特にステーブルコイン・決済、トークン化、およびそれらを支える基盤技術に重点を置きます。

これまでの投資で培った実績をもとに、外部資本を募る形へ移行したと説明しています。

初期ポートフォリオと今後の方針

既に1Money、Ethena、Monadなど複数のスタートアップへ出資を実行しており、過去の自己資金投資を含めると支援企業数は120社超に達します。

CEO のマイク・ノボグラッツ氏は「調達環境が厳しい時期の完売は当社チームの強みを示すものだ」とコメント。

今後はオンチェーン決済や資本市場領域で実用性を持つプロダクトを開発する創業初期企業を中心に支援を続ける予定です。

参照:https://www.galaxy.com/newsroom/galaxy-announces-final-close-of-galaxy-ventures-fund-i